UFOに拉致され、謎の手術を受けた「バッタ型異星人」遭遇事件! 両手のひらに残された凹みの意味は…!?
カナダ・ユーコンの森で、人間と昆虫のハイブリットのような存在が目撃されている。頭はバッタ、2本脚で立ち、ボディスーツを着た”バッタ人間”の正体は――!?
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驚くほどに鮮明なダイヤモンド型UFOが撮影された「カルヴァイン事件」が新たな動きを見せている。撮影者を知る人物から新たな証言がもたらされたのだ――!
イギリス政府による隠蔽が疑われている「カルヴァインUFO事件」は1990年に発生したが、2022年になって関係者が衝撃的なUFO写真をリークして広く世に知られることになった。
情報公開の規定に基づき、本来は2021年に同事件の関連資料が公開されるはずであったが、なぜか直前になってイギリス政府は公開を(2072年1月1日まで)50年遅らせる決定を下した。つまり、22年のリークがなければ、今を生きる多くの人々は事件の真実についてまったく把握することなく一生を終えてしまうところだったのだ。
カルヴァインUFO事件のあらましについて、これまでムーでも複数回にわたりお伝えしてきたが、ここでもう一度簡単に確認しておこう。1990年8月4日の夕刻、スコットランド・カルヴァインの丘陵地帯でハイキングを楽しんでいた2人の男性(共にシェフ)が謎めいた菱形のUFOを目撃し、写真を撮影した。その時、上空にはUFOを追跡しているかのように見える戦闘機の機影もあった。
男性らはこのショッキングな写真を英紙「Daily Record」編集部に送ったのだが、なぜか記事になることはなかった。というのも、同紙編集部が話の裏付けを取るために軍当局に連絡したところ、写真の引き渡しを要求され、目撃事件の公表を禁じられたというのである。
この一件について、2009年の時点で国防省筋から情報を入手し、興味を持ったシェフィールド・ハラム大学の研究員でジャーナリズムの講師であるデイビッド・クラーク氏は調査に乗り出した。調査の過程で同氏は、元イギリス空軍の広報担当官クレイグ・リンゼイ氏に接触。そして退官後のリンゼイ氏が自宅に保管していたUFO写真を目の当たりにし、2022年8月に英紙「Daily Mail」での公開に踏み切ったのだ。
クレイグ・リンゼイ氏への取材で、カルヴァイン事件に関するさまざまな事実がわかってきたのだが、肝心の当事者で撮影者である2人の男性の身元と消息については、今も謎のままである。
ここからが最新ニュースだ。今回、クラーク氏の調査に進展があった。なんと、事件の当事者で行方がわからなくなっている2人の同僚であったシェフ、リチャード・グリーブ氏(事件発生時は21歳)がついに口を開いたというのだ。
1990年当時、スコットランドのピトロッホリーにあるホテルのレストランに勤務していたグリーブ氏。事件直後のある夜、休憩時間にいつものように仲間とキッチンの外に出て、飲み物を片手にタバコをふかしていたのだが、たまたま居合わせた当事者である2人のシェフが、事件の詳細について話しはじめたという。
2人のUFO目撃談に真剣に耳を傾けていたグリーブ氏たちだったが、その最中、彼らの近くに黒い乗用車がやってきて停車した。そして中から黒いスーツを着た2人の男が現れ、目撃談を語る2人のシェフの名前を呼んで車に来るよう命じたという。この2人の男の姿は、まさに黒ずくめの男たち――MIB(メン・イン・ブラック)そのものであった。
そして、グリーブ氏を含むグループの残りの者はキッチンに戻るよう指示され、2人のシェフは事情聴取のために車で連行されてしまったという。
連れ去られた2人の身に何が起きたのか? 翌日から2人は別人のような振る舞いになり、休憩中の雑談にも決して加わろうとせず、少し経つと2人ともレストランを辞めてしまった。2人のうちの1人は、彼らがあの日に目撃したものは「アメリカ人に関するもの」であると仄めかしていたとのことだ。
店を辞めた2人のその後の消息はまったくわからず、グリーブ氏もそれ以来一度も見かけていない。グリーブ氏は2人について、まさに謎の失踪を遂げたのだと説明している。
グリーブ氏は今や2人の名前を完全に忘れてしまったと話しているが、あのUFO写真の裏には「ケビン・ラッセル」という名前が書かれていた。誰が名前を書いたのかはわからないが、この名前が2人のどちらかである可能性はかなり高そうだ。
なお、クラーク氏とスタッフは18か月をかけて「ケビン・ラッセル」を140人割り出して連絡してみたが、全員が「この写真を撮影したことはない」と答えた。たとえ本人がいたとしても、何らかの理由で名乗り出られない可能性もある。何も言わずにレストランを辞めてしまったくらいなので、この件に関しては黙秘を続けるしかない理由があるのかもしれない。
では、衝撃のUFO写真に関する検証は進んでいるのだろうか。
カルヴァインUFO事件の写真が捉えていたダイヤモンド型UFOは、イギリス空軍(RAF)のジェット機に追跡されたエイリアンの宇宙船だと考える者もいれば、開発中の極秘のステルス軍用機だと考える者もいる。
一方のクラーク氏は、カルヴァインUFOが目撃された1990年8月4日が湾岸戦争の初期と重なっていることを指摘している。
カルヴァインUFOによく似ているF-117ステルス戦闘機は後に実用化されたが、その他にも多くの試作機がイギリスの空でもテスト飛行していたのかもしれない。クラーク氏によれば、アメリカ政府はこの時期にUFOとよくに似た形状の試作機を飛ばしていたことを認めており、その中には、ホバリング可能な三角形状の機体もあったということだ。カルバインのUFOもそうした試作機の一つだった可能性がありそうだ。
アメリカ国防総省の全領域異常解決局(AARO)は最近、多くのUFO目撃が実際には国家安全保障上の機密性の高いプログラムと誤認されたものだったとする報告書を発表している。報告書には、実験機がテストされていた米軍施設(「エリア51」など)の近くで1990年代に目撃された事件についての言及もある。そして実際、目撃されるUFOの特徴には、当時テストされていた極秘開発の試作機の特徴と一致する点も多かったのだ。
とはいえ、カルヴァインUFO事件の写真は「加工されたものだ」とする指摘も少なくない。画像の真正度について、最新の分析ではどう見なされているのか。
シェフィールド・ハラム大学の写真学科上級講師、アンドリュー・ロビンソン氏は、同事件のUFO写真を詳細に分析し、そこにはネガや印刷による加工の証拠がまったくなく、目に見えるすべての兆候から、本物の写真であると結論づけている。以下がその詳細である。
●この写真は標準的にプリントされた写真である。
●フレームの中央にある物体を特定することはできない。しかし、現存する証拠から、この物体は写真が撮影されたときにカメラの前に、示された位置にあった。
●したがって、これは本物の未確認飛行物体であるか、またはカメラの前で行われた人為的操作である。
●この分析結果は、歴史的写真であるという主張となんら矛盾なく、それを裏づけるものだ。
写真には加工された形跡は見られず、それがなんであれ実際にカメラで映されたものであるようだ。
ここにきて再び新たな展開が伝えられ始めたカルヴァインUFO事件。はたしてそこに写っていた物体はエイリアンの乗り物なのか、それとも米軍の極秘の軍用機なのか。そして消えた当事者2人の行方は――? 少なくとも2072年になる前に全ての真実が明かされることを期待したいものだ。
【参考】
https://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/my-two-pals-mysteriously-vanished-32987199
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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