「イエスの骨」が米国に隠されている!? キリスト教を揺るがす大発見か、バチカンが強奪を企てた過去も!

文=webムー編集部

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    世界史を揺るがす最大級の暴露か!? イエスの聖骨がテンプル騎士団の手により確保され、ヨハネやマグダラのマリアと共にアメリカの地で眠るというーー。

    「イエスの聖骨」が2000年の時を経て登場!?

     歴史的なニュースとなるかもしれない。イエス・キリストの“聖骨”が現存しており、その在処まで判明しているというのだ。しかも、今後DNA鑑定が行われる可能性についても示唆されている。先日、ダニー・ジョーンズ・ポッドキャストで明かされた情報を以下に紹介しよう

     衝撃的な発言を行ったのは、当代のテンプル騎士団のグランドマスターとされるティモシー・W・ホーガン氏。イエスの聖骨が1980年に東エルサレムで発掘された「タルピオットの墓」から見つかったのち、秘密裏にアメリカに移送されていたという。そして現在は、アメリカ北西部にある2つの金庫室で保管されていることも明かされた。ホーガン氏は次のように語る。

    タルピオットの岩窟墓 画像は「Daily Mail」より引用

    「墓には10の骨壺と6つの碑文があり、そのうちの1つに『ヨセフの息子イエス』と書かれていました」

     加えて、金庫室にはイエスのものらしき骨壺のほかにも、「マグダラのマリア、洗礼者ヨハネ、そして彼らの子供たちのものであろう骨壺もある」ようだ。さらに、これらの情報を入手したバチカンが、数年前に金庫室への侵入を企てたことも暴露した。

    ティモシー・W・ホーガン氏 画像は「Danny Jones」より引用

     ホーガン氏は、「聖骨がバチカンの手に渡れば、すべてが葬り去られてしまうだろう」と懸念を示している。その理由は「イエスの肉体的復活という、キリスト教の教義と矛盾する」から。続けて「我々は聖骨を隠蔽しているのではなく、ただ守ろうとしてきただけなのだ」と主張した。

     テンプル騎士団は、西暦1119年頃に創設された武装修道会だ。キリスト教の聖地巡礼者を保護するために組織されたものの、1312年に教皇クレメンス5世によって公式に解散させられている。異端とされたことが原因だが、政治的な理由から告発が捏造されたと広く信じられており、その名は現代ではしばしばセンセーショナルな陰謀論と共に語られることが多い。

    テンプル騎士団 画像は「Wikimedia Commons」より引用

    DNA鑑定により真実が明るみに!?

     多くの研究者はイエスの聖骨について、発見場所とされる「タルピオットの墓」の存在自体に疑問を呈しているようだ。しかし、ホーガン氏はDNA鑑定と歴史的記録や当時の航海日誌との擦り合わせが可能であり、遺骨がイエスのものだという確証が取れるだろうと述べている。

    レオナルド・ダ・ヴィンチ『洗礼者ヨハネ』 画像は「Wikipedia」より引用

     ホーガン氏はまた、イエスの家族について型破りな見解を示した。なんとマグダラのマリアはヨハネと結婚していたが、ヨハネが処刑された後でイエスと再婚。しかも彼らの間には子供があり、その遺骨は現在、金庫室でイエスと並んで眠っているのだという。

     歴史家や神学者たちの間で、イエスの結婚や子供の存在といった考えは主流ではない。ホーガン氏の主張を裏付ける考古学的・遺伝的な証拠は確認されていないものの、テンプル騎士団といえば先日、聖杯をイギリスに隠していた可能性も取り沙汰されたばかりだ。キリスト教の数々の謎と関わり続けてきたテンプル騎士団を率いるボーガン氏だけに、まだ明かされていない重要な秘密を握っている可能性は十分に考えられる。

     果たして今回のホーガン氏の暴露によって、真相は追求されるのか? 今後の進展を期待したい。

    【参考】
    https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-14897659/Knights-Templar-Jesus-bones-hidden-US.html

    webムー編集部

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