「龍と巨大蛇行剣」ムー2023年10月号のカバーアート/zalartworks
「ムー」本誌のカバーアートを手掛けているzalartworksさんによる、アートワーク制作の裏話です。
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今回の取材テーマは、ヘイズ中村先生の「霊話盤」! 文字どおり霊と対話するためのアイテムで、かつて日本で大流行した「こっくりさん」のルーツでもあります。
日本ではかつて「エンジェルさん」や「こっくりさん」が大ブームになりました。その原点といえるものが「スピリット・トーキング・ボード(霊話盤)」で、文字どおり霊と交流するためのアイテムです。 魔女・占い師として活躍するヘイズ中村先生が、あるイベントで霊話盤の実演をしたところ、その場にいた全員が興味津々。「これはいけるかも」という手応えを得て、霊話盤つきの小冊子をリリースされました。 ヘイズ先生によると、霊話盤の原型である「テーブル・ターニング」が日本に伝わったのは、黒船来航のころという説があるそうです。水兵さんと日本の村人たちが、言葉は通じないながらも同じテーブルを囲んで降霊会を開いていたとは。 その後、フランスでは霊の言葉を自動書記するツール「プランシェット」が誕生しますが。実用的ではなかったようです。一方、アメリカではアルファベットを配した「スピリット・トーキング・ボード」が開発され、降霊会がしやすくなりました。 小学校時代にこっくりさんが流行したときは無防備に実践していましたが、交霊をはじめる前に参加者一同が手をつないで輪をつくり、「善良なる霊よ、われらにその知恵をお貸しください……」と呼びかけるのが安全なやり方とのこと。悪霊が来ないようにする効果もあります。そのおかげか、今回はわりとよい霊が来てくれたような……。 私の曾祖母と思しき霊に「明治時代はよかったですか?」と聞いたら「YES」とのことで安堵しました。つづいて「有名人で、この場へ来る時間のある霊」を呼んでみたところ、IT系の社長らしき男性の霊が来てくれたようです。「ご家族のことは心配ですか?」と尋ねると「NO」とのことで、わりとドライな方のようでした。実はこの日の夜、お風呂で一瞬眠気に襲われたときに知らないおじさんのビジョンが見えたので、この男性霊かも、と思いました。もしかしたら、お風呂をのぞかれたかもしれません……。 最後に大魔術師クロウリーの霊に呼びかけたら、ワナビー霊が登場。その霊にヘイズ先生が説教したシーンは鮮烈でした。霊との交流の意外な楽しさにハマりそうです。
辛酸なめ子
漫画家、コラムニスト。芸能界から霊能界、セレブから宇宙人まで独自の視点で切りこむ。
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