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北米を代表するUMA(未確認動物)として、今も目撃情報が絶えないビッグフット(サスカッチ)。これまで数々の写真や足跡は報告されているが、捕獲や死骸など実在を決定づける証拠がないまま現在に至る。通常、彼らは森林地帯に潜み、毛で覆われた巨体で二足歩行する獣人タイプのUMAと考えられている。
米オクラホマ州では捕獲した者に200万ドル(約3億円)の懸賞金を支払う法律が定められる一方、ワシントン州では保護区も制定されるなど、世界各地のUMAの中でも突出した社会的影響力を誇るビッグフット。もちろん多数の調査団体も活動しているが、とりわけ知名度の高い組織がワシントン州を拠点とする「Rocky Mountain Sasquatch Organization(RMSO)」だ。
これまで同団体が公開した数々の写真や映像を紹介してきたが、新たに信憑性が高いビッグフット目撃報告と、世にも珍しい“雄叫び”の音声が届けられた。さっそく10月24日に公開された動画を見てみよう。
今回、意を決して過去のビッグフット遭遇体験をRMSOに報告したのは、テネシー州出身のハーレーさん。3年前、ヴァージニア州リック・フォークの森林地帯にある製材所に勤務していたハーレーさんだが、とある日の休憩中にトラックから飲み物を取り出していると、木立の向こうから不気味な唸り声が聞こえてきた。二度目にその唸り声が聞こえた時、彼は注意深く周囲を見渡した。すると、木の陰から大きな真っ黒い人影がこちらを見つめていることに気づいたという。
「私が凝視すると、向こうは隠れてしまうのですが、幸運にも写真を撮ることができました」(ハーレーさん)
当初はクマだろうと考えていたが、その動きや仕草から何かが違う。不安に駆られながらも、どうすることもできないハーレーさん。ところがその夜、さらに彼を怯えさせる出来事が起きたのである。日が沈み、すっかり静まり返った森に、今までに聞いたこともない何者かの雄叫び(もしくは遠吠え)が突如として響き渡ったのだ。動画でもわかる通り、野生の咆哮というよりも、“歌声”を思わせる澄んだ声色がより不気味さを際立たせている。
この森には得体の知れない“何か”が潜んでいる――! ハーレーさんは疑念を深めつつあったが、さらに数日後、それが確信に変わる出来事に見舞われる。なんと製材所近くの森で、やはりこれまでに見たこともない複数の巨大な足あとを発見したのだ。これだけのことが続けば、もはやビッグフットに追われている可能性さえ疑いたくなるだろう。
その後、幸いにも何事もなかったようだが、ハーレーさんが一連の出来事を調査団体に報告するまで3年を要した理由は明かされていない。いずれにしても、個人がわずか数日のうちにビッグフットの姿を目撃し、雄叫びを聞き、足あとを発見した事例は前代未聞ではないだろうか? この時、ハーレーさんはビッグフットに狙われていたのだろうか? RMSOによる詳しい調査が望まれる。
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webムー編集部
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