山怪、地図にない廃墟、霊が見える青年…映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』が描く実話怪談的な怪奇の数々
「かくれんぼしよう。」ーー謎めいた失踪事件を軸に、静かで重い恐怖が忍び寄る名作ホラーが誕生した。その背景を監督&総合プロデューサーにインタビュー。
記事を読む
霊の顔が写り込んでいる!? 無気味な映画の画像を確認してみよう。
敗戦がまだ尾を引いていた1970年代ドイツ、ハンブルク。安アパートの屋根裏部屋に住むフリッツ・ホンカは、夜な夜な寂しい男と女が集るバー“ゴールデン・グローブ”で酒をあおっていた。彼がカウンターに座る女に声を掛けても、いつも顔をしかめられるだけ。一見、無害そうに見えるフリッツの狂気に気づく常連客は誰ひとりいなかった……。
1970年代のドイツ、ハンブルクで確認されただけで4人を殺害したシリアルキラー、フリッツ・ホンカの"日常"が映画化された。
『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』は、貧しさと孤独の中で育ったホンカが、ごく自然に人を殺していく。書いてしまえばシンプルにつきるが、その流れがあまりにも自然な行為だけに、劇中の被害者もうっかり受け入れてあっさり殺されてしまうのだ。
そのため、鑑賞後に「なんで???」という無気味な肌触りが拭い去れない作品だ。
しかも、本作には監督はじめ制作陣の意図せぬ"霊"が写り込んでいるというのだ。
とある場面で、夜空に、ホンカに殺された女性の顔が写っているというのだ。劇中、いや、殺害された本人のとおり、歯のない顔が……!
こちらがその場面だが、おわかりだろうか?
明るくしてみると……
殺人鬼を描いた作品であり、心霊描写、ましてや普通なら気づかれないような「霊の顔」を仕込むはずもない。これは霊なのか、はたして……。ぜひ劇場で、確認してほしい。
作品公式サイト https://www.bitters.co.jp/yaneura/
関連記事
山怪、地図にない廃墟、霊が見える青年…映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』が描く実話怪談的な怪奇の数々
「かくれんぼしよう。」ーー謎めいた失踪事件を軸に、静かで重い恐怖が忍び寄る名作ホラーが誕生した。その背景を監督&総合プロデューサーにインタビュー。
記事を読む
「ソーダ村」は「そうじゃない」? みんなが知っているのに微妙に違うあの歌の正体/妖怪補遺々々
インターネットもなかった時代に、各地の子供たちの間に広まった謎の歌がある! その起源とは!? 歌にはどんなバージョンがあるのか? そんな妖怪とは異なる怪異的現象を調査! ホラー小説家にして屈指の妖怪研
記事を読む
古書の山からハリポタ初版を発見した話など/南山宏のちょっと不思議な話
「ムー」誌上で最長の連載「ちょっと不思議な話」をウェブでもご紹介。今回は2022年12月号、第464回目の内容です。
記事を読む
針金グルグル巻きの奉納ハサミが発する強烈な情念! 福島県「橋場のばんば」/小嶋独観
珍スポ巡って25年、すべてを知る男による全国屈指の“珍寺”紹介。今回は福島県南会津郡檜枝岐村の「橋場のばんば」。針金でグルグル巻きにされたハサミの意味とは――!?
記事を読む
おすすめ記事