「カマキリ型異星人に拉致され頬を引き裂かれた」元グリーンベレーが衝撃アブダクション被害を激白!
カマキリ型のエイリアンに誘拐され、謎の手術を受けていた!? 退役軍人が自身の身に降りかかった衝撃的な“未知との遭遇”を告白
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米ワイオミング州で50年前に起きたエイリアン・アブダクション事件では、UFOに乗せられて16万3000光年離れた惑星を訪れたアブダクティーの驚くべき体験談が語られている。
1974年10月25日、米ワイオミング州の石油掘削現場監督だったカール・ヒグドン(当時41歳)は愛車のピックアップトラックを走らせ、メディスンボウ国立森林公園へ趣味のヘラジカ狩りに出かけた。
妻との間に4人の子どもを持つヒグドンは朝鮮戦争の帰還兵であり、ベテランのハンターでもあった。
ヒグドンは午後4時頃、マッカーティ峡谷の尾根の頂上に到着し、草を食んでいる5頭のヘラジカを見つけた。新品の7mmマグナムライフルを構えたヒグドンは、群れの中の雄に狙いを定めたのだが……。
次にヒグドンが気づいたのは午後11時半。トラックの中だった。身体を揺り動かされて意識を取り戻したヒグドンの前には、救助隊員らしき男性たちの姿があった。その直後、彼らの心配そうな視線に見守られながら彼はカーボン郡記念病院に運ばれ、妻のマージェリーもすぐに病院に駆けつけた。
マージェリーによると、この時のヒグドンの目は赤く涙目で、高熱を発して方向感覚と平衡感覚を失っていた。そして光に極度に敏感であったという。
そして徐々に記憶を取り戻し始めたヒグドンは、ライフルの引き金を引いた時のことを思い出した。引き金を引いても不思議なことに反動も音もなく、弾丸はスローモーションのように銃口からゆっくり飛び出すと、彼の目の前約15メートルの地点で、まるで透明なバリアに当たったかのように地面に落ちたのだった。あまりにも奇妙な光景であった。
ヒグドンの奇妙な体験と症状は地元でも知られるようになり、彼はワイオミング大学の著名な心理学者でUFO研究家のレオ・スプリンクル氏による催眠療法を受けることになった。退行催眠で狩猟の日に体験したことを思い出すことが期待されたのだ。
退行催眠セッションで、ヒグドンの驚くべき体験の全貌が明らかになった。
ヒグドン氏はライフル発射後、なんらかの理由で地面に倒れたという。そして顔を上げると、彼の前に身長約1.8メートル、体重約80キロほどの奇妙なヒューマノイドが立っていた。
ヒューマノイドは男性のように見えるが、明らかに人間ではなかった。黄色がかった肌で耳はなく、目は小さく深く窪んでいた。口に唇はなく、小さい裂け目があるだけで、そこから3本の大きな角張った歯が見えていた。そして額からは2本の短い触角が生えており、頭髪は藁のようにまっすぐに立っていた。
ヒューマノイドはダイビングスーツのようなぴったりとした黒いジャンプスーツを着ており、ベルトを2本締め、そのうち1本には金属製の黄色い星形バックルがついていた。そして右手はドリルになっていた。
「ご機嫌いかが?」
ヒューマノイドは英語で話しかけてきた。
「いいですよ」
ヒグドンは冷静さを保とうとしながら答えた。
その奇妙なヒューマノイドは、自らを「オウソ・ワン」と名乗った。
「あなたの太陽は私たちを焼き尽くします」とオウソ・ワンは言い、小さな袋に入った錠剤を4錠、ヒグドンに差し出し、栄養補給のため飲むよう促した。ヒグドンは渡された錠剤の1錠だけ飲み込んだ。普段のヒグドンはアスピリンさえ滅多に飲むことはなかった。
そしてオウソ・ワンは「近くに停まっている長方体型の宇宙船に一緒に乗ろう」と提案し、ヒグドンは承諾した。
長方体の船は窓も扉もなく、その見た目は1人で窮屈そうなほどに小さかった。しかし、どういうわけか中は広く、ヒグドンとオウソ・ワン、他の2体のヒューマノイド、そして外にいた5頭のヘラジカが船内へと入った。そして宇宙船は飛び立ち、オウソ・ワンの故郷の惑星へと向かったのだ。
ヒグドンによると、オウソ・ワンの惑星への旅は1分もかからなかったという。ただしそこは「16万3000光年」離れていると説明された。
惑星に到着した宇宙船は、暗闇の中で頂点から閃光を放つ塔の近くに着陸した。その光はヒグドンの目が痛むほど明るかった。約30メートルの高さの塔は、シアトルにある展望台「スペースニードル」のようであったという。
ヒグドンは塔の周囲で、5体のヒューマノイド(中年男性らしき存在が1人、少女が3人、少年が1人)が立って会話している光景を目撃した。
ヒグドンはオウソ・ワンとともに宇宙船から“浮遊”して塔の中に入ると、エレベーターで上へと向かった。そして部屋に入ると壁の装置が動き出し、病院のMRIのようにヒグドンを“スキャン”したのだった。
“スキャン”が終わったヒグドンは、オウソ・ワンから「君は“彼ら”が必要としている人物ではない」と告げられ、地球に連れ戻されることになった。
オウソ・ワンはヒグドンに、「われわれは食料となる動物を探すため、折に触れて地球を探検しているのだ」と説明した。宇宙船に乗せた5頭のヘラジカは、食用として連れて来られたということなのだろうか。
また、オウソ・ワンは「われわれの惑星には生命を維持するには不十分な、異なる太陽と海が存在する」とも語った。
オウソ・ワンとヒグドンは宇宙船に再び乗り込み、地球へと戻った。オウソ・ワンは右手のドリルハンドをヒグドンのポケットに向け、残っていた錠剤の包みを浮かべて回収した。そして船内に持ち込まれていたヒグドンのライフルを返してくれたのだった。
地球に戻ってきたヒグドンはよろめきながらトラックに戻り、車内で気を失っていたところを森林救助隊員に発見された。帰宅しないヒグドンを心配した妻のマージェリーが、公園管理局に助けを求めたのである。そして、どういうわけかトラックはヒグドンが駐車した場所から約5キロ離れた別の場所にあったことが後に判明している。
しばらくの間ヒグドンは呆然としており、名前を聞かれても自分の名前さえ浮かばず、なにも答えられない状態が数時間続いたという。
運ばれた病院で検査を受けた結果、結核の後遺症の影がレントゲン写真では消えており、腎臓結石も治っていたことがわかった。41歳のヒグドンの健康状態はむしろ以前よりも良好になっていたのだ。オウソ・ワンに渡されて飲んだ錠剤のおかげなのだろうか。
「サンアントニオ・スター」紙をはじめとする多くのメディアは、1975年初頭にヒグドンのエイリアン・アブダクション体験談をタブロイド紙の一面ニュースとして報じた。
「あの男に出会ってから、私の人生は変わってしまった」とヒグドンは新聞に語った。
ヒグドンはその後、オウソ・ワンに二度と遭遇することはなかった。
長年にわたり、彼の話はちょっとした名声を狙った男による作り話として片付けられていた側面もある。しかしヒグドンは、後にポリグラフ検査に合格しており、そもそも金銭目的で自分の話をすることは決してなかった。
「私が調査した限り、偽造の証拠は見当たりません。誘拐されたと誤って信じるような精神病的傾向もも見当たりません」と、催眠セッションを行った故スプリンクル氏は1978年のテレビ番組「In Search of」のインタビューで語っている。
ヒグドンはこの事件を乗り越えて石油掘削の現場に復職した。1997年に引退すると生まれ故郷のテキサス州に移住し、穏やかなリタイア生活を送っていたが、残念ながら2022年1月26日に新型コロナウイルス感染による肺炎で亡くなった。
「誰かが信じようが信じまいが、私にとっては大した問題ではありません。自分になにが起こったのかは(私が一番)分かっています」とかつてヒグドンは語っている。
「もし人々が文面通りに受け止めたくないなら、それで構いません。そうでなくても、(真実は)何も変わりません。わたしは、このようなことが起こった場合に備えて、人々に知っていてほしいだけなのです」(カール・ヒグドン)
ヒグドンの妻マージェリーは、夫のエイリアン・アブダクション事件体験談をまとめた本を執筆し、著書『Alien Abduction of The Wyoming Hunter』を2017年に出版している。
50年以上前に起きたとされる事件にこの先新たな展開が待っているのだろうか。そして、オウソ・ワンらが再び地球にやって来ることがあるのか。“古くて新しい”このエイリアン・アブダクション事件からなんらかの気づきが得られるかもしれない。
【参考】
https://gideonreid.co.uk/science-fiction-and-the-carl-higdon-alien-encounter-story/
https://cowboystatedaily.com/2023/09/30/alien-abductions-of-2-wyoming-men-in-the-1970s-remain-unexplainable/
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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