新刊『オカルト編集王 月刊「ムー」編集長のあやしい仕事術』発売!<お知らせ>
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制作期間30年!特殊効果の神 フィル・ティペットが生んだ執念と狂気のストップモーションアニメの最速特別試写会へご招待。
アート、特撮の業界にまたがって話題のストップモーションアニメ映画『マッドゴッド』の公開が迫っている。監督を務めるフィル・ティペットは、『スター・ウォーズ』『ロボコップ』シリーズなど、誰もが知る名作の特殊効果の数々を手掛け、アカデミー賞を2度受賞。その後のSF作品に計り知れない影響を与えた巨匠である。
この『マッドゴッド』は、今から約30年前に制作が始まるも、ティペット監督の代名詞である手作りの視覚効果から、業界が本格的にCG映像へと移行のためプロジェクトは中断した。しかし、その20年後、当時のセットを発見したティペット・スタジオの若きクリエイターたちの熱望により企画が再始動。クラウドファンディングで世界中のファンからの応援も集まり完成させた、脅威のストップモーションアニメであり、CGの進歩に対抗して魂を貫いた巨匠の集大成なのだ。
「天国よりも地獄に惹かれる」と語るティペット監督の潜在意識から溢れ出す、かつて誰も見たことのない暗黒世界。主人公である孤高のアサシンが荒廃した地底に潜り、拷問された魂、老朽化した地下壕、うごめく不気味なクリーチャーたちのあいだを巡っていくディストピア映画だ。
冒頭には「旧約聖書」レビ記が引用され、この物語が神の怒りを描いたものであることが示される。下層へ下層へと進む構造はダンテ「神曲」を想起させるが、労働やメディアを揶揄するようなディストピア描写に独特の退廃趣味を感じる。地底を目指す探索者は世界を観察する神の代理人なのだろうか……。
その登場するキャラクターたちは、グロテスクなその質感の全てに生命力と共感が宿っていることに、驚きを禁じ得ない。また、『レポマン』や『シド・アンド・ナンシー』で知られる映画監督のアレックス・コックスが、人類最後の男「ラストマン」に扮して出演している。
地獄の向こう側の狂気に到達したとき、観客は「旧約聖書」の冒頭に立ち返る体験をするだろう。
脳がゲシュタルト崩壊する、前人未踏の84分間を全身で体感してほしい。
『マッドゴッド』
公開日:12月12日(金) より順次公開
映画館:新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
監督:フィル・ティペット 出演:アレックス・コックス
2021年/アメリカ/84分/1.78:1/カラー/5.1ch/原題:MAD GOD/日本語字幕:高橋彩/PG12
配給:ロングライド
提供:キングレコード、ロングライド
公式サイト:https://longride.jp/mad-god/
©2021 Tippett Studio
<ストーリー>
人類最後の男に派遣され、地下深くの荒廃した暗黒世界に降りて行った孤高のアサシンは、無残な化け物たちの巣窟と化したこの世の終わりを目撃する。
この記事を読んだムー民を特別に最速特別試写会へ10組20名様をご招待!
詳細は、応募フォームをご確認ください。
【開催概要】
『マッドゴッド』最速特別試写会プレゼント
日程: 10月21日(金)(上映後トークイベントを予定)
時間: 開場18:30/開演19:00(上映時間84分)
場所: ユーロライブ(渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F)
ゲスト:近日発表予定
応募フォームはこちら https://forms.gle/kcuCHui5N5NMCxKy8
応募締め切り:10月13日(木)23:59まで
webムー編集部
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