アルゼンチンが震えた「緑色の一つ目小僧」事件! カエル型異星人=両生類系ヒューマノイドの謎
寂しい夜道で突如、奇怪な“緑色の一つ目小僧”のグループに出くわしたとすれば恐怖でしかない。1988年のアルゼンチンで、まさにその“第三種接近遭遇”が起きていたのだ――。
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紀元前760年頃から紀元前650年まで、5人のクシュ人のファラオがヌビアから地中海までのエジプトを統治していた。「もう1つの古代エジプト文明」であるヌビア王国がこの時代に繁栄していたのだ。そしてその遺跡にはこの地にかつて存在したという“巨人”の痕跡が残されていた――。
北東アフリカ、スーダン東部の砂漠を流れるナイル川のほとりには、200近くの古代のピラミッドがある。これらのピラミッドの建設を手がけたのは、同地を約1000年にわたり統治してきた一連の王国の総称であるヌビア王国だ。
かつてメロエと呼ばれた同地の東には王家の墓地があり、高さの異なる約50のピラミッドが密集している。一方、メロエの西に位置する王都には、王宮跡や寺院、王宮の浴場などがあった。各建物の建築には多くの文化と交流を重ねてきたメロエのグローバルな性質が反映されており、自国の文化様式にエジプト、ギリシャ・ローマの装飾様式が取り入れられている。
紀元前1000年頃に第24エジプト王朝が滅亡した後、ヌビアのクシュ王国が中部ナイル地域の支配勢力として台頭してきた。この頃エジプト本土は混乱期を迎えており、周辺への統治力が減衰していたのである。
そして紀元前712年から紀元前657年にかけて、クシュ派の君主がエジプトの大部分を支配した。紀元前300年に王国の首都と王家の墓地がメロエ地方に移されたとき、統治者の墓を収めるためにピラミッドを建設するというファラオの伝統がこの地で継承されることになったのだ。そしてヌビアの勢力がエジプトを統治していた間に、200ものピラミッドが建設されたのである。
フランスの鉱物学者フレデリック・カイヨーは、1821年にヨーロッパ人として最初にメロエの遺跡に注目した。カイヨーによって墓地の部屋の壁に描かれたレリーフや絵画など、数多くの興味をそそる複雑な工芸品が発掘された。そしてその中に、「2頭の象を運ぶ巨人」を描いた興味深い絵画も含まれていたのだ。
古代ローマの歴史家フラウィウス・ヨセフスは、紀元前79年に「最後のエジプトの巨人」が紀元前13世紀のヨシュア王の治世に生きていたと書き記している。加えて彼らはライオンの咆哮のような大きな声を発し、聞く者を恐怖に陥れていたようだ。
いくつかの古代エジプトの壁画では、ピラミッドの建設労働者を身長5~6メートルの「巨人」として描写している。専門家によると、これらの巨人は4~5トンのブロックを持ち上げることができたはずだという。
また、古代の壁画の中には、古代エジプトを統治する巨大な王を表現したものもあれば、巨人の指揮下で働く小さな身体の配下を描いたものもある。
1988年、スイスの起業家でエジプト史の熱心なアマチュア研究者であるグレゴール・スペーリは、エジプトの民間業者を通じて、古代の墓荒らしの一団と接触した。スペーリはカイロの北東100キロにあるバイアフッカー(Bir Hooker)の小さなコテージで一団に出会い、ぼろ布に包まれてミイラ化した巨大な指を見せられたのである。
スペーリは300ドルを支払い、その場で巨人の指を検分し写真に撮ることを許された。指はきわめて乾燥しておりとても軽かったという。この大きさの指を持つ人間であれば、身長は少なくとも5メートルになる。
彼らはこの巨人の指の信ぴょう性を保証するため、1960年代に撮影したX線写真も提供してくれたのだが、スペーリがいくら金を積んでもこの指を売ってはくれなかった。
この一件に触発されたこともあり、スペーリは仕事を辞めて巨人に関する本を執筆し、2008年に『Lost God: Day of Judgement』を出版した(2018年にペーパーバック版を出版)。彼はこの発見について科学的な方法で書いたわけではなく、読者が自分の見解を形成できるオプションを提供したのだと説明している。
太古の昔、人間と巨人が共存していた時代があったのだろうか。古代エジプトのピラミッドが巨人たちによって建造されたものだとすれば、ある意味では合点のいく話になるのかもしれない。
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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