桔梗の前の視点で描く、坂東の覇者の物語! 小説『新皇将門』

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    その視点があったかーー!

    桔梗の前は巫女だった!?

     京の都、下鴨神社の森に暮らす巫女・桔梗は、権力者に命じられるままに霊視したある男の姿に強く心を惹かれる。「鬼」と恐れられ、京の人々を震えさせる噂とは全く異なる、人々のための政を志すよき為政者の姿が見えたのだ。霊視したその男の名は、平将門――。

     いつの頃からか「日本三大怨霊」の一角に数えられ、日本を代表する荒ぶる神として畏怖されている平将門だが、朝廷に服従しない独自の地方権力を目指した武将として評価される人物でもある。そんな将門の物語を、愛妾とされる桔梗前の視点から描いた小説『新皇将門』が発売されている。霊力をもつ巫女でもある桔梗は、その目でなにをみたのか。彼をとりまく怪しい影の正体とは……? ユニークな切り口がおもしろい新たな将門伝説が登場。

    『新皇将門』(中路啓太 著、税込2,530円、光文社)
    https://books.kobunsha.com/book/b10125690.html

    webムー編集部

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