異星人やUFOらしき存在が描かれた熊本「チブサン古墳」の謎! 今週のムー的ミステリーニュース

文=羽仁礼

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    8月16日~8月22日に世界を騒がせたオカルト・考古学・民俗学などの最新不思議ニュースから、超常現象情報研究所と編集部が厳選!

    三上編集長のUFO解説

     8月22日放映のお昼のバラエティ番組「ぽかぽか」(フジテレビ系)は「ウソかマコトか!?UFO徹底解剖」と題したUFO特集。『ムー』三上編集長とUFO好きの原田龍二がゲストで登場し、編集長はアメリカ国防総省が発表したUFO映像やうつろ舟について解説、編集長が選んだ不思議な飛行物体の写真4選や、宇宙人にさらわれた女性のインタビューも紹介。

    不思議の国のアリス症候群

     8月16日付『読売新聞』朝刊「からだの質問箱」には、息子が「物が小さく見える」と言い出したとの相談が寄せられる。これは1955年に初めて確認された症状で「不思議の国のアリス症候群」と呼ばれ、物体が大きく見えたり小さく見えたりする、変形して見える、時間が早く進んだり遅く進んだりするように感じられるという。ルイス・キャロルの小説『不思議の国のアリス』の主人公アリスの体験に似ているため命名されたが、キャロル自身もこの症状に悩まされていたともいわれる。物の変形や大小は大脳後方の、視覚や体性感覚、聴覚などを統合する連合野の異変によるものとされるが、時間感覚がなぜ変化するかは未解明で、片頭痛やウィルスなどの感染症、てんかんなどが原因とされる。思春期世代の30%が、部分的にこうした症状を経験するとも言われる。

    https://www.yomiuri.co.jp/medical/20240815-OYT8T50063/

    今後の地震、危険度1位は?

     政府が8月8日に発表した「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」は終了したが、今週発売された『週刊ポスト』(8月30日/9月6日号)、『女性セブン』(9月5日号)、『週刊現代』(8月24/31日号)及び『週刊文春』(8月29日号)はいずれも特集記事を掲載し、南海トラフ地震への警戒や、極端な被害予測を掲載している。『週刊ポスト』は恒例となっている「MEGA地震予測」も同時に掲載するが、これによると危険度1位は東北ゾーンになっており、首都圏は4位。

    https://www.moneypost.jp/1180383

    断食カルトの闇

    グッド・ニュース・インターナショナル教団のサイト

     8月16日付『読売新聞』朝刊「断食カルト429人死亡」は、昨年信者に断食を強要し429人を死亡させたケニアのカルト教団「グッド・ニュース・インターナショナル」教祖ポール・マッケンジーの裁判について伝える。マッケンジーは元タクシー運転手で2003年に教団を設立、自らは「キリストに仕える者」と名乗っていた。事件は昨年4月、教団施設に行ったまま戻らない信者の家族から通報を受けた警察の捜索によって発覚し、集団墓地から429人の遺体が見つかったが、他にも600人以上の信者が行方不明となっている。

    https://www.yomiuri.co.jp/world/20240815-OYT1T50286/

    八角形の古墳

    段ノ塚古墳 画像は「Wikipedia」より引用

     各地の古墳を紹介する『毎日新聞』の連載「散歩日和」は、8月21日の記事で、奈良県桜井市にある舒明天皇の陵墓とされる段ノ塚古墳を紹介。舒明天皇は遣唐使を初めて派遣した天皇で、百済大寺や百済宮を造成した。舒明天皇はそれまでの前方後円墳に変わり、段ノ塚古墳の形を八角形に造営した。この形は長く続かなかったが、天皇家のみが使用している。百済寺も東西約230メートル、南北約280メートルの当時の東アジア最大級の巨大な寺であった。

    https://mainichi.jp/articles/20240821/dde/012/040/006000c

    古墳に描かれた宇宙人やUFO?

    画像は「山鹿探訪なび」より引用

     8月21日付『朝日新聞』夕刊「れきしあるき」は、古墳の石室に装飾を施した装飾古墳を紹介。装飾古墳は全国に約600基あり、半数以上が九州に存在している。記事によれば、5世紀初頭には石棺に浮き彫りされた直弧文などが現れ、6世紀になると三角や同心円などの幾何学模様、動物などが描かれるようになったという。中には福岡県宮若市の竹原古墳のように奇妙な動物が描かれたものもあり、熊本県山鹿市のチブサン古墳では、角のある宇宙人のような人物やUFOのようなものも描かれている。

    https://www.asahi.com/articles/ASS8M1Q70S8MUCVL01TM.html

    羽仁 礼

    ノンフィクション作家。中東、魔術、占星術などを中心に幅広く執筆。
    ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)創設会員、一般社団法人 超常現象情報研究センター主任研究員。

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