世界各地の古代文明に共通する「謎のハンドバッグ」の正体は? 未知の“相互関連性”と古代宇宙飛行士説
世界各地の古代文明のレリーフに描かれている人物に、奇妙な共通点があった――。文化も出自も異なるはずのキャラクターたちが、皆一様にハンドバッグを手にしているのだ。
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世界各地の古代文明には、奇妙なほど共通する図柄が見られる。 それは、まるでハンドバッグを思わせるものだ。これはただの偶然とは考えにくい。しかし、時代や場所も異なる文明で、なぜ? その答えを求めたとき、各文明に繋がる存在が見えてきた! この記事を三上編集長がMUTubeで解説。
古代文明の〝創始者〟が手に携えていたものとは──。
世界各地の古代文明の彫刻に見られる神秘的なシンボルのひとつに、現代のハンドバッグに無気味なほど似た図柄がある。このハンドバッグの図は、イラクのシュメール人による彫刻、トルコの寺院遺跡、ニュージーランドのマオリ族の装飾、そして中央アメリカのオルメカ族の工芸品などにも見られる。謎のハンドバッグは世界中のさまざまな古代文明の芸術作品に場所を超えて描かれており、この神秘的なシンボルの遍在性は、古代世界におけるその意味と目的について、現代のわれわれに興味深い疑問を投げかけてくる。
ハンドバッグが繰り返し、古代の多くの文化で描かれていることにどのような深い意味が隠されているのか。そしてそれは人類の古代文明の相互関係について何かを示唆しているのだろうか。
ソフトウェアデザイナーで作家のレアード・スクラントン氏によれば、古代美術に描かれたこれらのハンドバッグは丸みを帯びた持ち手のような上部と長方形の底部を特徴とし、質感や模様といったさまざまな装飾が加えられているという。これらの図柄は、独立した物体として描かれることもあれば、人物、神、あるいは神話上の存在などがこれらのハンドバッグを手に提げている姿で描かれることもある。
ハンドバッグの図画が広く普及した理由のひとつとして、宇宙をシンプルかつ率直に表現している可能性が指摘されている。バッグのストラップのように見える半円は天体を表しており、一方、四角い本体部分は地球の大地を表しているというのだ。
「アフリカからインド、そして中国に至るまでの古代文化において、円は精神性や非物質性の概念と象徴的に関連づけられ、一方、四角形は地球や物質性の概念と関連づけられることが多かった」とスクラントン氏は説明する。
そのためこの図像は空と大地、あるいは非物質的要素と物質的要素の〝再統合〟の象徴表現であると主張する者もいる。
古代文明に遍在するハンドバッグのユニバーサリティーは、シンプルな空と大地の表現だからこそなのか。
最古のハンドバッグの描写のひとつは、2018年に世界遺産に登録されたトルコ南東部のシャンルウルファの丘の上に位置しているギョベックリ・テペ遺跡で見ることができる。紀元前約1万1000年にさかのぼるギョベックリ・テペは、これまでに発見された最古の神殿群のひとつである。
この山岳地帯の神殿の正確な目的は不明であるが、遺跡からはガゼルや鹿、オーロックス(すでに絶滅している牛の一種)などの動物の骨が数多く発掘されていることから、この神殿は宗教的な犠牲や生け贄を捧げる場所として機能していた可能性があると考えられている。
また周辺の狩猟採集民が宗教施設としてのギョベックリ・テペ遺跡に食料を持って集まり、定期的に情報交換をしていた形跡もあるということだ。
世界最古の宗教施設であるギョベックリ・テペ神殿の壁と柱には、精巧に彫られた動物、神々、そして神話上の生物が描かれており、おそらく宇宙のさまざまな創造物の表現を意図していると考えられる。
また石柱や石壁にはとくに動物のレリーフが多く刻まれており、狩りの成功を祈ったものだとも考えられるという。このことから当時のこの地は動物も多く生存する緑豊かな土地であったことが示唆されてくる。
石壁の彫刻のタペストリーの中に、3つのハンドバッグが描かれており、この古代の神殿にさらなる神秘的な魅力を加味している。
専門家は初期の宗教は地球上の生命の根源的な要素を崇拝していたと考えており、「ギョベックリ・テペの3つのハンドバッグは、そうした象徴の初期の形態とみなされ、この遺跡が寺院であることを象徴的に定義づけているといえるでしょう」とスクラントン氏は説明している。
ギョベックリ・テペは人類が最初の農耕を行う500年前に建てられていることから、農耕に先立って宗教や儀式という概念を人間が有していた可能性もまた示唆されている。遺跡に描かれたこの3つのハンドバッグは世界最古の宗教的宇宙表現なのだろうか。
(文=並木伸一郎)
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webムー編集部
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