自分の能力のタイプを知り、念力を開発!/秋山眞人「サイキック開運法」応用編1

文=秋山眞人

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    自分の能力がどのようなタイプかを知ると、それを日常生活に生かすことができる。前回ご紹介したトレーニングの結果を振り返りながら、自分のタイプを探ってみよう。さらに、カードを使った念力開発法もご紹介。実践に当たっては、ムー6月号の巻末とじ込み付録「潜在能力ディープインパクト・カード」をご活用いただきたい。

    成功するパターンや能力の種類がわかる

     前回行ったトレーニングについて、もう少し深掘りしてみましょう。
     たとえば消去法でターゲットを残したいのに何度やってもうまくいかない場合、「この5枚のなかにはターゲットのカードがない!」と思いながらめくるという方法をお伝えしました。
     この方法でよい結果が出た人は、日常生活のさまざまな場面で「悪いことは何もない」と自分にいい聞かせることによって状況が好転しやすくなります。

     また、このタイプの人が何かを成功させたいときは、「必ず成功させるぞ!」と強く思うと過剰なプレッシャーがかかりますから、「失敗はしない」と、穏やかに思う程度がよいでしょう。
     反対に、1回目でクリアすることがわりと多い人は、「成功させるぞ!」という強い意気込みで物事に当たるほうがうまくいくはずです。

     また、前ページでは5枚のカードを平面に並べるやり方をご紹介しましたが、5枚をひと山に重ねて、1枚目は大丈夫、2枚目も大丈夫などと、上から順に透視しながらめくっていくやり方もあります。この方法でターゲットを当てられる人は、空間を立体的に把握する才能があるので、リモートビューイングに向いているといえます。

     ほか、何枚目でターゲットが出るかがなんとなくわかってしまう人は予知能力がありますから、それを伸ばすよう心がけるとよいでしょう。訓練のチャンスはどこにでもあります。
     たとえばエレベーターのドアが開いたときに最初に出てくるのは男性か女性か、あるいはだれも乗っていないのか。次の角を曲がったときに最初にすれ違うのは若い人か年配の人か。電車やバスの空いた座席に座るのはどんな人か。そんなことを予測するだけでも、十分トレーニングになります。

    得意な感覚を知れば適性が見えてくる

     5枚のカードを裏返した状態でターゲットに手を近づけたとき、どんな感覚が起こるかということにも注目してください。
     じつはESPの感覚チャンネルには、大きく分けて次の8種類があります。自分はどの感覚が得意なのかを知ることが、適性の把握につながります。

     ①見える……割合としては非常に少ないのですが、表面の記号が肉眼で見えるという人がいます。このタイプの人は絵を描いてみてください。あっという間にうまくなるはずです。
     ②聞こえる……ターゲットに手を近づけると音が聞こえる人もいます。これも割合としては少ないのですが、このタイプの人は音楽のセンスがあります。
     ③匂いがする……匂いでキャッチする人もいます。料理研究家、ソムリエ、調香師などに向いています。
     ④味がする……ターゲットに手を近づけると、口の中で味を感じるタイプです。料理の才能があります。
     ⑤喉にくる……喉がいがらっぽくなるなど、なんらかの変化が起こるタイプです。歌手やアナウンサー、ナレーターほか、喉を使う仕事に適性があります。
     ⑥思い浮かぶ……肉眼で見えるわけではないのですが、イメージが浮かぶタイプです。ひらめきを生かして大成できます。
     ⑦体が動く……うなずくような動作が現れる、体が軽く揺れる、手がピクッと動くなど、体のどこかが動くタイプです。ダンスの才能があります。
     ⑧体感が変わる……暖かさや涼しさを感じる、手のひらがピリピリするといった反応が起こるタイプです。鍼灸やマッサージなどの手技に向いていますし、ヒーラーの素質もあります。

    念力開発の第一歩、ヒーリング能力を磨く

     ここで少し趣向を変えて、触覚を利用して潜在能力、とくに念力を開発する方法をお伝えしましょう。
     2024年11月号でもざっとご紹介した方法ですが、能力開発には非常に有効ですので、改めて述べておきます。ぜひ実践してください。
     まずカードを1枚、手のひらのほぼ中央にポンと置きます。ギュッとくっつけたりはしません。軽く置くだけです。
     次に、カードと手のひらが接する部分に意識を向け、その部分がくっつく、一体化するとイメージします。しっかりイメージできたら、ゆっくりと手を立てていきましょう。カードが落ちにくいはずです。
     1枚でうまくいくようになったら、カードを2枚、3枚と増やしてみるのもいいでしょう。手順は同じで、カードと手のひらがくっつくとイメージしてから、ゆっくりと手を立てます。
    カードを1枚、手のひらにポンと置く。なお、6月号の巻末とじ込み付録のカードは、この3分の2くらいのサイズになっている。
    カードと手のひらがくっつく、一体化するとイメージしてから手を立てると、カードが手のひらから落ちにくくなる。
     指1本で訓練する方法もあります。カードを指で支え、カードと指の腹の接点がくっつくとイメージしてから、指を後ろへ引いていきます。すると、カードが指にくっついたまま、指の動きに合わせて移動していくはずです。
     こうしたトレーニングは、ロシアでも中国でも必ず行われます。批判的な人は、手のベタつきを利用した曲芸だと考えるかもしれませんが、それは的外れで、触覚に意識を集中して念力を強めるため訓練なのです。
    指の腹でカードを支え、くっつくとイメージしてから指を後ろへ引くと、カードも一緒についてくる。
     このトレーニングを何度かくり返すと、うまくいったときの手の感覚をあなた自身が覚えます。そうなったら、カードがない状態で、うまくいったときの手の感覚を思い起こし、再現してください。
     また、ここが重要ですが、その状態の手からは見えないエネルギーが放出されていて、対象にかざせばヒーリングができます。植物やペット、親しい相手に試してみるとよいでしょう。
     じつはこれがヒーリングの基本であると同時に、最も初歩的な念力の使い方なのです。

     念力といえばスプーン曲げ、と思い込んでいる方はけっこう多いかもしれません。しかし、スプーンのように硬い物体に働きかけて変形させるというのはかなり特殊です。
     念力を開発したいなら、まずはヒーリングがちゃんとできるようになること。これが最初のステップです。
     その次に、軽い運動エネルギーを持っているもの、たとえばロウソクの炎に手をかざして揺れるように念じてみます。あるいは、水にコルク栓を浮かべ、意図する方向へ動くよう念じるというやり方もあります(ちなみに私はこれが得意です)。

    秋山眞人

    国際気能法研究所所長。1974年に超能力少年としてメディアに登場。日本における精神世界、能力開発の第一人者。各国の王族、政治家、研究者と交流し、国際的なネットワークをもつ。企業のコンサルタント、個人のカウンセリングを行うほか、絵画や映画評論も手がける。「秋山眞人オフィシャルサイト」https://makiyama.jp

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