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日本時間4月9日、北米で「スーパー皆既日食」が観測される。単なる天文イベントではなく、暴動や災害への警戒が進んでいるのはなぜか?
終末のカウントダウンが始まるのだろうか。2024年4月に起こる皆既日食が、神の裁きが始まる前兆だとしてアメリカを中心に大きな話題になっているのだ。
皆既日食が起こるのは2024年4月8日の午後(日本時間4月9日)。これはメキシコからアメリカ中東部、カナダ東部を横断するという大規模なもので、地域によっては最長約4分30秒もの間、壮大な日食が見られるという近年稀な「スーパー皆既日食」である。
アメリカでは、テキサス州、ミズーリ州、インディアナ州、オハイオ州、バージニア州、ペンシルベニア州、ニューヨーク州などを含む広い範囲を通過することが推測されているのだが、現地を驚かせたのはその規模だけではない。
軌道となる州では一部学校が休校となる他、住民は食糧の備蓄やガソリンの充填が推奨されており、うち4州では災害宣言を発令。携帯電話以外の通信手段に加え、クレジットカードが使用不可となった場合に備え現金の確保が勧められている。
これについて当局は「日食に伴う観光客の増加を懸念しての対応」としているものの、暴動鎮圧や災害救助時に派遣される州兵の出動をも発表していることから、「いったい何が始まるんだ」「わずか数分の日食のために理解できない」として騒然となっているのだ。
しかしながら人々が最も不気味に感じているのは、その軌道である。なんと今回のスーパー皆既日食は、ある共通した名前の町を7ヶ所付近を通過するというのである。
その町の名前とはーー「Nineveh」だ。
地方によって違う読み方をする町もあるがスペルは同じであることから、ここでは「ニネベ」で統一しよう。
お気づきの方もいるかもしれないが、「ニネベ」とは旧約聖書に登場する古代アッシリアの都市。神は堕落したニネベを滅ぼそうとするも、預言者ヨナの言葉でその行いを悔い改めたため、破壊を逃れることができた町である。
そしてアメリカには7ヶ所、このニネベという名前の町があるのだが、驚くことに今回の日食では全ての町で日食が観測できるというのである。
そこで7つのニエべで太陽の光が消える日ーーつまりこれは黙示録にある7つの封印が開き、神の裁きが始まる前兆ではないかとして話題になっているのだ。
この日に何が起きるかはもちろん全て推測でしかない。しかし以前の記事で警告しているように、メキシコ最強と評判の魔術師たちもまた4月8日の日食にまつわる恐ろしい予言を残している。これはただの偶然なのだろうか。
彼らの予言はこうだ。日食が始まると地上は闇の三日間に包まれ、人類滅亡のカウントダウンが始まる、というもの。残された時間を悔い無く最大限に生きてほしいと語っている。
日食が重力に影響を与えるというのは広く知られている話である。なかには巨大地震やポールシフトなどを懸念する声もあるが……。まずは落ち着いて日々を大切に過ごしていきたいと思う。
参考
https://www.newsweek.com/texas-official-warns-people-stock-food-ahead-solar-eclipse-1878477
遠野そら
UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。
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