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人面巨石をはじめ、稼いで次々と発見される“あるはずのない”もの。しかし、NASAの画像はすべて修正が加えられているという噂もある。この事実を我々はどう考えるべきなのか――!?
火星のシドニア地区にある人面巨石。幅1.6kmという巨大な顔は人工建造物なのか。自然に形成されたものでなければ、作ったのは誰なのか。
1976年にバイキング1号が撮影した写真は、まさに衝撃だった。発表された直後から世界中の関心が集まったが、NASAは冷淡な態度を見せるばかりだった。それどころか、直後に別の写真を発表している。この2枚目の写真を論拠にして、人面巨石は単なる目の錯覚であるというコンセンサスが無理やり保たれている状態が現在まで続いているのだ。
しかし実のところ、シドニア地区の異常構造に関するさまざまな話は、かなり昔から語られてきた。それに、近年は火星表面のあちこちで人魚やイグアナであるとか、地下施設への入口としか見えない巨大な扉など、本来“あるはずがない”ものが写り込んでいたとして、ネット上でさかんに暴露され続けている。
ただその一方、昨今は火星表面の物体の“あるがまま”を写した画像は公開されたことがないとも言われている。80年代からNASAには「エアブラシ・セクション」という部署があって、画像の不都合な部分に修正が加えられていたという話もあるし、実際にこの部署で働いていたという女性が口を開いた暴露記事もある。
つまり、NASAが現在公開している画像は、そこに不可解なものが写っていようがいまいが、全てNASAが公開してよいと判断したものなのだ。この事実をどう考えればよいのか。
探査機が撮影した画像に手を加え、時に不可解なものを消去し、時に不可解なものをそのまま残し、NASAが積極的に画像を公開する理由――それは、「開かれた風通しのよい機関」というイメージ戦略などではなく、来るべきグレート・ディスクロージャーに向けての地ならしではないかという指摘も少なくない。
NASAは政府機関なので、米政府の意向に従って行動するのは当然だ。となると、火星の超古代先進文明についてのディスクロージャーのタイミングについて、歴代大統領が一定のコンセンサスを共有していた可能性も捨てきれない。つまり、グレート・ディスクロージャーに向けて情報を(調整しながら)小出しにすることで、NASAと米政府は人々の反応を観察しているのではないか。
では、そのグレート・ディスクロージャーはいつ到来するのか。
人面巨石をはじめとする異常構造が超古代先進文明の遺産であるという説を信じる人たちの間では、とある計画がもうすぐ実行に移されると考えられている。それこそが、火星の超古代先進文明からのリバースエンジニアリングによって火星移住を目指すという一大事業「プロジェクト・ペガサス」だ。
このプロジェクト・ペガサス絡みで忘れてはならない人物がいる。アイゼンハウアー元大統領のひ孫であるローラ・アイゼンハウアーだ。彼女は政府関係者から入手した情報を基にしてさまざまなメディアで持論を展開し、一時期かなり注目されていた。地球と火星の間に横たわる7528万キロという天文学的な距離がしばしば問題視されるが、彼女によれば「プロジェクト・ペガサス」ではジャンプルームという施設でのテレポーテーションが用いられるという。
前述のとおり、「プロジェクト・ペガサス」が実現するのは2025年であると考えられている。あと1年と少し。ひょっとしたら、NASAの役割は、それまでに火星の超古代文明というショッキングな真実に少しずつ人々を慣れさせることにあるのかもしれない。そして何年か後には、火星の超古代先進文明の存在が教科書的な事実になっていてもおかしくはないと思うのだ。
【参考】
http://ufosightingshotspot.blogspot.com/2023/04/uncovering-martian-mysteries-what-nasa.html
宇佐和通
翻訳家、作家、都市伝説研究家。海外情報に通じ、並木伸一郎氏のバディとしてロズウェルをはじめ現地取材にも参加している。
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