ビッグフットが自らの家を建てる衝撃映像! 映画「サスカッチ・サンセット」で考える獣人の知性と社会性

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    北米の獣人UMAサスカッチが、小屋を建築する映像が公開された!? 映画「サスカッチ・サンセット」が描く、驚きの生態。

    建築の起源”を感じさせる、イチからの家づくり

     某所から、気になる映像が内密に送られてきた。以下がそれだ。

     サスカッチまたはビッグフットと呼ばれる獣人が、木を倒して家を作っている。

     斧などを道具もなく、素手で太い枝を簡単に折ってみせたり、重機も使わずに必要な資材をどんどん運ぶ様子は実にパワフル。サスカッチ家族がこれまで何度も住居を作ってきたことがうかがえる。
     雨風をしのいだり、外敵から身を隠すのに必要不可欠な”屋根のある家”。様々な太さの枝を巧みに組み立てていき、ふかふかとした葉っぱを床に敷き詰め……身体の大きなサスカッチは枝を折り、小さなサスカッチは葉っぱを集め、家族総出で快適な住居づくりに勤しむ姿は、まるで秘密基地を作る人間のようにも見えてくる。

     これまで家族で行動するサスカッチの姿はいくつか報じられてきたが、今回の映像はまたひとつ、獣人UMAの生態を教えてくれるものだろう。

    サスカッチの生態を描く映画

     これは映画「サスカッチ・サンセット」の一場面である。
     本作は、北米の霧深い森に生きる4頭のサスカッチの暮らしを、壮大な自然とともに圧倒的な映像と幻想的な音楽で描き出す異色の映像となっている。

     いわゆる劇映画であり、ルポルタージュではないのだが……幼少期からサスカッチに魅了されてきたというゼルナー兄弟監督が10年以上の構想期間を経て丁寧に描いた、親近感の湧くサスカッチの姿、生態は、わざとらしさや演出のない、自然界の不条理、生への渇望、そして家族愛がそのままだ。ゼルナー兄弟と長年タッグを組んできたバンドThe Octopus Projectによる音楽が、自然の壮大さをサスカッチの生き様と共に語りかけている。

     獣人UMAサスカッチを通じて、現代社会で生きる私たちに“生きること”を問いかけるかつてない奇妙な衝撃作「サスカッチ・サンセット」は、自然体のミステリーを見せてくれそうだ。

    <作品情報>
    「サスカッチ・サンセット」
    5/23(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
    監督:デヴィッド・ゼルナー&ネイサン・ゼルナー
    出演:ジェシー・アイゼンバーグ(『ソーシャル・ネットワーク』)、ライリー・キーオ(『マッドマックス 怒りのデス・ロード』)
    製作:アリ・アスター(『ミッドサマー』『ボーはおそれている』) 
    音楽:The Octopus Project
    2024年/アメリカ/88分/シネスコ/5.1ch/原題: Sasquatch Sunset /提供:ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム
    Copyright 2023 Cos Mor IV, LLC. All rights reserved
    公式HP:sasquatch-movie.com
    公式X :@sasquatchsunset https://x.com/sasquatchsunset

    webムー編集部

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