ウクライナ侵攻を予言したミシェル・ハーイクの2024年大予言! 中東の混迷は続き、地球外生命体の新発見がある!?/羽仁礼
「中東のノストラダムス」ミシェル・ハーイクが2024年を予言した。2023年予言の検証も含めて、大予言者の言葉を紹介する。
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地球は太陽系で唯一、生命と文明を持つ惑星だ。しかし、太陽系のさまざまな場所で、この常識を覆す存在が次々と発見されている。 人工物としか思えない構造物や謎の物体——。 そんな“場違いな存在”=宇宙のオーパーツは、いったい何を意味しているのだろうか?
目次
オーパーツとは「out-of-place-artifacts」の略(「OOPARTS」)で、「場違いな工芸品」あるいは「場違いな加工品」などと訳されている。簡単にいえば、発見された場所や時代にまったくそぐわない、人類の手が入ったと思しき品物(工芸品)ということだ。
一例を挙げれば、カンブリア紀の地層から発見された金属製のボルト、マヤ遺跡(ベリーズ)で発見された水晶ドクロ、当時は未発見だった南極大陸が描かれたビリ・レイスの世界地図、古代の人類によって描かれた恐竜の絵、同じく恐竜の土偶……とにかく常識的には絶対にありえない品々のことである。
では、今回のテーマである宇宙のオーパーツとは、何なのか。
現代科学では、地球以外の太陽系の惑星や衛星には、生命体や文明は存在しないということになっている。それは、過去においても同様だ。
なぜなら地球こそが、太陽系において生命が高度に進化しうる、唯一の惑星だからである。
だが、本当にそうなのだろうか。数々の探査機によって直接、地球以外の惑星や衛星を観測できるようになった現在、そうした常識を覆す「新発見」が次々と行われている。
すなわち、そこには超古代の異星人文明の痕跡が、いくつも垣間見られるのだ。
そう、これこそがまさに、宇宙のオーパーツなのである。
まずは地球のお隣、火星から見てみよう。
同じ隣の惑星でも、灼熱の星である金星(地表の平均気温はセ氏464度と推定されている)と違い、火星には古くから生命体(火星人)がすんでいるのではないかと思われてきた。
たとえば、宇宙開発時代より前の1877年に、ミラノの天文学者ジョヴァンニ・スキアバレッリが望遠鏡で火星を観測し、地表にいくつもの線状の模様を発見。これがのちに火星に掘られた水路や運河ではないかと考えられるようになった。これも一種の宇宙オーパーツだ。
今では、運河説は否定されているが、このころからすでに人類は、火星に文明の痕跡を探していたわけだ。
当時と違って現在では、探査機が火星の周回軌道上をまわったり、地表に着陸したりできるようになっている。情報量が飛躍的に増えたことで、当時とは比較にならないほどのオーパーツが見つかっているのだ。
なかでも有名なのは、シドニア地区と呼ばれる地域だろう。
同地区は火星の北緯41.218度、西径9.55度にある平原上の地域だが、1976年にNASAの火星探査機バイキング1号が火星の周回軌道上からこの地区を撮影したところ、ある奇妙なものが写っていた。それが巨大な「顔」を模した、いわゆる「人面岩」である。
これについてNASAでは、一貫して「光と影によるトリックであり、自然の地形にすぎない」と説明している。その証拠として、火星探査機マーズ・グローバル・サーベイヤー(1998年)や、ESA(欧州宇宙機関)の火星探査機マーズ・エクスプレスが撮影したシドニア地区の画像を示してもいる。これらの画像では、崩れた凹凸の地形しか確認できないというのだ。
だが、たとえば後者の画像は、のちにデジタル加工されたものであることが判明している。つまりオリジナルに何か写っていたのかは、必ずしも明らかにされていないのである。
実際、画像を検証したNASAゴダード宇宙センターのコンピューター技師は、人面岩は幅2.3機と、長さ2.6キロ、高さ約460メートルという巨大なもので、瞳や歯といった構成物まで存在すると証言。
「自然形成された地形ではなく、人口の産物である」と、結論づけているのだ。
それだけではない。
シドニア地区には、ほかにもまだたくさんの宇宙オーパーツが存在する。
人面岩と並ぶオーパーツのひとつが、D&Mピラミッドだ。この名前は、発見者であるディピートロとモレーナの名にちなんだものだが、位置は人面岩の南西13キロの地点。ほぼ同一地区といっていいだろう。
ただし、地球上のピラミッドとは規模が違う。なにしろ一辺が約2.6キロ、高さは1キロもあるのだ。しかも移しい五角形で、ほぼ左右対称。側面は異常なほど平になっていて、ほとんど凹凸もない。
注目すべきはh5辺の長さの比率で、短い3辺とそれに向かい合う長い2辺が正確に1対1.6になっている。これは、数字や美術でいう黄金比率=1対1.61830にきわめて近い数字だ。
たとえば有名なレオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチ「ウィトルウィウス的人体図の男」に描かれた五角形がある。なんとこれは、D&Mピラミッドと比率的に一致していることが、アメリカの科学ジャーナリスト、リチャード・ホーグランドの検証によって明らかになっているのである。
シドニア地区のオーパーツはまだある。
人面岩から西に数キロのところには、「要塞」と呼ばれる城壁のような構造物が確認されている。その西側には、三角形のピラミッド状構造物と神殿らしき建物もある。ほかにも、複数のピラミッドや、円錐状の建物が密集した地域も確認できる。これらはいずれもホーグランドが発見したものだ。彼はこれらを「何者かによって建設された都市構造」だとし、「建造者は地球外生命体である可能性が高い」と指摘しているのだ。
火星ではほかの場所からも、インカのマチュピチュ遺跡によく似たます目状の「インカ・シティ」や、複数の巨大ピラミッド群などが「発見」されている。これらはいずれも、衛星軌道上から見られる大規模なオーパーツだ。一方、火星上に降り立った探査機からも、不思議で奇妙なオーパーツの画像が次々と地上に送られてきている。
たとえば、2010年4月にミッションを終えたNASAの火星探査機スピリットが、火星に着陸して地平を魚眼レンズで撮影した画像がある。その地変線上に、3つの建造物のようなものが写っているのである。中央のそれは、巨大な体育館にも見えるし、右の構造物の手前には、空飛ぶ円盤によく似た物体が「着陸」までしている。
実は火星の地表で撮影された画像には、こうしたものが写り込むことが珍しくない。
2014年に探査機キュリオシティがゲールクレーター周辺で撮影した写真には、ビルのような形をした構造物群が確認できる。規模は長さ3~5キロと推定され、かなりの巨大都市である可能性が出てきている。
もっとサイズの小さなオーパーツもある。
2014年3月19日に、同じキュリオシティがゲールクレーターで撮影した画像には、たくさんの鋭角的な岩が写っているのだが、よく見ると岩にまぎれて、40~50センチと推測される「人頭像」らしきものが横たわっているのだ。
興味深いことに、この「人頭像」は最近、地球上でもエジプトや南アメリカなどで頭蓋骨が発見され、話題を呼んでいる。伝承によれば、彼らは天空からやってきた「神」だったというのである。つまりこの画像は、地球で発見される「長頭人」のルーツが、火星にあった可能性を示唆しているわけだ。
キュリオシティの画像には、似たようなものがほかにもある。
たとえば画像ナンバーSol.184。そこには不気味な人面像が確認できる。これを見た多くのネットユーザーは、「火星の悪魔像だ!」と驚きの声をあげた。それもそうだろう。四角い輪郭に大きな丸い目、大きく裂けた口からは、歯がむきだしになっているのだ。
ただし、「悪魔」というのはあくまでも地球人の感覚にすぎず、これが何を模して彫られたものなのかは、だれにもかわらないのである。
キュリオシティはほかにも、地表に無造作に転がったヘルメットや、大地に刻まれたハーケンクロイツのマーク、CDによく似た円盤状のディスク、ドローンのような構造物、さらには墜落UFOの残骸らしきものまで、数々のオーパーツの画像を送ってきている。
火星の表面は、オーパーツであふれていたのである。
地球のすぐ近く、月にもまた、たくさんのオーパーツがある。
月のオーパーツの特徴は、異星人の「都市」もしくは「前線基地」の痕跡らしきものが多数みられるということだ。
とてばアポロ10号がm、高度15.6キロから撮影した月面画像には、ふたつの奇妙な構造物が写っている。場所はアーカート・クレーターで、発見したのは前述のリチャード・ホーグランドである。
そのひとつめは、「キャッスル(城)」とホーグランドが名づけた構造物だ。
下部には円柱のようなものが列をなし、上部には高い塔のようなものも見える。全体としては三角形で、細部には複雑な幾何学パターンも確認できる。特筆すべきはそのサイズで、なんと推定で高さ14キロ! まさに巨大な「城」だ。
ふたつめは「タワー(塔)」。高さは約8キロと、キャッスルには劣るが、それでも相当なものだ。また、頂上には立方体を基調とした規則的な構造も認められる。どうやらこの部分は、1辺が1.7キロもある立方体が複数組み合わされているようなのである。
しかも——ふたつの構造物はいずれも、太陽光線の反射率が異常に高いという特徴が見られる。つまり、ガラスのような物質でつくられている可能性が高いというのである。
ホーグランドが「発見」した月面の構造物は、ほかにもある。
NASAの月探査機ルナ・オービターが撮影した、「中央の入り江」に位置する「シャード(かけら、もしくは破片の意味)」もそのひとつだ。
その異様さは一目瞭然で、月の地表から奇妙な構造物が突きでているのだ。高さは1.6キロ以上で、拡大すると上部がねじれているようにも見える。
ホーグランドは、シャードにも太陽光を強く反射している部分があるとし、キャッスルやタワーのようなガラス状の人口構造物の可能性を指摘している。
アメリカのアポロ計画の最後となったアポロ17号も、奇妙な物体を撮影している。地中から現れた巨大な白い筋が、途切れることなく延びている「パイプライン」だ。
実は、アポロ10号や15号も同様の写真を撮影している。10号が月面で捉えた「パイプライン」は、大地の巨大な亀裂で分断されたり、あるいはこの亀裂をまたいだりしているようにも見える。また、15号が撮影した「パイプライン」は、くねくねとうねりながら、異様な迫力で大地に張りついているのが印象深い。
月面には、宇宙船の残骸と思しき物体まである。
旧ソ連の画像には、船のような形をした巨大な物体が写っていたし、ルナ13号が「嵐の大洋」に軟着陸した際には、機械のパーツの一部と思われる、中心に軸が通った円盤状の謎の物体を撮影しているのだ。
いや、もっと強烈なオーパーツも存在する。NASAの月探査機ルナ・オービターは、月の裏面から、墜落して破損し、バラバラになったUFOらしき物体の画像を送ってきているのである。
ほかにも、月面では、頭蓋骨のような物体や、ピラミッド状の構造物なども見つかっている。
あるいは、いかにもハイテク風の、半透明のドーム状構造物も複数、画像で確認されている。撮影したのはNASAのサーベイヤー6号、旧ソ連のゾンド3号、アポロ12号などだ。
これらは撮影場所が異なっているので、複数存在していることは確実だ。
「灯台もと暗し」とはこのことなのか。月はまさに、宇宙のオーパーツの宝庫なのである。
太陽系のなかでオーパーツが確認されているのは、月と火星だけではない。いくつかを簡単に紹介しておこう。
まずは水星だが、NASAの水星探査機メッセンジャーが、衝撃的な画像を送ってきている。直径およそ100キロの巨大クレーターのほぼ中心部に、黒い円盤状の物体が、まるで突き刺さるように半分近く埋もれているのだ。
大きさはほぼ10キロ。UFOだとすればきわめて巨大なものだが、捜査を誤って墜落したものなのだろうか。
灼熱の星・金星にも、文明の痕跡が見られる。NASAの金星探査機マゼランが撮影した、アルファ・レギオ地区とヴィナ・プランティ地区の画像に、明らかに市街地を彷彿とさせる風景や、山の稜線に連なる幾何学的な構造物が写っていたのだ。構造物だとすれば、金星環境の定義そのものを考え直さなければならなくなるだろう。
地球の外軌道では、小惑星探査機ニアが、2000年2月14日に小惑星エロスに接近し、50キロの上空から地表を撮影した画像が気になる。
写っていたのは地表にある高さ約45メートルの四角形の物体で、そこから下方に向かって約35メートルのパイプのようなものが延びている。また、パイプは先端が90度以上も上方に折れ曲がっているのだ。
こうしたことから、エロスは天体そのものが人工物で、太古に太陽系を訪れた知的生命体の中継基地ではないかという指摘がなされているのである。
本稿で紹介した宇宙のオーパーツは、膨大な画像データのなかのほんの一部にすぎない。また、構造物だけでなく、生物らしき画像から幽霊のような画像まで、数々のオーパーツがあふれている。
これらはいったい、どう説明すればいいのだろうか。
ひとつは、かつて太陽系内に高度な文明が栄えていたということである。火星人でも金星人でも、あるいは月の住人でもいい。そこにわれわれの知らない惑星環境と歴史があり、文明が栄え、滅びていったという可能性だ。
たとえばイギリス人考古学者のレイモンド・ドレイクは、火星にはかつて巨人が暮らしていたが、環境の激変により地球へ移住したと主張している。
彼らはその後、地球の環境条件によって身長が縮み、いつしか現在の地球人類の祖になったというのである。
実は火星の画像から、巨人の人骨らしきオーパーツが発見されたという話もある。これなども、かつての火星に文明が存在したことの傍証になるかもしれない。
それからもうひとつ、太陽系外の惑星から、異星人がやってきた可能性もある。
彼らがフロンティアであれば、太陽系の惑星に前線基地を設けたとしても不思議はないだろう。
もしかしたら太陽系の全惑星に、彼らは文明の爪痕を残したのかもしれないのである。そのなかで唯一、生き残ったのが地球だとしたら——? われわれは遥かな昔に太陽系を訪れた、異星人の末裔なのかもしれないのだ。
(月刊ムー2017年10月号掲載)
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