1976年「未確認動物UMA」という言葉の誕生/動物研究家・實吉達郎
UMAをはじめ、動物、昆虫から妖怪、中国の古典に至るまで、さまざまな分野の著書を持ち、日本における動物研究に大きな影響を与えたレジェンドの実像に迫る。
記事を読む
文=藤川Q
ゲーム雑誌「ファミ通」とのコラボでお届けする“ムー通”。今月おすすめする一本は、ノスタルジーを刺激する異色のシューティング!
地球外生命体の侵略に立ち向かう人類という永遠のテーマ。1950年代には『禁断の惑星』『地球へ2千マイル』『地球の静止する日』など、実写モノクロSF映画が華やいだ時代でした。
が!
2022年、予想だにしなかった、そんな往年の実写モノクロという50年代の表現をモチーフとしたゲームが襲来してきたのです。しかも、ゲームのジャンルも横スクロールシューティングという、これまたノスタルジックですらある今もってなお魅惑的にすぎる、色褪せないクラシックな遊びを引っ提げて、襲来するUFO集団にレシプロ戦闘機で立ち向かうなんて、とんでもない内容。ムービーもすべてモノクロ実写です。
ストーリーも、ザログ大帝率いるベガ・コーポレーションの邪悪な企みを打ち砕くべく、精強な戦士たちが結集してSquadron 51(第51戦隊)を編成。邪悪な宇宙艦隊と円盤との決戦に臨む人類のパイロットになるというものです。
しかも、全編モノクロで50年代のテイストの表現への凝った造りには感動すら覚えます。なぜって、敵の円盤、ピアノ線が見えるようにわざわざ作っているんですから!(CGのゲームなのに)
おそらく、このような50年代SFへの執念を感じさせる作品はもう一生体験できないと思われます。ある意味で、たぶんこれもまた作品の設定同様、人類最後のチャンスでありましょう。
なんといっても、そのゲームシステムも前述のように、横スクロールシューティングですから。4種の機体とスペシャルな装備を組み合わせて、UFO円盤からの無数の敵弾やギミックを避けつつ機銃を撃ち込むのが、あなたの役目であります!(敬礼)
〈本作のムー民度 ★★★☆☆〉
https://store.steampowered.com/app/1378800/Squad_51_vs_the_Flying_Saucers/
Steam/配信中 1,688円(税込) © 2015-2022 WhisperGames. All rights reserved.
藤川Q
ファミ通の怪人編集者。妖怪・オカルト担当という謎のポジションで、ムーにも協力。
関連記事
1976年「未確認動物UMA」という言葉の誕生/動物研究家・實吉達郎
UMAをはじめ、動物、昆虫から妖怪、中国の古典に至るまで、さまざまな分野の著書を持ち、日本における動物研究に大きな影響を与えたレジェンドの実像に迫る。
記事を読む
事故物件住みます芸人・松原タニシ、珠玉の怪談集! すべて実話の『恐い怪談』
タイトルも直球!
記事を読む
怒れる母性を宿す人面の女獣「スフィンクス」/幻獣事典
世界の神話や伝承に登場する幻獣・魔獣をご紹介。今回は、エジプトとギリシアにまたがる「スフィンクス」です。
記事を読む
アメリカが月面のビジネス利用で宇宙覇権を狙う! 物流からエンタメまで含む「LunA-10」計画の野心/久野友萬
加速する月面ビジネス、その実態を徹底解説! 日本はこの波に乗ることができるのか?
記事を読む
おすすめ記事