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米コロラド州のハイカーが偶然撮影した不気味な怪物──。山の断崖絶壁をよじ登る、巨大な「ヒューマノイド」らしき生物の正体は?
旅先の景色や思い出を残すために、写真を撮ったり動画を回したりする人は多いだろう。しかし、時として“まったく意図していなかったもの”が映り込むこともある。米コロラド州のロッキー山脈で、トレッキングを楽しんだ旅行者が撮影データを確認したところ、断崖絶壁をよじ登る無気味なヒューマノイドらしき姿を発見。SNS上では現在、その正体をめぐって活発な議論が巻き起こっている。
海外メディアによると、騒動の渦中に立たされているのはジェシー・クローソンさんとカミーユ・アヴァレラさん。2人が訪れたのは標高4346メートルを誇るロングス・ピークだ。
そこで撮影された1枚の写真が捉えていたのは、切り立った岩肌にへばりつく細長い手足の“何か”。画像をズームしてようやく確認できる距離感ではあるものの、周囲の岩肌と比較して思いのほか巨大な体だということがわかる。2人によれば、身長は20フィート(約6メートル)ほどだという。
とはいえ、これがはっきりと生物だと確認できたわけではない。実際に彼女たちは、人間らしき特徴を具えていると認識しつつ、岩の一部ではないかとも疑っているようだ。そこで第三者に意見を求めようと画像を投稿したところ瞬く間に拡散され、情報番組『INSIDE EDITION』に取り上げられるなど一気に注目を集めることになった。
2人が意図せず撮影した怪物について、ネット上ではエイリアン説やロッキー山脈で目撃されているUMAビッグフット説などが唱えられている。一方で脳が抽象的なパターンの中に“意味のある形”を見出してしまうパレイドリア現象を指摘する声もあるが、周囲の岩肌と明らかに質が異なることを考えると、錯視だと結論づける考察には首を傾げざるをえない。
細長い手足を有した存在となると、その正体が怪人「スレンダーマン」である可能性も考慮すべきかもしれない。ロッキー山脈のような高地で目撃される事例は極めて珍しいものの、世界各地で報告が相次ぐスレンダーマンのビジュアルと比較しても大きな差異はない。インターネットを介して拡がるネットロアのキャラクターとはいえ、ロングス・ピークの怪物もスレンダーマンだと仮定するならば、異様な長身であることも説明がつくではないか。
8月にはメキシコのビーチで、スレンダーマンの可能性もある二足歩行型の怪物が目撃されたばかり。片や断崖絶壁、片やビーチと環境は対極的だが、いかにも神出鬼没なスレンダーマンに相応しい行動パターンといえるかもしれない。
webムー編集部
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