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のどかなイギリス東部の田園地帯で、深夜の夜道に現れるという赤い目の怪物――100年語り継がれる“死の前兆”こと「シュグ・モンキー」の正体に迫る!
イギリス東部・ケンブリッジシャーの田舎道には、恐ろしい未知の生物が潜んでいるという。世界的にはまだまだ認知度の低いそのUMAの名は、「シュグ・モンキー」。犬のような体に猿のような顔をもつ、身の丈約2.4メートルにもなる巨大なハイブリッドモンスターとされる。全身は漆黒の毛で覆われ、赤い目を光らせ、長く鋭い爪を具えている。目撃者によれば、シュグ・モンキーは四つん這いで地を駆けることもあれば、人間のように直立して歩くこともあるという。

地元ではこの無気味な存在を“死の前兆”として恐れ、「見た者は災いに見舞われる」と信じられてきた。シュグ・モンキーが現れるのは、ウェスト・ラッティング村からバルシャムへと続くスラウ・ヒル・レーン。夜の田舎道を歩く人の中には、生け垣の陰に光る“赤い目”を恐れ、思わず足を速める者も少なくない。
シュグ・モンキーという名の由来について、オーストラリアで歴史学と人類学を専門とするデイビッド・ウォルドロン氏は、「シュグ(Shug)」という名が古英語の“scucca(悪魔)”に由来するのではないかと指摘している。

同氏によれば、この伝説はイギリス各地に伝わる“黒妖犬”ことUMA「ブラック・シャック」の物語とも深い結びつきや共通点が見られるという。
「シュグ・モンキーは、人通りの少ない小道や村と村の間など、いわゆる“境界的空間”を象徴する存在と言える。旅人に警告を促すものとして語られる一方、土地の文化や伝統を共有するための物語でもある」 (ウォルドロン氏)
シュグ・モンキーは、ケンブリッジシャーの民間伝承として少なくとも100年は遡ることができる。目撃談は第二次世界大戦前を最後にほとんど途絶えたが、その名は地元で今も語り継がれており、そんなシュグ・モンキーに対して専門家たちは次のように考察する。
オックスフォード大学の進化心理学者ロビン・ダンバー氏は、「このような幻影は珍しくない。奇妙な幻覚は暗い夜によく起こり、疲労や視覚条件の悪さが重なるだけで、人は異常なものを見たと錯覚してしまう」と指摘。また、臨床心理学者ブライアン・シャープレス氏も、「多くの目撃例はパレイドリア(人が無秩序な形に意味を見いだす心理現象)によるものだろう」と語る。暗闇や不安を感じる環境では、木の影やシカ、キツネを怪物と見間違えることがあるというのだ。

さらに前述のウォルドロン氏も、「道路沿いの生け垣や霧、ヘッドライトの反射が、猿の顔や燃える目のように見えることがある」と述べ、赤く光る目は動物の網膜反射によるものだと付け加えた。そして「シュグ・モンキーは実体として存在する決定的な証拠はないものの、“生きた伝承”として人々の心や土地に確かに存在している」と語る。
しかし、もちろん恐怖のシュグ・モンキーの存在を信じる住民がいることも事実だ。証拠はなくとも、すべてを勘違いや錯覚で片付けることが果たして正しいのか、議論は今も続いている。いずれにしても、シュグ・モンキーがケンブリッジシャーの美しい風景と歴史の中に息づいていることだけは間違いないのだ。
webムー編集部
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