古代インドの叙事詩が描いた核戦争と超兵器!! 空飛ぶ戦車“ヴィマーナ”の謎/羽仁礼・ムーペディア
毎回、「ムー」的な視点から、世界中にあふれる不可思議な事象や謎めいた事件を振り返っていくムーペディア。 今回は、古代インドの叙事詩で神や英雄たちが乗り、古代核戦争にも使われたとされる謎の飛行装置を取り
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毎回、「ムー」的な視点から、世界中にあふれる不可思議な事象や謎めいた事件を振り返っていくムーペディア。 今回は、インドの叙事詩に記された超兵器と、世界各地に残る謎のガラス化現象が物語る古代核戦争を取りあげる。
1945年8月6日、広島に人類史上初の原子爆弾が投下された。3日後には長崎にも2発目の原爆が投下された。その威力は、それまでに開発されたいかなる兵器も及ばないほど強大なものであり、このような武器が大量に使用されれば、現在の文明が完全に消えてしまうのではないかとも危惧されるようになった。
早々とそのような認識を持っていた人物が、理論物理学者のアルベルト・アインシュタインである。じつは彼が1905年に発表した特殊相対性理論によって、物質とエネルギーが相互に転換しうるものであることが明らかにされ、これがひいては核兵器を含む原子力エネルギー開発に理論上の基礎を与えたのだった。
そのアインシュタアインが友人との夕食会において、「第2次世界大戦では原子爆弾が兵器として利用されましたが、第3次世界大戦が起こったら、どのような兵器が使われると思いますか?」という質問を受けたのは、1947年のことといわれている。
アインシュタインは少しばかり沈黙したのちに、こう答えたという。
「第3次世界大戦についてはわかりませんが、第4次世界大戦ならわかります。石と棍棒でしょう」
彼のいわんとしたところは、第3次世界大戦が起これば、人類の文明は完全に崩壊して原始時代の生活に逆戻りするということだ。
ところが太古の昔、アインシュタインが指摘した、まさにその通りの出来事が実際に起きたと主張する者たちもいる。
彼らによれば、かつて地球上には、テクノロジーの上で現代の科学文明に匹敵するか、あるいはそれを凌ぐほど高度な文明が存在したのだが、古代の核戦争のため跡形もなく完全に消滅してしまったというのだ。
実際、ノアの洪水伝説をはじめ、人類の文明が何度も地上に現れては姿を消しているという話は世界各地に伝えられている。
たとえば中米のアステカでは、過去4つの時代があったとされ、それぞれ猛獣、大風、猛火、洪水によって破滅し、現在は第5の時代だという。
アメリカの眠れる予言者エドガー・ケイシーや神秘思想家のルドルフ・シュタイナー、ウィリアム・スコット=エリオットなどは、その霊視能力を用いて、かつて存在したアトランティスやレムリアなどの大陸には高度な文明が発達していたが、太陽エネルギーを活用する水晶体の誤用によって崩壊してしまったとする。
そして古代史研究家のリチャード・ムーニィ、デヴィッド・W・ダヴェンポート、エットーレ・ヴィンセンティなどは、実際古代に核戦争が起きたと主張している。彼らがその根拠としてしばしば引用するのが、いずれも古代インドの叙事詩である『マハーバーラタ』と『ラーマーヤナ』だ。 このふたつの叙事詩には、空飛ぶ機械「ヴィマーナ」をはじめ、まるで現代の戦争を思わせるようなさまざまな兵器が次々と登場する。特に『マハーバーラタ』には、核兵器を彷彿とさせるような武器や、それが使用されたときの状況が克明に描かれている。
『マハーバーラタ』は、分量が『聖書』の4倍、18巻にも及ぶ壮大なサンスクリット語の叙事詩で、古代からインドに伝えられてきたものである。その起源については、古代の賢者ビヤーサが語ったものと伝えられるが、詳しい成立年代はよくわからない。ただ、現在の形になったのは5世紀ごろといわれている。
その内容は、パーンドゥ王の息子でパーンダヴァと呼ばれる5人の王子と、彼らの従兄弟で、カウラヴァと呼ばれるクル国の100人の王子との間に生じた長い確執と、18日間の大戦争の描写を中心に、ヒンドゥー教の多くの神々に関する伝説や神話、哲学問答なども組み込まれ、ヒンドゥー教の精髄を示すものである。特に、第6巻に含まれる『バガヴァッド・ギーター』は、現在ヒンドゥー教の重要な聖典となっている。
この『マハーバーラタ』の何か所かで、核兵器を思わせるような強力な武器が何種類も登場する。しかも、これらの武器については敵味方の双方がその性質を承知しており、対処法まで描かれた部分があるのだ。
たとえば、クル側のアスヴァッタマ(アシュヴァッターマン)がパーンダヴァ族を全滅させようとして用いた武器は「ナラヤーナアストラ」と呼ばれている。その威力については「密集した炎の矢の束が、さながら豪雨のごとく、生きとし生けるものの上に降り注ぎ」、「闇の中にあらゆる方角が失われ、烈風が吹きはじめ」、「雲が轟然と突きあがり、塵と砂利を雨のように降らせた」などと描写されている。
さらに『マハーバーラタ』では、この武器の使用により、「地上は震動し、この武器の恐るべき高熱に焼き焦げた」などと記されている。
これに対し、パーンダヴァ側も反撃する。彼らが用いたのは「神々すら恐れを抱き、大きな痛みを感じ」、「宇宙のあらゆる力が詰めこまれたただ1本の飛び道具」だという。
この武器は、それまで難攻不落であったクル国の3つの都市に使用された。すると「1万個の太陽さながらに光輝きながら、煙と火の白熱した柱がここぞとばかりに立ち昇り」、「全市民が灰と化した。死体は焼けただれて、もはや見分けもつかなった」、さらに「毛と爪がどんどん抜け落ち」、「ある者は鎧を脱ぎ捨てて流れに巳を投じ、体や装備を洗った」という。
この記述を、広島や長崎の惨状と比べてみるとどうだろう。広島や長崎の原爆投下においても、まさに太陽をいくつも集めたような強烈な閃光がまず襲い、続いて巨大なキノコ雲が立ち昇り、熱線を受けた市民は黒焦げになり、だれとも見分けがつかなくなった。そしてその爆発から、土砂や塵、放射性物質を含んだ黒い雨が降り注いだ。
『マハーバーラタ』の描写は、まるで広島や長崎の惨状を見てきたかのように酷似しているではないか。 武器が使用された後、戦士たちが鎧を脱いで体や装備を洗ったという記述も、放射性物質を洗い流すためとも考えられる。
そして、『ラーマーヤナ』や『マハーバーラタ』をはじめとする伝承以外にも、古代核戦争の物的証拠らしきものが存在する。
たとえば、前述のデヴィッド・ダヴェンポートとエットーレ・ヴィンセンティのふたりは1978年、インダス文明の遺跡モヘンジョ・ダロの一角で奇妙な場所を発見したと主張する。
そこは呪われているとされ、地元の住民も近づこうとしないのだが、ダヴェンポートとヴィンセンティは場所だけ聞いて自ら訪れてみた。
するとそこには直径400メートルほどのくぼんだ広場が広がり、全体がガラス化した黒っぽい石に覆われていた。さらに、そこにあるすべての鉱物は非常な高熱によって溶かされていた。分析によると、ガラス化した石は1500度ほどの高熱により、短時間熱せられた結果できたものだということだった。
このガラス化した石とそっくり同じようなものが、世界初の原爆実験が行われた、アメリカ・ニューメキシコ州ホワイトサンズのミサイル実験場でも生みだされている。
1945年7月16日、この場所でプルトニウム型原爆の実験が行われたとき、爆心地であるグラウンド・ゼロでは高熱のため地表の砂と石が変質し、溶けてガラス質の小石のような固まりとなって、半径数百メートルを覆いつくしたのだ。
ダヴェンポートとヴィンセンティは彼らの発見に基づいて、モヘンジョ・ダロこそが古代核戦争の現場であるとした。
しかし、同じようにガラス化した石は、インドの他の場所やリビア砂漠、イラク、イスラエルなどからも報告されている。
また、イギリスのスコットランドやアイルランドの沿岸各地には、高熱のため砦の石積み全体が溶けて癒着した廃墟が、60以上も見つかっている。
さらに、トルコのカッパドキアにいくつも発見されている地下都市は、古代の核戦争の際に用いられた核シェルターという説もある。 こうしたガラス化が核兵器の高熱で生じたものであり、カッパドキアの地下都市も核シェルターだということになると、核兵器はインドだけでなく、世界の各地で用いられたということになるだろう。
他方、実際に古代に核戦争が起きたとすると、使用された核兵器はどこで組み立てられたのだろうか。
核兵器を製造するためには、ウランを用いるにせよプルトニウムを用いるにせよ、必要な同位体を濃縮、精製するため、それなりの規模の設備が必要となる。しかし古代にそうした施設が存在した痕跡は、今のところいっさい見つかってはいない。
もしかしたら、現在イランにあるフォルドゥのウラン濃縮施設のように地下深く隠されていて、いまだ発見されていないのかもしれない。
もうひとつの可能性として、核兵器を使用したのはじつは古代の人類ではなく、太古の昔に地球を訪れた宇宙人であったということが考えられる。
スイスのエーリッヒ・フォン・デニケンは、古代の神話や伝説に登場する神々は、じつは太古の昔に地球を訪れた宇宙人であると主張している。ゼカリヤ・シッチンなどはさらに進んで、今から44万5000年前に地球にやってきた「アヌンナキ」と呼ばれる一群の宇宙人が人類を作り、さらに彼らの間で生じた争いが核戦争にまで発展したと述べている。
核兵器が彼らの宇宙船や宇宙ステーションの中で製造されていたとすれば、地上を探してもそうした製造施設の痕跡は見つからないということになる。
もちろん正統派の考古学では、古代に核戦争が起きたことは認めていない。ダヴェンポートとヴィンセンティが発表したモヘンジョ・ダロのガラス層は、第三者によっては確認されておらず、リビアなどのガラス層は隕石の衝突で生じたという説もある。そしてカッパドキアの地下都市の場合、最下層まで空気穴が掘られているため、放射性物質を遮断する核シェルターとしては機能しない。
一方、スコットランドなどに残るガラス化した砦については、再現に成功した考古学者はおらず、謎のまま残っている。核兵器とまではいかなくても、何らかの超絶的な技術が古代に存在したことは確かだ。
●参考資料=『人類は核戦争で一度滅んだ』(橋川卓也著/学研)、『古代核戦争の謎』(南山宏著/学研)
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