古代インド「ヒーローストーン」とサイコポンプに見る“あの世への旅立ち”の真実! 天使の存在は全世界共通か
インドでは古来より自らの命を犠牲にして戦った英雄を讃えた石碑「ヒーローストーン」が各所に建てられいる。この記念碑を考察することで見えてくるのが「サイコポンプ」と世界中の文化に共通するあの世への“旅立ち
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「ムー」本誌の隠れ人気記事、ブックインフォメーションをウェブで公開。編集部が選定した新刊書籍情報をお届けします。
吉永 進一 監修/造事務所 編著
世界の天使と悪魔に関する基本的情報を紹介
「天使」とは、神と人間との中間に位置する霊的存在である。ユダヤ教やキリスト教といった一神教においては、神は絶対的な存在であって、人間とは隔絶している。そこで神と人間とを仲介するものが必要となり、生み出されたのが天使である。日本では一般的には「羽根の生えた赤ん坊」というイメージだが、実はその姿は多様であり、中には巨大怪獣のような天使もいたりする。
一方の「悪魔」は、天使と対立する存在であり、コウモリの翼や角のある姿でイメージされる。だが実際には、悪魔は元は天使であったり、敗北した異教の神であったりして、天使との境界は曖昧である。
本書は、そんな個性的な天使と悪魔の数々を、何と200体も採り上げ、豊富なイラストとともに紹介する、便利なカタログ。
それもキリスト教などの西方世界のみならず、仏教やゾロアスター教などの東方世界の天使と悪魔、さらには東西の聖人や魔導師まで収録されているから、本書一冊で、およそ世界の天使と悪魔に関する基本的情報は、ひと通り手に入る。文字通り一家に一冊、常備しておくべき、絶好の便覧といえるだろう。
ただし、本書は2006年にPHP文庫から、28万部以上も出た『「天使」と「悪魔」がよくわかる本――ミカエル、ルシファーからティアマト、毘沙門天まで』を再編集して改題したものなので、同書をすでにお持ちの方は注意されたい。
(2023年9月号掲載)
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