「UFOを目撃した大統領」ジミー・カーターが生前語った宇宙人観とは? 非公式の会話内容が判明

文=webムー編集部

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    昨年12月29日に100歳で亡くなった米国のジミー・カーター元大統領。公開された“非公式のやり取り”の中で、カーター氏が語った衝撃の内容とは?

    UFOを目撃した元大統領の宇宙人観

     UFO・UAPにまつわる情報開示の流れが加速する中で、元大統領が異星人に対する考えを語った「極秘資料」が新たに公開された。渦中の人となったのはジミー・カーター第39代米大統領。彼が生前に語っていた内容を、詳しく見ていこう。

    大統領公式肖像(1978年) 画像は「Wikipedia」より引用

     海外メディアの報道によると、公開されたのは20世紀末に、カーター氏と公共ラジオ放送「NPR」コラムニストのスコット・サイモン氏が交わしたUFO・異星文明にまつわる非公式のやり取りだ。
     当時記者だったサイモン氏に対し、カーター氏は自身の見解として「恐れるものは何もない」「異星文明があったとしてもUFOとはなんの関係もなく、大きくてかさばる飛行船を送ってくるとは思えない。おそらくただ監視して、我々を放っておいてくれるだろう」と語ったという。

     そもそもカーター氏は、未確認飛行物体と因縁の深い人物としても知られている。さかのぼること1969年、ライオンズクラブの夕食会で20人以上の男性とともに異様な光景を目撃したのだ。空に浮かんだ光を放つ物体がどんどん近づいてきて、少し離れたところで止まったかと思うと、青・赤・白へ次々と色を変え、ゆっくり消えていったらしい。

    UFO情報の共有を公約するも実現せず

     このように自身が未確認飛行物体の目撃者となったカーター氏は、ジョージア州知事時代に同事件の報告書を国際UFO局に提出した経験を持つ。さらに、1976年の大統領選挙運動中には「UFO目撃に関して、この国がもつあらゆる情報を国民と科学者に提供する」との公約を掲げたこともあった。

     大統領選を制して1977年から米国大統領を務めたカーター氏だが、残念ながら在任中にUFO関連の情報公開には至っていない。曰く「国防に影響するおそれがあり、国家安全保障上の懸念から公表できなかった」という。

    画像は「NPR」より引用

     なお、カーター氏は2005年に「それが宇宙から来たものだと考えたことはない」と発言。また、遠くの惑星や天体からやってきたUFOを政府が隠蔽しているという主張に対しても、「私は信じていないし隠蔽されたという証拠もない。異星人が地球にやってきたこともないと思う」と否定的な考えを示した。さらに2007年のポッドキャストのインタビューで、カーター氏はかつて目撃した未確認飛行物体が「なんらかの秘密の軍用機」だった可能性を示唆している。

     自身が未確認飛行物体と遭遇したことを公言しながらも、一貫して異星文明とUFOの関連性を否定してきたカーター氏。彼の本心と社会的立場との間で、何らかの葛藤があった可能性は? 本人亡き今となっては、真意を確かめることはもはや不可能なのだろうか……。

    【参考】
    https://nypost.com/2025/01/11/us-news/jimmy-carters-off-the-record-thoughts-on-ufos-alien-civilizations-revealed/

    webムー編集部

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