巨大な岩山にUFOポータルがある! メキシコのミステリースポット「ペーニャ・デ・ベルナル」の神秘/遠野そら

文=遠野そら

    その岩山は、巨大な磐座!? メキシコのパワースポットはUFOも集まるマジカルな街だった。

    岩山を見上げる聖地にUFOが集まる

     日々UFOの目撃報告が絶えないメキシコには、ポポカテペトル山テポストランなどUFOスポットが多数、存在する。
     世界三大モノリス(一枚岩)のひとつにあげられる「ペーニャ・デ・ベルナル」も、実はUFOスポットのひとつだ。麓の村では古くから奇々怪々な伝承が何代にも渡って語り継がれており、UFOの出現はもちろんのこと、宇宙人遭遇事件も報告されるメキシコ有数のミステリースポットなのである。

    ペーニャは岩の意味。地名は「ベルナルの岩」という意味になる。

     ペーニャ・デ・ベルナル(以下ペーニャ)は、メキシコ中央部ケレタロ州郊外に位置する標高2510メートルの岩山である。メキシコ国立自治大学によるとペーニャは今から約870万年前、火山河口部から噴出したマグマが急速に冷え固まり形成された岩山で、シリカを多く含むデイサイトで構成されているそうだ。

     まるで地中のエネルギーがむき出しになっているかのようなペーニャだが、古来、ここは先住民族の神事における重要な聖地であった。古くから山には宇宙の磁力を集めた電磁場があり、春分(3月21日)と秋分(9月23日)の日は山のエネルギーが増大すると信じられているそうだ。これにははっきりとした科学的根拠は認められていないが、春分・秋分の日になるとペーニャ周辺ではUFOの目撃が多発することから、村はUFO観測を目的とした観光客やスピリチュアリスト達で大いに賑わうのだという。

    メキシコ政府観光により「プエブロ・マヒコ」として選ばれた可愛らしい町並み。

     ご存知の通り、古くから「聖地」にまつわるミステリーは非常に多い。その理由については諸説あるが、ここペーニャも不可思議な現象が多発しているホットスポットで間違いないだろう。

     事実、2018年3月21日には、ペーニャの春分祭典でUFOが捉えられ大きな話題になった。当日は多くの観光客が撮影に成功、はっきりと映り込んでいたUFOの姿に世界中から驚愕の声が上がったが、注目を集めたのはそれだけではない。なんと南米チリでも同日、全く同じ形のUFOが撮影されていたのである。

    2018年3月21日の春分の日に撮影されたUFO。驚くことに同日南米チリでも全く同じ形のUFOが撮影されている。現地のUFO関係者から提供された写真。

    小柄な妖精は異星人なのか?

     ペーニャ・デ・ベルナルがUFOスポットである理由には、先住民族に代々伝わる『小柄な生命体』の伝承も関係している。これは時に精霊や妖精の姿で描かれているのだが、そのほとんどが、小柄で、大きく黒くつり上がった目に細長い手足ーーと、現代でいう典型的なグレイタイプに類しているというのだ。これがはるか遠い昔の伝承ではなく、2000年代に入ってからも同様の目撃・遭遇の報告が絶えないというから驚きとしか言いようがない。

     ケレタロ宇宙協会の会長、ルイス・アルフォンソ・ロペス氏は「ペーニャの地下にはUFOの出入り口、ポータルとなる巨大な基地がある」と主張。UFOはペーニャが発する強力な磁力をチャージし、推進エネルギーとして活用していると述べている。もしこれが事実だとしたら、先述の「チリに出現したUFO」はペーニャの地下基地をポータルとして移動したことになるが、この説には肯定的な意見が圧倒的に多いようである。

    滞在したホテルにもペーニャを描いた絵があった。

     ムー旅メキシコの旅程では、ペーニャの麓で宇宙人に遭遇した人物のインタビューに成功している。これはまた追って報告するが、ロペス氏の仮説が事実だとしたら、ペーニャで報告されるミステリアスな現象の多くがUFO地下基地へと繋がるのではないだろうか。
     地元では「信じられない出来事が当たり前のように起こるため、騒ぎ立てるほどではない」と慣れっこのようだが、はたしてペーニャ・デ・ベルナルにはどのような秘密が隠されているのだろうか。次は宇宙人と遭遇した人物のエピソードをもとにその真相に迫りたいと思う。

    極稀にペーニャが紫色に光り輝く現象が起こるという。現地のUFO関係者からの提供。

    遠野そら

    UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。

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