別の何かもいる?「神様がいる神社 いない神社」/ムー民のためのブックガイド

文=星野太朗

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    神様がいる神社 いない神社

    あらかし時雨 著

    「神様ではない別の何か」がいる神社もあるという

     日本固有の宗教として知られる神道。実際にはいわゆる「宗教」の枠を越え、深く日本人の生活に溶け込んでいる。「神社は全国に約8万社」あるそうで、それぞれが人々の信仰を集めている。そして当然、「そこに神様がいると信じているから」こそ、神社に参拝するのである。
     ところが、である。その多数の神社の中には実際には神様がいないものもあるという。著者の体感では(場所にもよるが)およそ4割もの神社に「神様はいない」というのである。それどころか、「神様ではない別の何か」がいる神社もあるというから、戦慄してしまう。
     そういわれると、そもそも神社参拝自体が無駄ではないかと思われるかもしれないが、心配は無用。著者によれば「誰でも、自分の五感を通して、神様がいる神社といない神社の違いを感じ取ることができ」るという。その見分け方、感じ取り方の実際を説き明かしたのが本書である。
     著者のあらかし時雨氏は、幼いころより霊感に優れ、ときには霊障に悩まされることも。現在は占いや神棚鑑定、神社鑑定などをメインに活動している。著書に、かつて本欄でもご紹介した『悪い気は植物が吸ってくれる』(飛鳥新社)がある。
     さて本書では、神様のいる神社はその実名が触れられることもあるが、神様のいない神社については具体的な社名はいっさい出てこない。そこは本書を実践し、ぜひとも自力で感じ取れるようになっていただきたい。

    (月刊ムー 2026年10月号掲載)

    星野太朗

    書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。

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