鳥居は後ろ向きにくぐる… 歴代特捜部長が信奉する「捜査の神様」神社が話題! 今週のムー的ミステリーニュース7選

文=羽仁礼

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    6月7日~13日に世界を騒がせたオカルト・考古学・民俗学などの最新不思議ニュースから、超常現象情報研究所と編集部が厳選!

    亡き人とつながるポスト

     6月10日付『毎日新聞』夕刊「空の上へ思いは届く」は、京都府舞鶴市の大聖寺にある、亡き人への手紙を受け付ける緑のポストを紹介。松尾眞弘住職によると、ポストは特定郵便局をしていた檀家から母親が譲り受け、間違われないよう緑色に塗り直して賽銭箱代わりに使っていたが、20年ほど前、亡くなった子どもに宛てた手紙が入っていた。その後も同じ様な投函が続いたので、2019年6月から故人宛の手紙を受け付けるポストとし、今では年間600通近い手紙が届くという。手紙は開封せず春と秋の彼岸にお焚き上げ供養する。

    https://mainichi.jp/articles/20240610/dde/001/040/071000c

    歴代特捜部長が信奉する神社

    画像は「高麗神社」より引用

     6月10日付『毎日新聞』夕刊「憂楽帖」は、埼玉県日高市の高麗神社を紹介。高麗神社は朝鮮半島の高句麗から渡来し、約1300年前に大和朝廷から郡の長官に任命されてこの地を開拓した高麗王若光を祀り、出世明神として知られる。しかし、検察庁の検事たちはこの神社に「捜査の神様」が祀られているとして、昔から捜査の成功を祈願してきたという。検事たちがお参りする際には「お宮入り」が「迷宮入り」を意味することから、鳥居を後ろ向きにくぐったり脇から入ったりなどまともな入り方をしないらしい。また「捜査の神様」については、神社側もはっきりした理由がわからないという。

    https://mainichi.jp/articles/20240610/dde/041/070/031000c

    “名門”陰謀論者

    画像は「Kennedy24」より引用

     6月9日付『毎日新聞』朝刊「Sunday Column」では、西田進一郎北米総局長が、アメリカ大統領選挙に無所属で立候補するロバート・ケネディ・ジュニアについて解説する。ロバートは1968年に暗殺されたロバート・ケネディ上院議員の息子で、第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディの甥。名門ハーバード大学で法学博士号を取得した弁護士でもあるが、2004年の大統領選挙では民主党の勝利が共和党のブッシュ大統領に盗まれたとか、1963年のケネディ大統領暗殺にはCIAが関与しているなどの陰謀論を唱えてきた。最近では反ワクチン活動も続けている。

    https://mainichi.jp/articles/20240609/ddm/007/030/050000c

    韓国に日本式埴輪

     6月7日付『東京新聞』夕刊「百済遺跡から倭の埴輪」は、韓国のソウル南方にある城南福井洞遺跡から、日本式の円筒埴輪が見つかったことを報道。この埴輪は、百済にいた日本の職人と現地の職人が一緒に作った可能性が高いという。古代の文献では、当時の日本と百済が密接な関係にあったことが記されているが、この埴輪のように、そのことを直接確認できる遺物は乏しいとしている。

    https://japan.hani.co.kr/arti/culture/49367.html

    はやぶさとオシリス

    オシリス・レックスによるサンプル採取のイメージ 画像は「Wikipedia」より引用

     宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月5日、アメリカ航空宇宙局(NASA)の探査機「オシリス・レックス」が採取した小惑星ベンヌの試料を分析する施設を報道陣に公開した。日米は、「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウの試料約0.5グラムと、「オシリス・レックス」がベンヌから持ち帰った試料約0.6グラムの試料の交換で合意、JAXAは専用の施設を相模原市内に新設した。今回は外気に触れない密閉した環境で試料を観察するための装置などが公開された。6月10日付『読売新聞』夕刊「米版『はやぶさ』試料日本分析」及び6月11日付『日経新聞』朝刊「はやぶさ2成果と比較へ」に関連記事掲載。

    https://www.yomiuri.co.jp/science/20240605-OYT1T50131/

    小惑星探査機ルーシーの奇妙な発見

     6月11日付『朝日新聞』夕刊「『控えめに言っても不可解』な小惑星」は、NASAの小惑星探査機「ルーシー」が、小惑星が2つくっついている二重衛星を発見したことを報道。「ルーシー」は昨年11月、火星と木星の間の小惑星帯にある小惑星ディンキネシュの周囲を回る直径200メートルほどの衛星を撮影した。通過した後後方にある衛星を再度撮影すると、二つの天体が同じ様な形の衛星が接触している「接触二重衛星」と判明した。

    https://www.asahi.com/articles/ASS5Y0HJ9S5YPLBJ004M.html

    羽仁 礼

    ノンフィクション作家。中東、魔術、占星術などを中心に幅広く執筆。
    ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)創設会員、一般社団法人 超常現象情報研究センター主任研究員。

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