異色の仲良しユニットがいろいろな不思議に突撃!「不思議大百科」/ムー的YouTuberの世界

構成=本間秀明

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    オカルトコレクターの田中俊行と元火葬場職員の下駄華緒のふたりが、 心地よい空気感とトークでこの世の不思議に迫ってその楽しさを発信する。 YouTubeを拠点にやりたいことを次々と実現し、ファンを増やしている。

    不思議大百科
    https://www.youtube.com/@fushigi_daihyakka
    チャンネル登録者数 6.85万人(2023年08月段階)

    【閲覧注意】チベットの人骨笛カンリンとは!?

    田中:今日は「カンリン」という呪物を紹介したいと思います。下駄さんとふたりで買いました。本物は200万円くらいするという噂です。
    下駄:2本セットをヤフオクで買ったんですよね。仏具として本物ということですか?
    田中:そう。材質は人間の大腿骨です。これは皮つきで、臭いもするんです。2本セットで下駄さんが1本持って帰りました。
    下駄:おいくらでしたっけ?
    田中:1本10万円です。ところで、カンリンにはいろんな説があるじゃないですか?
    下駄:僕はふたつの説を聞きました。罪人が亡くなると善の部分が骨に残り、善人が亡くなると悪の部分が骨に残るといわれます。だから、カンリンに使われる遺骨は悪人のものなんですね。悪人なので善が残っていて、これを吹き鳴らすことによって善をみんなに届けるというのがひとつの説です。
     もうひとつの説は真逆で、この遺骨は事故死した方や妊婦さんのもので、「この世に生きていたかった」という強い念がこもっているというんですよ。これを吹くことによって霊が集まるそうです。
     僕がカンリンの音を皆さんに聞かせたいと思います。ネット上でこの音を聞けるのは、多分ここが初めてです。ちなみに、僕のカンリンには皮がついていません。でも、トルコ石などの石がいっぱいついているんですよ。田中さんが今手に持っているカンリンと僕の持っているカンリンはたぶん別人です。
    田中:2本セットなのに?
    下駄:はい。田中さんのは自分のと雰囲気が全然違うんですよ
    田中:元火葬場職員だからわかるんですね。
    下駄:これは絶対に大腿骨だとわかります。田中さんのは多分男の人です。これを僕の脚に当てると、同じくらいでしょう? 僕と同じ身長170センチくらいの方なんですよ。一方、僕が持っているのは多分、身長150後半から160センチくらいの女の人です。
    田中:もしかしたら夫婦やカップルかもしれませんね。
    下駄:僕が調べたところ、カンリンは地方の博物館で飾られています。
    田中:これは博物館級?
    下駄:だから、こんなクーラーもない暑い部屋に、カンリンはもったいないんですよ。

    【実話怪談】火葬場職員の怖すぎる金縛り!

    下駄:僕が火葬場で働きはじめたころ、4、5歳の子供の火葬がありました。その日の業務が終了した後、僕は戸締まり当番で、最終の消灯や施錠を確認していきました。懐中電灯を持って火葬場の中を見回って、最後に、火葬用のバーナーが並んだログラーを確認するんですよ。
    ホールからログラーへ入る扉はふたつあります。一方の鉄扉から入って鍵を閉めた後、バーナーの元栓が全部閉まっているかを確認し、反対側の鉄扉からホールに出ます。
     僕がホールから出る直前、離れている方の鉄扉からバタンと音がしたんですね。急いでそちらに行ったけれど、さっき閉めたから開きません。今度は反対側の鉄扉から、誰かがドアノブを回すような音がしました。ログラーの中にはだれもいません。僕は「今日の子供かな?」と思って、「ごめんな、先帰るわ」といったんですよ。
     帰宅後、寝ていると金縛りに遭いました。このとき、足元に男の子が見えて、「遊ぼう」といいました。全然怖くなかった僕は子供としりとりをしたんですね。あるとき僕の番になったら、急に何もいえなくなりました。子供に「何ていってるの?」と聞かれるので、「ちょっと待ってな」と答えました。
    田中:でも、次の言葉が出てこない?
    下駄:そうなんです。段々と子供の声が近づいて、子供の顔だけが大きくなっていくんですよ。僕は急に恐怖に襲われました。でも、次をいえません。子供がすぐ近くに迫っています。僕が渾身の力で叫んだら、金縛りが解けました。
     この後、僕を見に来た母親と話していたら、枕元のiPhoneが鳴って「よく聞こえませんでした」といいました。そんな設定をしていないのに。
     寝られないまま出勤したその日、子供の死因が事故死だったと知りました。しかも、僕がしりとりでいおうとしていた言葉が「車」だったんですよ。
    田中:子供はまだ遊びたかったんでしょうね。驚かそうという気はなかったんじゃないですか?
    下駄:悪気はなかったと思います。ただ、「車」をいえなかったのは、子供がいってほしくなかったのか、守護霊が僕を守るために止めた可能性もあるそうです。

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