エリア51に高さ100mの巨大モノリスが突如出現! テレポーテーション施設や3Dホログラムか
疑惑の宝庫である「エリア51」の敷地内に、突如として高さ100メートルもの“モノリス”が建てられていたことが波紋を呼んでいる。いったい誰が何の目的で建てたのだろうか――。
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今から9年前、エリア51付近で謎の洞窟を発見したというYouTuberが突然消息を絶った事件に再び注目が集まっている。彼は何を見てしまったのか? そして今、どこにいるのか?
今から9年前、疑惑の米空軍基地「エリア51」の近郊に“秘密の洞窟”を見つけたと主張する著名ユーチューバー、ケニー・ビーチ(当時47)が行方意不明になった。この未解決事件が昨今、再び多くの人々の注目を集めており、陰謀的文脈での考察も加速しているようだ。
彼が発見を公表したのは2014年10月のこと。発見直後に行われた配信の映像は今も残されており、ミーム的な扱われ方をされることも多い。彼はチャンネル(@snakebitmgee)登録者に向けて自分の後に続くよう訴えたが、2014年11月10日に現場への3回目の探索に出かけた後、行方不明になってしまった。
当時、彼は次のようにコメントしていた。
「ネリス空軍基地(エリア51)の近くで調査を行っていた時、奇妙な洞窟を見つけた。入口はアルファベットのM字型で、中に入ろうとしたが体がものすごい勢いで震え始めた。入口に近づくにつれて、振動はより激しく感じられた。とても恐ろしくなって、結局その場から離れた」
この時、ビーチは無事に帰ってきたが、彼のサイトにはこんな書き込みもあった。
「だめだ! もう絶対に戻ってはいけない。あの洞窟の入口を見つけても、中に入ってはいけない。出て来られなくなるぞ」
そして、彼は消息を絶ってしまった。同年11月22日、スマートフォンが砂漠にある廃炭鉱の入口で発見され、ビーチのガールフレンドが「彼は自殺したかもしれない」と語っているという噂まで流れた。
筆者はエリア51に数回足を運んでいる。周囲には乾いた土地が広がっており、ところどころで牛や羊が放牧されている。そういう風景の中でも、小高い丘や台地状の部分が散見され、洞窟はこうした構造の地下に広がっていることがイメージできる。もちろん、人の気配はまったくない。
だからこそ、マフィアやギャング映画では、ネバダ州の砂漠に連れて行かれて“始末”されてしまう人が頻繁に描かれる。そして、現実に行方不明になる人も決して少なくない。
探検系ユーチューバーとして知られていた彼は、砂漠に足を踏み入れる時にGPSはおろかコンパスさえ持参しなかったというが、あまりの無謀さを指摘する識者の声は昔からあった。ビーチが消息を絶ったのは、不幸な事故の結果なのか。あるいはエリア51近郊という場所柄、決して表に出てはいけない要素が絡んでいたのか。
失踪直前、ビーチは必要最小限の装備で砂漠に向かうと、10時間にわたってM字型の入口の洞窟を探し回り、エリア51の南に位置するシープ・マウンテンという山に登っていたことがわかっている。ビーチはエリア51に特化したユーチューバーではなかったが、付近の砂漠地帯で動画を撮りためていく過程で、お気に入りの観測スポットを見つけたのだろう。M字型の入口の洞窟も、シープ・マウンテンを起点にして発見したに違いない。
エリア51に関するオフィシャルな動きとしては、CIAがその存在を認めたところで止まっている。何が行われていたとか、どんな研究プロジェクトがあったという具体的な話はひとつも出ていない。
もしかしたら、長年噂されるエイリアンテクノロジーに関する極秘プロジェクトがいまだに続けられていて、ビーチはそういうものと深く繋がった“M字型の入口の洞窟”を見つけてしまったのかもしれない。いずれにしても映像がまったく残されていない以上、今となっては全て憶測の域を出ない。
TikTokで検索をかけてみると、今ケニー・ビーチ失踪事件関連の映像がかなりヒットする。CNNが『Real Life Nightmare(現実になった悪夢)』というドキュメンタリー番組を製作したり、仲間のユーチューバーがトリビュート的なニュアンスで「ビーチの足跡を辿る」というタイトルの動画をアップロードしたこともあり、彼の失踪事件について再び多くの人が注目しているのだ。
ビーチは本当に行方不明になってしまったのか。もし死亡しているならば、遺体が見つからないのはなぜか? そして、そもそも失踪の原因となった洞窟はどこにあるのか? 謎は深まるばかりだ。
【参考】
https://www.ranker.com/list/kenny-veach-disappearance/jodi-smith
https://www.unilad.com/news/kenny-veach-area-51-cave-disappearance-strong-vibrations-800629-20230626
https://high-strangeness.fandom.com/wiki/Disappearance_of_Kenny_Veach
宇佐和通
翻訳家、作家、都市伝説研究家。海外情報に通じ、並木伸一郎氏のバディとしてロズウェルをはじめ現地取材にも参加している。
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