米軍が異星人のボディスーツを分析した「スーツ研究48 アルマゲドン」とは? 着用した人間に驚愕の変化
かつて米軍は、墜落したUFOの乗組員が着用していた高機能ボディスーツまで念入りに分析していたという。そのスーツは、着た者のメンタルに危険な影響を及ぼすというのだ。
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海軍によるUFO=UAP映像の公認に続き、ペンタゴン、アメリカ国防総省がUFO映像を”認定”した。なぜ今になってUFOの存在を公にしたのか? 公開された映像とともにその理由を考察していく。
2020年4月27日の正午、UFOの文字がテレビのニュース画面に踊り、翌日の新聞紙面を飾った。米国防総省=ペンタゴンが、米海軍戦闘機によって撮影されたUFO映像を“本物”と認め公表したのだ。
この映像は、ペンタゴンに先だって2019年9月10日、米海軍の公式報道官ジョセフ・グラディシャーが、「映像自体は本物だ。映っているのは“未確認の飛行物体”である」と明言したことは、以前本誌でも紹介したとおりである。今回の発表は、それを踏まえてペンタゴンまでもが公式に認めたことになる。
映像自体は、ロックスターのトム・デロング率いる公益法人「トゥ・ザ・スターズ・アカデミー・オブ・アーツ」(To The Stars Academy of Arts=TTSAAS)」が、2017年12月から翌2018年3月にかけて、自身のホームページで一般公開しており、目新しいものではない。
しかし、ペンタゴンが公認したという事実が、UFO史に新たな歴史的1ページを刻みこむことになったといえる。
そもそもTTSAASとは、トム・デロングとペンタゴンの「UFO極秘計画」にかかわっていた元職員のルイ・エリゾンドを中心に結成された団体で、彼らは元CIA職員やペンタゴンの情報担当次官補佐などの専門メンバーとともに、政府が摑んだ情報を探り、UFOの真実を追求するなど積極的に活動している。今やペンタゴンの目の上のタンコブ的存在になっているが、今回の発表の裏で、少なからず影響を与えたとも伝えられているのだ。
2020年4月27日現在、ペンタゴンから正式に公開された各映像は、「F L I R 」、「GIMBAL」、そして「GOFAST」と名づけられている。
「FLIR」は2004年11月14日、空母ニミッツから発進したF-18スーパーホーネットがカリフォルニア州サンディエゴ付近、高度1万9990フィート上空で捉えた映像だ。動画をつぶさに検証すると、UFOは1機ではなく2機存在していること。また上下中央がドーム状になった物体が写っているフレームが確認できる。レーダーがUFOをロックしつづけたが、一瞬にして圏外へと消失。それ以上の追跡は不可能だった。
「GIMBAL」は2015年1月21日、空母セオドア・ルーズベルトから発進したスーパーホーネットが、カリフォルニア州サンディエゴ付近の高度約2万5000フィート上空をマッハ0.58で飛行中に、未知の飛行物体を目視と同時にレーダーが捕捉。このときのパイロットと空母の通話記録が残されている。内容を記していく。
パイロット1(以下P1)「そこに艦隊がいるようだ。ディスプレイを見てみろ」
パイロット2(以下P2)「監視を開始」
P1「なんてことだ! 西からの風120ノット。奴らは風に反しているぞ!」
管制官「監視を続けろ」
P1「この物体はいったい何なんだ!?」
管制官「いいか、監視を続けるんだ。見失うな!」
P2「あれを見ろ! 回転しているぞ!」
当日は120ノットの西風が吹いていたが、UFOは逆風をものともせずに悠々と飛行。やがて、ゆっくりと回転をはじめたところで映像は途切れてしまう。パイロットが「そこに“艦隊”がいるようだ」と報告していることから、UFOは複数存在していたのだろう。
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最後に「GO FAST」は「GIMBAL」撮影から間を置いて再び捕捉された物体の映像だ。同一物体かは不明だが、水面を滑るかのように高速移動する白色物体を、マッハ0.61で飛行中のスーパーホーネットが、3度目のトライでキャプチャーに成功。録音された会話は次のとおりだ。
P1「よし、捉えたぞ!」
P2「何なんだあれは!?」
管制官「領空侵犯の可能性があるぞ」
P1「ターゲットをロックしたか?」
管制官「攻撃体制にあるか確認しろ」
P2「自動追跡している」
P1「すごいな。何だあれは?」
UFOは、右に45度、そして左に45度回転しながら、物理法則に反した動きで悠々と飛行を続けた。やがて、ゆっくりと回転をはじめたところで映像は途切れてしまい、その後は不明である。
ペンタゴンの報道官は、今回の映像公開について「映像が本物なのかどうか、ほかにも機密扱いの映像がまだあるのではないか、という一般の誤解を解くため」と説き、「侵入したUFOは、航空現象として“未確認”に分類されたままの扱いとなる」とコメントしている。
表向きは“未確認物体”としているものの、映像を見るかぎり、実際には尋常ではない飛行行動だったことを物語っており、ペンタゴンもそれを重々認識しているはずだ。
UFOを捕捉し動画を記録したレーダーは「ATFLIR」(Advanced Targeting Forward Looking Infrared=高性能前方監視赤外線レーダー)と呼ばれている。
このATFLIRは、ターゲットをロックオンすると、照準の真ん中に対象を捉えつづける自動追尾機能があり、ロックオンから脱出できるのは、相当の機動力(急旋回、急加速など)を持つ航空物体でしかありえない。ところが、ATFLIRが捉えたUFOは、最後に高速で左に急加速し、レーダーの追尾機能を振り切っており、ATFLIRの追跡は不首尾に終わっている。
これぞまさに、従来から報告されてきたUFO特有の超機動性だ。このときUFOは40G〜数百Gの加速度で移動していると考えられる。40Gは地表重力の40倍、アメリカの最新型戦闘機でも9G程度しか出せないのに、である。操縦者が乗っていたとすれば、当然人間ではありえないだろう。だとすれば無人機か? いや、UFOそのものが生物だとでもいうのか? 謎は尽きないが、捕捉されたUFOが既知の飛行テクノロジーをはるかに凌駕していることだけは疑いようのない事実だ。
さらに指摘しておきたいのは、UFOが戦闘機の追尾に気づき、ロックオンから脱出したという事実だ。これは明らかにUFOが知的コントロールされていたという証にほかならない。この一連のUFO映像こそ、「UFOの実在を証明するハード・エビデンスのひとつ」といっていいだろう。
飛行物体の正体はさておき、あのペンタゴンが「歴史的な海軍の映像」とまで表してUFOの“実在”を認めたことはエポックメイキングな出来事だといっていいだろう。しかし、筆者が気がかりなのは報道官が「UFOの侵入」という言葉まで使っている点にある。
この時期に、ペンタゴンが、あえてUFOの実在を公式に認めた意図が“侵入”という言葉にある。つまり、近いうちに“大事件”が起こる可能性があるということだ。それはUFOを操る“地球外知的生命体=異星人”の大挙飛来ではないのか? アメリカ政府がその事実を察知したからこそ、今回の発表につながったのではないのか、と筆者は勘ぐっている。
実は、漏れ伝わる情報がある。2007年から2012年にかけてペンタゴンが実施した極秘調査「先端航空宇宙脅威特定計画」(AATIP)で、アメリカの上空や世界各国に出現したUFOが人類の脅威となるという有力な情報を入手。懸念したペンタゴンは、現在も調査を秘密裏に行っているという。
そして、2019年12月21日に発表された、72年ぶりとなる第6の軍「宇宙軍」の発足も深くリンクしていると考えられる。領空内に侵入してくる異星人のUFOに脅威を感じたトランプ大統領が、異常な速度で発足を早めたのだという。
今回のペンタゴンの発表は、UFOの存在を公表することで来たる未曾有の大事件=UFOと異星人大挙襲来に対する大衆のショックを幾分か和らげようとする意図があったのではないか。この情報どおりなら、われわれはすでに、危険にさらされているのだ。
ちなみに、ペンタゴンの発表を受けて日本でも河野防衛大臣が2020年4月28日に記者会見を開き、「万が一パイロットが未確認飛行物体に遭遇した際、映像撮影時の手順をしっかり定めたい」とUFO問題に前向きな姿勢を取り、自衛隊幹部も「領空侵犯があれば迎撃する」と豪語している。
さらに防衛相は、5月18に自衛隊初の宇宙専門部隊「宇宙作戦隊」を発足すると発表。UFO問題を無視してきた日本が反応するとは、いよいよきな臭くなってきた。
これまで何度か噂になっているUFOの地球襲来がいよいよ現実となって、われわれに迫ってきているのか? 答えはまだ見えてはいないが、今後の成り行きを注視したい。
並木伸一郎
「ムー」創刊当初から寄稿するベテランライター。UFO研究団体ICER日本代表、日本宇宙現象研究会(JSPS)会長などを兼任。ロズウェルやエリア51をはじめ現地調査を重ねて考察し、独自の仮説を「ムー」や自身のYouTubeなどで発表している。
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