2026年11月13日に人類は“圧し潰されて”滅亡する!? 60年前の「フェルスターの予言」期日迫る

文=webムー編集部

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    半世紀以上前に有名科学者が示した「終末の日」まであと数か月――。恐ろしい予言に秘められた真意と、人類に求められているものとは!?

    餓死はしないが圧死する?

     1960年、オーストリア系米国人の物理学者が人類の「終末の日」を特定し、科学誌「サイエンス」上で発表した。学者の名前はハインツ・フォン・フェルスター(1911〜2002)。サイバネティクス(生物と機械における通信工学や制御工学、情報処理理論を総合的に扱う学問分野)の始祖とされる人物だ。

    フェルスターの論文より。「Doomsday(終末の日)」の見出しが踊る。

     フェルスターは過去2000年にわたる世界の人口データを分析し、その増加ペースが速くなっていることを突き止めた。そしてこのまま加速度的に人口が増加すると、ついには無限大(数理上の特異点)に達して地球が支えきれなくなるタイミングを導き出し、そのXデーこそ2026年11月13日であると警告したのだ。

     フェルスターによれば、世界人口が爆発的に増加しても食料生産技術の進歩によって食糧危機は回避される。ただし、食料があっても当然ながら物理的な空間には限界がある。

    「われわれのひ孫たちが餓死することはない。彼らは圧し潰されて死ぬのだ」(フェルスター)

    ハインツ・フォン・フェルスター 画像は「Wikipedia」より引用

    予言が示唆したものとは

     ところが1960年代以降、世界人口の増加率は鈍化している。1960年にフェルスターの論文が発表された当時、地球上の人口は30億人をわずかに超えていた。それから60年余りが経ち、現在は約82億人。50億人以上も増加しているが、米国税調査局の2026年推計によると、世界の人口増加率は1963年のピーク時の2.2%から2026年には約0.84%へと低下しているのだ。

    フェルスターの論文より。時代が下るにつれて(左方向)人口の増加率が増えていく。

     1960年代の増加率であれば約32年ごとに人口が倍増していたが、現在の増加率では倍増するのに約83年かかる計算となる。そのため、フェルスターの予言は外れ、彼はあくまでも世界人口の急増がもたらす危機をあくまでも数学的に示したにすぎないというのが人口統計学者たちの現在の見解だという。

     フェルスターが導き出した人口の増加曲線は誤差7パーセント、5年半分の不確実性を含むとされたが、それを踏まえても彼の予言が現実のものとなる事態はひとまず避けられたように思われる。しかし現実的な視点に立てば、世界人口の増加以外にも人類滅亡につながりかねないリスクと不確実性は(フェルスターの予言が発表された時代と比べて)増している。

     このような予言について、現実化しなかったからといって一笑に付してかりそめの安堵を得るのではなく、現在の文明社会について省みるとともに、人類の望ましい未来について構想するための契機とすることが賢明だろう。

    【参考】
    https://www.dailymail.com/sciencetech/article-16068013/physicist-doomsday-prediction-november.html

    webムー編集部

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