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9月26日~10月2日にかけて世界を騒がせたオカルト・考古学・民俗学などの最新不思議ニュースから、超常現象情報研究所と編集部が厳選!
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9月23日付『産経新聞』ネット版の記事「一言多論」では、岡部伸客員論説委員が、日本人とユダヤ人の関係について記事を掲載。記事によれば、ロシア出身のユダヤ人で「イスラエル建国の父」ヨセフ・トランペルドールは、日露戦争で日本の捕虜になって日本人の精神を学び、古来の武士道精神や明治人の気骨、魂がユダヤに伝わり、イスラエル建国につながったとする。また日本人はもっとユダヤ人について知るべきであると主張する。日本の主要紙がこのような論調を掲載するのは珍しい。
スマートニュースメディア研究所は9月26日、オンラインを含めた新聞を主な情報源とする人よりも、動画系SNSを情報源とする人の方が陰謀論に陥りやすいと発表した。調査は今年1~3月に全国の男女2117人から得た回答を分析したもので、東京科学大学笹原和俊教授が分析。また陰謀論的な考えをする人の51%が生活に不満があると回答したという。スマートニュースメディア研究所は、スマホ用ニュース・アプリを提供するスマートニュースのシンクタンク。9月27日付朝刊各紙に関連報道あり。
日本における対立意識と「陰謀論」 〜ニュース情報源で「陰謀論的思考の傾向」に差 スマートニュース・メディア価値観全国調査2025|ニュースルーム|スマートニュース株式会社
9月26日付『朝日新聞』朝刊「扉」は、南極に日本で初めて電波望遠鏡を設置する計画について紹介。南極は地球上の他の場所と比べて宇宙からの電波をさえぎる水蒸気が少なく、晴天の日も多い上、電波の透過率も高い。既にアメリカ、中国、欧州が望遠鏡を設置しており、日本が南極に望遠鏡を設置する計画も2004年に始まったが、予算などの問題で進展がなかった。今回設置することになったのは口径30センチの小型の電波望遠鏡で、11月にも南極観測船しらせで昭和基地に運び、1000キロ内陸の設置場所までそりに載せて雪上車で引いていく予定。
南極に日本初の望遠鏡設置へ マイナス40度、でも天文観測に最適:朝日新聞
9月26日、政府の地震調査委員会は、南海トラフでのM8~9規模の巨大地震が発生する確率の推定を見直した。従来、南海トラフ巨大地震の発生確率は30年以内に80%程度とされていたが、この数字は高知県室津湾に関する江戸時代の記録を踏まえ、過去の地震発生時に海底が持ち上げられた高さを基にしていた。しかし室津湾では定期的に掘削工事を行っていた可能性が判明し、この基準に疑問が持たれるなどした結果、発生確率に60~90%程度以上と幅を持たせ、さらに他の予測法による20~50%という数値も併用することとなった。9月27日付朝刊各紙に関連報道。
サウジアラビアの文化遺産委員会やドイツのマックスプランク研究所などのチームは10月1日、サウジアラビア中央部にあるネフド砂漠の南端付近で、約12,000年前に岩山に描かれたと推定されるラクダの岩絵が多数見つかったと発表した。ラクダの岩絵は実物大で、地面から34~39メートルの位置に上下2段に多数並んでいる。近くには雨期だけ生じる三日月湖の跡もあり、水場があるという目印にした他、縄張りを主張する意味もあったかもしれないという。10月2日付『東京新聞』夕刊「悠久のラクダ」に関連記事あり。
羽仁 礼
ノンフィクション作家。中東、魔術、占星術などを中心に幅広く執筆。
ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)創設会員、一般社団法人 超常現象情報研究センター主任研究員。
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