ナマのオカルトで世界を批評せよ! 「復刊地球ロマン」による”平地人”へのメッセージ/ムー前夜譚(3)
70年代の大衆的オカルトブーム最後の花火として1979年に打ち上げられた「ムー」。ではそもそも70年代に日本でオカルトがブームとなった背景は? 近代合理主義への対抗が精神世界という言葉以前の現実問題だ
記事を読む
霊の顔が写り込んでいる!? 無気味な映画の画像を確認してみよう。
敗戦がまだ尾を引いていた1970年代ドイツ、ハンブルク。安アパートの屋根裏部屋に住むフリッツ・ホンカは、夜な夜な寂しい男と女が集るバー“ゴールデン・グローブ”で酒をあおっていた。彼がカウンターに座る女に声を掛けても、いつも顔をしかめられるだけ。一見、無害そうに見えるフリッツの狂気に気づく常連客は誰ひとりいなかった……。
1970年代のドイツ、ハンブルクで確認されただけで4人を殺害したシリアルキラー、フリッツ・ホンカの"日常"が映画化された。
『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』は、貧しさと孤独の中で育ったホンカが、ごく自然に人を殺していく。書いてしまえばシンプルにつきるが、その流れがあまりにも自然な行為だけに、劇中の被害者もうっかり受け入れてあっさり殺されてしまうのだ。
そのため、鑑賞後に「なんで???」という無気味な肌触りが拭い去れない作品だ。
しかも、本作には監督はじめ制作陣の意図せぬ"霊"が写り込んでいるというのだ。
とある場面で、夜空に、ホンカに殺された女性の顔が写っているというのだ。劇中、いや、殺害された本人のとおり、歯のない顔が……!
こちらがその場面だが、おわかりだろうか?
明るくしてみると……
殺人鬼を描いた作品であり、心霊描写、ましてや普通なら気づかれないような「霊の顔」を仕込むはずもない。これは霊なのか、はたして……。ぜひ劇場で、確認してほしい。
作品公式サイト https://www.bitters.co.jp/yaneura/
関連記事
ナマのオカルトで世界を批評せよ! 「復刊地球ロマン」による”平地人”へのメッセージ/ムー前夜譚(3)
70年代の大衆的オカルトブーム最後の花火として1979年に打ち上げられた「ムー」。ではそもそも70年代に日本でオカルトがブームとなった背景は? 近代合理主義への対抗が精神世界という言葉以前の現実問題だ
記事を読む
女王崩御の日に二重の虹がかかった話など/南山宏のちょっと不思議な話
「ムー」誌上で最長の連載「ちょっと不思議な話」をウェブでもご紹介。今回は2023年2月号、第466回目の内容です。
記事を読む
破壊された壁画に描かれた太陽神ミスラと弥勒菩薩を追う!「バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰」展が開催
2001年に破壊された遺跡の信仰文化を見て学ぶ展示が実現!
記事を読む
霊峰石鎚山の奥地に広がる「神の庭」笹倉湿原へ! 現地で囁かれる“天狗より恐ろしい”存在とは?
修験の山、石鎚山から連なる石鎚山系の奥深くにある「神の庭 笹倉湿原(さぞうしつげん)」。そこは神々が遊んだ地なのか、それとも……。人里離れた沢のほとりに現れる「五右衛門風呂の釜」の謎などを現地取材。地
記事を読む
おすすめ記事