スペースXのロケットとUFOがニアミス!? イーロン・マスク沈黙の理由と“もう一つの謎”/宇佐和通

文=宇佐和通

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    今年3月に打ち上げられたスペースX社のロケット画像に、はっきりとUFOが写り込んでいた! なぜ、今回イーロン・マスクは沈黙を貫いているのか、憶測が憶測を呼ぶ事態に発展中!

    ファルコン9ロケットに近づくUFO?

     2023年3月に打ち上げられたスペースX社のファルコン9ロケットによって、衛星通信サービス「スターリンク」用の新たな衛星が敷設された。その後、宇宙空間を移動するファルコン9の画像もネット上にアップされたが、そこにUFOとしか思えない奇妙な物体が写り込んでいた。

     画像を確認すると、宇宙空間のかなり遠方ではあるが、いわゆる銀玉型UFOがたしかに写り込んでいる。先月アメリカ議会で開かれたUAP公聴会の席上で「正体がわからない例」のひとつとして紹介された、イラクのモスル上空に現れた飛行物体とよく似ている。宇宙空間でも同じ状態で飛ぶのだろうか。

    画像は「CNBC」より引用

     発見者はSNSプラットフォーム「Gab」のユーザー(ハンドルネーム=THX1138bro)だ。このGabはかなりクセが強いSNSとして有名で、「他のSNSを追放された(ネオナチや白人至上主義者といった)極右のインターネットユーザー」がプラットフォームとして利用しているという。

     今回のUFO画像は大手メディアCNBCのサイトにも掲載されたが、こちらを見てUFOの存在に気づく人はいなかったようだ。しかし、UFOが写り込んでいると判明した後もCNBCは平然と掲載を続けており、スペースX社CEOのマスク氏のツイッターでも「スターリンクV2衛星初の軌道到達」という無味乾燥なキャプションがあるのみ。この物体を完全に無視しているようだ。

     スペースX社のロケットに関しては2016年、発射台に据えられたロケットにUFOが近づいた直後に爆発が起きるという事件も起きている。この時、CEOのイーロン・マスク氏は「UFOの影響も(事件の原因として)除外しない」という旨をツイートして話題になった。今回は事故が起きているわけではないため触れないということなのだろうか。

    TwitterでなくGabで、という疑問

     いずれにしても、アメリカではマスク氏自身が無視を決め込んでいること、最初にUFOと思われる物体が発見されたのがGabだったことで、さまざまな憶測を呼ぶ事態に発展しており、一連の出来事を意図的なリークと考える人たちも少なくない。もし、これが意図的に行われているならば、情報を公表するSNSは慎重に選択されているはずだ。前述の通り、特異なSNSであるGabがあえて選ばれた理由は何なのか、新たな謎が生じてくる。

     そのような経緯から、宇宙空間を飛ぶ衛星のカメラがUFOらしき物体をとらえたということはもちろん、UFO騒ぎがGab発だったということの意味を探る動きが盛り上がりを見せている。このあたり、今回の映像は情報の流出の方向性を考えていく上でとても重要な例になるかもしれない。これから先、UAP関連情報で信頼できるプラットフォームはGabであるというトレンドが定着する可能性もあるのだろうか。

    【参考】
    https://www.ufosightingsfootage.uk/2023/03/ufo-flies-next-to-falcon-9-rocket.html

    宇佐和通

    翻訳家、作家、都市伝説研究家。海外情報に通じ、並木伸一郎氏のバディとしてロズウェルをはじめ現地取材にも参加している。

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