広島県庄原市の類人猿UMA「ヒバゴン」ツアー5月に開催! 今週のムー的ミステリーニュース7選

文=羽仁礼

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    4月12~4月1日に世界を騒がせたオカルト・考古学・民俗学などの最新不思議ニュースから、超常現象情報研究所と編集部が厳選!

    異星人にチップを埋め込まれた芸術家

    『朝日新聞』朝刊の連載記事「語る-人生の贈りもの-」に、4月1日よりイラストレーターの横尾忠則が登場。18日付紙面では、ホテルで缶詰になってテレビを見ていたとき体が15センチくらい浮き上がり、画面が砂嵐になって、次の瞬間に巨大な宇宙船の中にいたと述べる。西洋人風の宇宙人が3人現れ、言葉は発しないのに脳が反応。自身の霊体に交信用チップを入れたいことが伝わった。気づいたら、またホテルでテレビを見ていたが、それ以後は国内外どこでもUFOが現れたという。

    https://www.asahi.com/articles/DA3S15914511.html

    UMA「ヒバゴン」ツアー5月開催

    画像は「西城町観光協会公式HP」より引用

     4月13日付『日経新聞』夕刊「恐怖の類人猿今も『捜索』」は、地元広島県庄原市西城町でのヒバゴンの話題を紹介。ヒバゴンについては、1970年に最初に目撃報告があって以来、地元の『中国新聞』が大きく報道し、最終的に29件の目撃報告が寄せられたが、1974年を最後に目撃は途絶えている。しかしヒバゴンは今や西城町のシンボルともなっており、5月には目撃のあった林道などを巡るツアーも予定されている。

    https://www.nikkei.com/article/DGKKZO80009480T10C24A4CE0000/

    恐竜繁栄と「雨」の謎

     4月16日、NHK-BSで放映された「フロンティア」は、恐竜が急速に繁栄した秘密に迫る。恐竜は、三畳紀に発生した当初は小型で生息域も限られていたが、三畳紀後期のカーニアン期に一時的に降雨量が増大した時期があり、それ以後、生息域を広めて地上を支配するようになったという。この降雨増大時期は現在「カーニアン湿潤化イベント」あるいは「カーニアン多雨事象」と呼ばれているが、35年前に当時20代の科学者2名が最初に発表した当初は否定され、2人は研究対象を変更したという。

    ギリシャの聖域「アトス山」

    アトス山のシモノペトラ修道院 画像は「Wikipedia」より引用

     4月14日付『東京新聞』朝刊は、画家の堀尾一郎が、ギリシャ正教のイコンを学ぶため1983年に聖山アトスで生活した経験を記す「祈りのありか(上)」を掲載。ギリシャのアトス半島は半島そのものがギリシャ政府からも独立した生活を営んでおり、女人禁制かつ住民はすべて修道士という聖域になっている。

    https://www.chunichi.co.jp/article/836925

    日本人の祖先は三系統

     理化学研究所などのチームは、17日のアメリカの科学誌に「日本人の祖先は三系統に分けられる」との研究結果を発表した。従来は縄文系と弥生系の2系統という意見が主流であったが、現代人のゲノムの特徴を分析した結果、沖縄に多い「縄文系」、関西に多く古代の漢民族に近い「関西系」、東北に多く、さまざまな要素が混ざっている「東北系」に分けられるとわかった。4月18日付『日経新聞』朝刊「日本人の祖先、3系統か」、同日付『産経新聞』朝刊「日本人祖先は『3系統』」、及び同日付『東京新聞』朝刊「『縄文人と弥生人』説に疑問」で紹介。

    https://mainichi.jp/articles/20240417/k00/00m/040/315000c

    月面開拓時代、日本の役割

     4月14日付『読売新聞』朝刊「スキャナー」は、アメリカ主導の有人月探査計画「アルテミス計画」に関連し、日米両政府が日本人宇宙飛行士の月着陸などで合意した経緯と今後の展望を解説。日本は月面探査車の開発で協力するが、今後の動向はアメリカのスケジュールが予定どおり運ぶかどうかに左右されるという。また4月16日付『日経新聞』朝刊は「月面経済圏へ3つの課題」と題する記事を掲載。2030年代には月面に基地を設けて継続的に宇宙飛行士が滞在する予定であり、民間企業も含めた月面経済圏の形成が期待されるが、今後ロケット燃料となる水資源の開発、月面における各種インフラの整備、そして宇宙飛行士の育成が課題になると論ずる。

    https://www.nikkei.com/article/DGKKZO80024890V10C24A4TJK000/

    ISSのゴミが民家を直撃

    民家を直撃したISSのゴミ 画像は「NASA」より引用

     今年3月、アメリカ、フロリダ州の民家を金属の塊が直撃する事件があり、NASAが金属を回収、分析していたが、15日になってISSから2021年3月に古い充電池を乗せて投棄された荷物台の一部と判明。総重量2.6トンだったが、大気圏ですべて燃え尽きると予測されていた。4月17日付『産経新聞』朝刊「ISSのごみ米民家を直撃」、及び同日付『東京新聞』朝刊に関連報道あり。

    https://www.tokyo-np.co.jp/article/321485

    羽仁 礼

    ノンフィクション作家。中東、魔術、占星術などを中心に幅広く執筆。
    ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)創設会員、一般社団法人 超常現象情報研究センター主任研究員。

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