中国版ツングースカ大爆発!? 貴州「空中怪車事件」の謎/忘れじのUFO事件史
空飛ぶ円盤という言葉が世に飛び出して約80年。 数々の遭遇の中から忘れられない―― 忘れたくない事例を振り返る。 今回は中国の貴州に飛来した「空中怪車(快車)」について。 あの衝撃波は空飛ぶ円盤の飛来
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「ムー」本誌の隠れ人気記事、ブックインフォメーションをウェブで公開。編集部が選定した新刊書籍情報をお届けします。
片岡龍峰 著
宇宙の本当の怖さがこれでもかと詰め込まれている
今現在、地球の表面にへばりついて生きる多くの人は、それこそ日々の暮らしに忙殺され、「宇宙の脅威」などわれ関せずとばかりに、のほほんと暮らしている。だが実際には近年、迫りくる「宇宙災害」の危険性は、ますます高まっているという。
たとえば、「通信を遮断してしまう電磁波バースト(太陽フレア)、停電事故を引き起こす10億トンクラスのプラズマの大噴出(コロナ質量放出)、ほぼ光のスピードで襲いかかる放射線の銃弾(太陽プロトン)」等々である。いずれも「核爆弾数億発に匹敵する驚異のエネルギー」というのだから、常人には想像すら覚束ない。だが本書を一読すれば、その災害の激甚ぶりが、具体的に理解できるようになるのだ。
著者の片岡龍峰氏は、宇宙空間物理学を専門とする理学博士で、現在は沖縄科学技術大学院大学主幹研究員。当然ながらSFファンでもある。
表題は『怖い宇宙』であり、そして実際、宇宙の本当の怖さがこれでもかと詰め込まれているわけだが、恐怖をあおるだけの本ではない。「宇宙空間における地球の立ち位置と、その見取り図を示す」という骨太の意図が、本書を貫いているのだ。
しかも本書の語り口は、あくまでも優しく親しみやすい。そして何より、著者自身の「宇宙愛」が随所に炸裂しているのだ。そんなわけで、読み終えると、恐怖よりもむしろ、ほっこりほのぼのとした気持ちになる。何とも不思議で魅力的な本だ。

(月刊ムー 2026年09月号掲載)
星野太朗
書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。
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