神を見た者の視界とは?「顕神の夢―幻視の表現者―村山槐多、関根正二から現代まで」展が愛知県・碧南市で開催へ

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    話題の「神」展示が愛知県碧南市へ!

    神を見た者たちの「表現」

     円空、出口なお、出口王仁三郎、萬鉄五郎、牧島如鳩、村山槐多、岡本天明、金井南龍、草間彌生、横尾忠則……という参加作家の並びで話題の展示会顕神の夢―幻視の表現者―村山槐多、関根正二から現代まで」展が、愛知県の碧南市藤井達吉現代美術館 へ巡回する。

    「超越的な何か」に接した見神者たち、または宗教的なビジョンや幻視・幻覚をもとに制作された作品、神仏や魔を表出した作品……などなど、まさに「顕神」の作品を集めたという本展示会は、通常の美術の流れではなく、神秘・宗教・霊性を尺度にしている。

     創作、表現という行為の根底には超越的な存在や内なる神への問いかけがある……いやしかし、見せることを前提としていればそれは預言的なものではないのか?……などと、魂を揺さぶられること間違いなし。

     この先の巡回予定は公開されていないため、もしかすると、これらが一堂に会する貴重な機会となりそうだ。

    金井南龍《妣(はは)の国》1969年 さすら蔵
    岡本太郎《千手》1965年 川崎市岡本太郎美術館蔵
    横尾忠則《如何に生きるか》2012年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)
    中園孔二《無題》2014年 個人蔵
      ©Koji Nakazono,Nakazono Family Courtesy of Tomio Koyama Gallery
    萬鐵五郎《雲のある自画像》1912-13年頃 岩手県立美術館蔵
    石塚雅子《迦陵頻伽》2014年 作家蔵
    円空《十一面観音菩薩立像》林泉寺蔵(碧南市藤井達吉現代美術館寄託)
    真島直子《妖精》2010年 作家蔵(足利市立美術館寄託)

    【出品作家】
    円空、出口なお、出口王仁三郎、藤井達吉、萬鐵五郎、秦テルヲ、高島野十郎、牧島如鳩、古賀春江、河野通勢、村山槐多、宮沢賢治、橋本平八、岡本天明、長安右衛門、関根正二、岡本太郎、高橋忠彌、三輪田俊助、金井南龍、佐藤溪、横尾龍彦、草間彌生、平野杏子、若林奮、八島正明、横尾忠則、芥川麟太郎、馬場まり子、藤山ハン、石野守一、齋藤隆、真島直子、内田あぐり、黒川弘毅、舟越直木、宮川隆、OJUN、藤白尊、赤木仁、上田葉介、三輪洸旗、黒須信雄、橋本倫、佐々木誠、石塚雅子、三宅一樹、吉原航平、庄司朝美、中園孔二、花沢忍

    展示概要
    碧南市制75周年記念事業 開館15周年記念
    「顕神の夢 ―幻視の表現者― 村山槐多、関根正二から現代まで」

    会期:2024年1月5日(金曜日)~2月25日(日曜日)
    ※会期中、展示替を行います。
    前期:1月5日(金曜日)~1月28日(日曜日)、後期:1月30日(火曜日)~2月25日(日曜日)
    観覧時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
    ※2月10日(土曜日)は21:00まで特別開館します(入場は20:30まで)
    休館日:月曜日(1月8日・2月12日は開館)、1月9日(火曜日)、2月13日(火曜日)

    観覧料:一般900(720)円、高大生600(480)円、小中学生400(320)円
    ※( )は20名以上の団体料金。未就学児童、市内在住・在学の小中学生・高校生、市内在住の65歳以上の方、各種障がい者手帳をお持ちの方と付き添い1名は無料。受付に証明書をご提示ください。

    主催:碧南市藤井達吉現代美術館、碧南市、碧南市教育委員会、顕神の夢展実行委員会/共催:朝日新聞社/助成:一般財団法人地域創造

    公式サイト
    https://www.city.hekinan.lg.jp/museum/event_guide/kikakuten/20106.html

    webムー編集部

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