米アイダホ州パイエット湖にUMA「シャーリー」出現!? ご当地シーサーペントへの絶叫と歓喜が入り乱れた騒動に
アメリカの湖に、日本人には馴染みのないUMA「シャーリー」が突如として出現、大騒ぎになっている。いったいどんな未確認生物なのか、真実に迫る!
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四国UFOラインの玄関口・寒風山は、UFOホットスポットだった!? 「UFOライン」で35年前に撮影されていたUFOの撮影者を捜索し、当時の証言に迫った。
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四国 高知県と愛媛県の県境を走る「UFOライン」は「いの町道 瓶ヶ森線・瓶ヶ森西線」の愛称。命名については、林道であった同路線がまもなく一般開放されようかという1990年、UFOライン入り口に位置する「寒風山」で撮影された「W形UFO」の写真がきっかけの“ひとつ”である。
ムー編集部によるこれまでの取材でそれは、「UFOありきで、雄峰(ゆうほう)の意味も持たせたネーミング」であるとともに、UFOラインの裾野に位置する寺川地区の人々が日常的に、霊峰石鎚山の方に目にしていたという“光る球伝承”も明るみになった。当時まだUFOラインには一般車両の通行がなかった時代。それは車のヘッドライトなど人工物による光ではなかったことが推測できる。
先日この、UFOライン上にある「山荘しらさ」を訪れた際、筆者はその壁面にとある写真を目にして立ち尽くした。
寒風山で撮影されたUFO写真が新聞記事になっている!
でもあの「W形UFO」ではない! 「UFOライン」命名のきっかけの“ひとつ”とは…つまり、「1990年のW形UFO」以外にも、UFO写真が存在するということだったのか!?
高知新聞の記事によると、この写真の撮影日は1987年10月12日とある。となると…「W形UFO」よりも2年半ほど前に撮られた、もうひとつの「寒風山のUFO写真」ということになる。
短い期間に、同じ寒風山で2件ものUFO撮影事例があったとは驚きだ。記事では、撮影者は高知市内にお住まいの鍵山幹夫さん(当時52歳)とある。
果たして今も高知市内にいらっしゃるのだろうか? お会いして、できることなら元写真を見せていただけないものか。手がかりを求め、高知市内で聞き込み調査を試みることにした。
なにしろ35年前の「UFO写真撮影者」探しである。間違いなく怪まれるのではないかと思ったが……知人など数人を介したところで奇跡的に鍵山さんご本人まで繋がった。そのうえ、「乗せてっちゃろわい」とすぐさま車を出してくださる方まで現れた。
困難な捜索になるかと思ったが、あたたかいご協力のおかげで、異空間を運ばれるが如く鍵山さんのご自宅前に筆者は到着できてしまった。高知の人々の寛大さとUFO耐性に震える。
さっそく事情を説明すると、UFO写真の思い出を囲んでご家族大集合となった。
一家の父である幹夫さんが知人らと4人で登った寒風山での何気ない1枚に「不思議な物体」が写り込んでいたのは、先述のように、今から35年前、1987年10月12日のことである。
幹夫さんはその日、頂上から下山しはじめてまもなく腑(はらわた)に響き渡るような、ドーンという音を聞いて狼狽えたそうだ。
異常な音に驚きながら下山し、帰宅後いつものように、登山途中に撮影した写真フィルムを近所の写真店で現像してもらったところ……
「妙なもんが写っちゅうよ!」と連絡があった。
問題の写真は、仲間たち3人を撮影した、このカットだ。
まさに、筆者が山荘しらさで見た新聞記事の写真の、原本である。
写真には、黒っぽいような、銀色にも見える謎の物体がふたつ、青空に浮かんでいる。
この写真が撮影された当時、「まっこと写っちゅうねー!」と、鍵山さんは家族や友人知人たちと、お祭り騒ぎになったそうだ。そして「いったいこれは何だろう」と思った写真店の店主が高知新聞社に連絡し、高知県UFO研究会(当時)の藤田耕司氏に問い合わせることになった。
藤田氏は、「その時の大きな音は、UFOが接近した時に生じる『E-M(Electro-Magnetic)効果』ではないか」という見解とともに、「左の物体はほぼUFOといって間違いないでしょう」と鑑定。この事件が高知新聞紙面で紹介されると瞬く間に話題となり、ワイドショーの取材班もやってきた。
鍵山さんの次男の雄彦(かつひこ)さんは「テレビ番組では、寒風山は魔の三角地帯、UFO銀座で、(UFOを)見たという人が結構多いといっていた。実際に見たという人の目撃証言なども紹介され、山に基地があるがやないかと話題になりました」と、当時を振り返る。
各メディアを賑わした寒風山のUFO写真は、今でも幹夫さん自慢の1枚だそうだ。
ちなみに、このソニックブームのような現象は1990年の「W形UFO」撮影当時の証言とも似通っている。いずれの写真も「12時半頃」に撮影されたものという共通点があることもわかった。
UFOの出現に居合わせてしまった者を襲うソニックブームのような衝撃……。山の名前の由来となった「寒風」とは、もしや……?
そして幹夫さん保管の資料の束から、なんと「ムー」No.87も発掘された! その号には件のUFO写真が掲載されていたのだ。幹夫さんのUFO写真が掲載された「ムー」は1988年2月号。表紙には掲載ページが記され、大切に保管されていた。
当時の様子を語った雄彦氏は「僕も当時『ムー』を読んだことがあります。矢追純一さんのテレビ番組でもUFO特集をやってましたし、中学校の時の英語の教科書には、flying saucer やアダムスキー型などが登場しました」と語ってくれた。義務教育で「UFO」に慣れ親しんだとは、さすが介良事件の高知だ。
そんな雄彦さんご自身も小学生の頃、高知市内でUFOを目撃したことがあるという。1974〜75年頃のある日の夕方、オレンジ色の光を発しながらZ字にジグザグ飛行する物体を目撃。慌ててカメラで撮影を試みたが、物体の動きが速すぎたせいか写っていなかったという。
聞けば聞くほど飛び出す高知のUFO目撃談だが、近年の調査では、UFOライン周辺での未確認飛行物体の目撃が続いていることも明らかになっている。それはかつて、寺川地区の人々が霊峰石鎚山の方に目にしていたという“光る球”とも何か関係があるのだろうか。
数々の証言が集まるUFOホットスポット、寒風山とUFOライン。今後も飛び出すであろう、新たな物証や証言に引き続き注目していきたい。
そしてぜひあなたも、今日の空を見上げてみて欲しい。
寺田真理子
ライター、デザイナー、動植物と自然を愛するオカルト・ミステリー研究家。日々キョロキョロと、主に四国の謎を追う。
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