人類は第三次世界大戦を経て“超人類”に進化!? 飛行能力や超感覚の獲得を有名生物学者が主張

文=webムー編集部

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    何百万年という途方もない時間をかけながら進化してきた人類。なんと今後、第三次世界大戦を経て“超人類”になるというーー!

    過酷な環境に適応し飛行能力も獲得!?

     ロシアによるウクライナ侵攻、そしてイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの侵攻ーー混迷を深める国際情勢だが、これが「第三次世界大戦」へと発展した場合、なんと人類が「超人類」に進化する可能性があるという。

     驚愕の主張を展開しているのは、世界トップクラスの生物学者のひとりで、英オックスフォード大学教授のティム・コールソン氏だ。現地「Oxford Mail」の報道によると、世界規模の核戦争を経た終末世界を生きる人類の間では自然淘汰が発生し、極端な環境圧力に応じた“遺伝子の変化”が促されることになるようだ。

    ティム・コールソン教授 画像は「Oxford Mail」より引用

     では、具体的にどのような進化が起きるかというと、まず現在の人間と比べて強靭で健康的な肉体をもつ超人になるという。さらに、脅威を察知したり食べ物を見つけたりするために、視覚・聴覚・嗅覚などが強化された超感覚も発達。コールソン教授いわく「日本の忍者」の特徴と重なる、卓越した体力・スピード・狡猾さを手に入れるだろうとのことだ。

     最も大きな身体的変化として挙げられているのが、捕食者や極端な気象条件への防御手段となる「弾力性を備えた皮膚」。さらに、移動することが生存の重要な要素となった場合、人間の体格はより小さくなり、骨は軽く筋肉は強力に。翼のような器官が生じて「コウモリのように飛ぶ能力」さえ発達させることもできるという。

    ティム・コールソン教授 画像は「Oxford Mail」より引用

     促されるのは肉体的進化だけではない。過酷な環境における問題を解決し、失われた技術や科学的知識を再構築するための「ハイパーインテリジェンス」も与えられるかもしれないそうだ。

    生存・繁殖が容易に続くと“退化”することも

     コールソン教授が提唱した超人的進化はあくまでも可能性の範疇であり、教授自身も「人類が将来どのようになるかを予測する上で、課題のひとつが環境の変化だ」とコメント。「私たちは環境の多くの側面を変えてきた。人類が現在経験している自然淘汰の要因が、1世紀後や1000年後も存在すると想定すべきではない。だからこそ、進化がどのような紆余曲折をたどるか予測するのは非常に難しい」と述べている。

     一方、「人類が超人に進化する可能性は、人類がより愚かになる可能性とほぼ同じ」と気になる言葉も残している。第三次世界大戦が回避され、文明が生存と繁殖を容易にし続ければ「新たな生存特性」が不要となり、知性など既存の特性のいくつかが失われていく恐れもあるという。

    ティム・コールソン教授 画像は「Oxford Mail」より引用

     文明が崩壊した時点で環境も劇的に変化すると予測しているコールソン教授は、古代エジプトやマヤ文明が崩壊したように、現代文明がいつまでも残るとは限らないと言及。「文明はより大きな愚かさと怠惰を選択するかもしれないが、結果的にその崩壊が超人を生み出すかもしれない」と複雑な心境を明かしている。

     たとえば1000年後、人類はどのような姿になっているのか。超人類へのロマンはあっても「愚かで怠惰な選択」をした結果なら、決して喜ばしい進化とは言えないだろう。

    【参考】
    https://www.oxfordmail.co.uk/news/24767213.oxford-professor-says-ww3-turn-humans-superheroes/

    webムー編集部

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