火星超古代文明は核戦争で滅亡した!? 大気中のキセノン同位体から考察する先代文明の終焉/嵩夜ゆう
火星の超古代文明はなぜ滅んだのか? 大気中のデータを分析した結果、「核」の使用が明らかになった……?
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戦場でUFOが目撃された興味深い事例を紹介してみたい。今回はその【後編】、ベトナム戦争中に軍人たちを悩ませたUFOの数々について。
目次
1970年、戦場となったベトナムの島で米軍兵士がUFOに向かって発砲するという事件が起きている。
この島で作戦行動中だった米軍兵5人で構成される班が、わずか全長10センチの明るい光を放つUFOにストーキングされた体験談が記録に残されているのだ。
この光る超小型UFOは、円盤状で“黒い目”を持っていると説明され、鋭角な軌道でジグザグ飛行をしたりと自由自在に飛び回り、急停止やホバリング、そして急発進するなど、まるで曲芸のような挙動を見せていたという。
しつこく後をつけてくるUFOにしびれを切らした1人が、UFOに銃を向けて発砲し、見事に命中させた。
すると被弾したUFOは、まるで怒り狂ったかのように真っ赤に輝き、その“黒い目”が明るいグリーンに変わったのだった。
変色したUFOの尾行はなおも続き、その後も5日間にわたって昼夜問わず班に忍び寄って翻弄し、1.5メートル以内に接近したこともあった。その間、メンバーの1人は至近距離からUFOを撮影することに成功していたという。
島での任務終了後に本件の詳細を部隊に報告した彼らだったが、驚いたことに上官から島で体験したことを忘れるように諭されたのだった。そして、彼らが島で使っていた装備品はすべて回収され、撮影したUFOの写真まで没収されたのである。
その後も政府の人間が5人から詳しい話を聞くために接触してきたり、それぞれの家族にも接触して事情を聴取していたことが後になってわかっている。この時代にはまだ小型ドローンは開発されていなかったこともあり、島で兵士たちをストーキングしていた超小型UFOの謎は深まるばかりだ。
ベトナム戦争中、南ベトナム軍にもUFO目撃報告の記録が残されている。
1968年の夏、南ベトナム軍の偵察部隊の班が深夜過ぎにDMZ(非武装地帯)に沿って「北国」と呼ばれる地域で活動していた。
敵の北ベトナム軍(ベトコン)部隊が丘の反対側に配置されていることがすでに確認されていたため、偵察班は用心深く慎重に隠密行動をしていた。
午前2時頃、偵察班は上空の明るい蛍光ブルーの光がこちらに近づいてくるのを目撃した。奇妙な正体不明の物体は400メートルほど先の上空で静止した。
ひとまずは経緯を見守るしかなかった偵察班だったが、丘の反対側にいるベトコンがUFOに向けて発砲を開始したのである。
照明弾も撃ちながら激しい対空砲火がUFOに浴びせられ、機体に被弾しているようにも見えたがUFOは弾幕の猛威に全く動じていないように見えた。
まるで弾丸を吸収しているかのように空中で静止したままUFOは暫く動かなかったが、次の瞬間、UFOから目がくらむほど明るい光のビームが放たれると、ベトコンの砲撃はピタリと止んだのだった。そして静寂の中を、UFOは物音ひとつ立てずに飛び去っていったのだ。
夜が明けてから、偵察班は何が起こったのかを確認するためにベトコン側に潜入すると、無残にも陣地が破壊された光景が広がっており、UFOのビーム攻撃によって壊滅したことは明らかだった。きわめて高温の熱に一帯が焼き尽くされたようで、溶けた銃器類や、兵士の遺体の骨らしきものもあった。
偵察班のリーダーは現場の写真を撮って報告書を作成し、部隊に提出した。しかし、リーダーはこの後、どういうわけか別の部隊に配属され、この報告書の存在は闇に葬り去られたという。
ベトコンが関係する別の事件は、1972年9月29日にミシガン州ランシングの地方版「State Journal」紙に掲載された「ハノイ上空でのUFOとは何だったのか?」と題した記事で報告されている。
記事によると、晴れた日にハノイ上空の高高度の空域に巨大な明るいオレンジ色の球体型UFOが出現し、ホバリングした。
北ベトナム軍の防空部隊は、ほぼ即座に地対空ミサイルを3発連続で発射。ミサイルが直撃した後、UFOは以前よりも輝きを失ったように見えた。
それにもかかわらず、UFOは1時間20分にもわたり街の上でホバリングを続けた。ロシアの出版物「Aura-Z」の報告では、このUFOは防衛部隊に向けて「細い針のような水色の光線」を発射し、部隊を完全に壊滅させ、その過程で約200人の兵員の命を奪ったと説明している。
ベトナム戦争中、両陣営から攻撃されたUFOのケースも記録に残されている。
1982年に「The News World」に掲載された「ベトナム戦争での遭遇に触発されたスタテン島の研究者」と題する記事によると、米軍兵士のピート・マッツォーラ氏は1967年の戦闘中、身を潜めていた場所でいくつかの明るい物体が空へと上昇していく奇妙な光景に遭遇した。
「私が見たものは信じられませんでした。ほかの者たちもそれを見ましたが、その後、ショックを受けすぎてそれについて多くを語ることはできませんでした」(ピート・マッツォーラ氏)
ヤシの木の上に舞い上がり、ホバリングした明るく輝くUFOは、南方の洋上を航行していた米軍艦船から砲撃を受け、続いて今度は北部の北ベトナム軍の陣地からもUFOに向けて砲弾とミサイルが放たれたのである。
砲弾やミサイルは空中でホバリングしているUFOの機体に命中しているように見えたが、ダメージを受けている様子はなかった。
そして両陣営からの猛攻撃が5分ほど続いた後、UFOは猛然と急上昇して飛び去っていったのである。
マッツォーラ氏はUFOには何らかの防護システムがあり、ミサイルと砲弾の威力を無力化していたのだと説明している。ちなみに、マッツォーラ氏は、後にニューヨーク市警察の刑事になり、UFO現象の科学的調査に専念する組織を設立することになった。
ベトナム戦争中のソ連でも、UFOの目撃が記録されている。
1968年8月12日の夜、ソビエト連邦の技術者チームが北ベトナムのカオバンで水力発電所を建設する計画に取り組んでいた。
彼らが現場で作業をしていると、上空から軍用機のような轟音が響き渡り、彼らはアメリカのB-52爆撃機が来たのではないかと作業を中断してテントへ避難することにした。
テントのあるキャンプ地に戻って来ると、なんと上空に青く光る角ばったダイヤモンド形のUFOが浮いていたのである。次の瞬間、UFOからビーム光と衝撃波が放たれ、彼ら全員が吹き飛ばされた。
テントは酷く破壊されたが、幸い人員は無傷か軽い怪我で済んだ。だが通信機器がまったく使えなくなり、ひとまず孤立した状態で夜を明かさなければならなかった。翌朝になるとどういうわけか通信機器が回復しており、昨晩の一件を本部に報告した。
話はこれで終わらなかった。2日後、彼らはキャンプから1キロほど離れた場所で、直径3メートルほどの奇妙な黒い球体を発見した。この球体についても本部へ連絡したが、球体には不用意に近づかずに次の指示を待つように命じられたのである。
夜になると彼らの中から不可解な行動をとる者があらわれはじめた。就寝中にむっくりと起き上がった者が、まるで夢遊病者のように歩き出し、森の中に分け入って、球体のある方向へと進んで行くのだ。時間を置いてまた1人、さらに1人と続いていき、戻って来るものは誰1人としていなかった。
残ったメンバーにとっては恐怖でしかなく、その次の夜はキャンプファイヤーを囲んで一緒に夜を過ごすことにした。しかし、この夜も火を囲んでいったんは眠ったはずの者が立ち上がり、森の中へと分け入っていくのだった。
こうして1人消え、2人消え、最後に残った者は怖くなって自分の片足を拳銃で撃ち、歩けないようにした後に気を失ってしまった。
翌朝、彼は救出にやって来た部隊に助けられ一命を取り留めたのだが、ほかの者たちは誰一人として見つからず、あの黒い球体も姿を消していたのである。この不可解な現象をどう考えたらよいのだろうか。
戦争の真っ只中で起きたUFO遭遇事件だけに、詳しい調査を行うことは難しく、その多くは忘れ去られてしまっていても無理はない。だが、その中には改めて検証が必要なUFO事件も少なくないのだろう。
【参考】
https://mysteriousuniverse.org/2023/01/Bizarre-Cases-of-UFO-Encounters-on-the-Battlefield/
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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