禁断の「呪物メシ」実食! 開運と美食の祈願を込めて手料理でオマジナイ/ムー旅SP LIVEレポート

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    ムー44周年記念「ムー旅SP LIVE」で披露された呪物コレクター陣からの「お祝い呪物」の数々。その最後を締めくくるのは、あの人のお手製「呪物メシ」だった!?

    前半(由乃夢朗、はやせやすひろ、田中俊行)の呪物祝いはこちら!

    ムー44周年を祝う「お祝い呪物」後半戦

     去る10月9日に4時間40分にわたって配信された「ムー旅SP LIVE」。「呪物の旅」と題したコーナーでは、日本を代表するトップ呪物コレクターたちによる44周年「お祝い呪物」紹介がおこなわれた。

    コレクターたちがイチオシのお祝い呪物を披露してくれるなか、変化球で祝意を表してくれたのが相蘇啓介さん。5時間近い長丁場になったムー旅PS LIVEのなかでもひときわ現場に悲鳴が飛び交ったその「お祝い呪物」とは……!

    月刊ムー編集長、呪物メシを喰らう!

     三上編集長の目の前に置かれた、錆びた釘の打ち付けられた一体のわら人形。やおらその腹部に箸を突き立てなにかをまさぐり出した編集長は、次の瞬間、ひとことこうつぶやいた。

    「あ、ちゃんとナットウキナーゼ」

     編集長、いよいよ謎のオカルト儀式に手を染めてしまった……というわけではなく、これが「呪物の旅」コーナーのお祝い呪物披露・相蘇さん編の一幕なのだ。相蘇さんが持ってきてくれたのは、「体に呪(まじな)いを取り込んで、呪いに強くなっていこう」をコンセプトにつくられた、お手製の〝食べられる呪物〟呪物メシだったのだ!

    「呪いの宝石箱や~」とは言わなかった。

     三上編集長が箸をつけたのは、わら人形の腹のなかに煮豆を入れて発酵させたもの、すなわち「わら人形納豆」だ。高級感を出すために素材には黒豆を選んでくれたというさりげない心遣いも。無類の発酵食品好きで納豆にも一家言あるという編集長は、迷わずわら人形納豆の実食をチョイスし、納豆菌の種類までテイスティングするほどお気に召したようだ。

    これがわら人形納豆(黒豆)だ!
    ライブには登場しなかったが、通常大豆版のわら人形納豆もある。

    まだまだあるぞ呪物メシ

     このわら人形納豆もあわせて、相蘇さんが用意した呪物メシは計3品。

     ふたつめの呪物メシは、即身仏が身にまとっていた御衣(おころも)をトッピングした即身仏かき氷だ。即身仏とは自ら仏になることを宣言して入定(死去)した僧侶のことで、ミイラ化したその遺体は「生きている」ものとして信仰され、定期的に衣がとりかえられる。
     その衣は小さく刻まれてお守りとして頒布されるのだが、古くからその衣を煎じて飲むと万病に効くという信仰があった。相蘇さんがこれにインスパイアされてつくったのが即身仏かき氷で、即身仏が入定前に口にしたという木の実と漆(うるし)のかわりに、ウルシ科のマンゴーとピスタチオのシロップをかけ、最後に本物の御衣をトッピングして完成。

     実食したムー旅SP LIVEのMC島田秀平さんは、知覚過敏と御衣の食感に悶絶しつつもどうにかひと口を流し込んだ。

    呪物がどうか、というよりも、冷たさによる知覚過敏に耐える島田さん

     そして3品目の呪物メシが「五寸釘ぬか漬け」。

     相蘇さんが所蔵する呪物に、ある旧家の地下からでてきたという謎の丸太がある。廃絶した地方の旧家の解体作業中に、庭からボロボロのうちかけ(婚礼衣装)に包まれてでてきたという丸太で、その周囲にはびっしりと隙間もないほどに五寸釘が打ち込まれている。
     五寸釘は白紙のおふだを打ち付けたもので、なんらかの呪術をおこなっていたものだろうと推測されているが、詳細は全く謎。この丸太から抜いた釘を何本か一緒にぬか床に漬け込んだのが、呪物メシ「五寸釘ぬか漬け」となる。

    謎の五寸釘丸太と、五寸釘をつけこんだぬか漬け

     食材はキュウリ、ナス、ミョウガの3種。現場では急遽よびだされたムー編集部・望月が実食し、「びっくりするくらいふつう」との感想がとびだした。みごと呪物を取り込んだ3人は、呪いの指を飲み込んだあのキャラのように、すごい力を身に宿したのではないだろうか。

    五寸釘をつまようじがわりにして頂くスタイルです。

    動画はこちらから!

    「呪物の旅」は開始から3時間ごろで始まります。

    webムー編集部

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