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ペルー・チチカカ湖近くの岩山の壁に刻まれた謎の窪みは、異世界へと通じるポータルなのか――? 「神の門」と呼ばれる構造はいつ、誰が、何の目的で作成したのかまったくわかっていない。
岩を掘り進めて成形された洞窟や構造は岩窟遺跡と呼ばれ、トルコのカッパドキアの岩窟群や、インドのエローラ石窟群などが有名だが、掘られた時代も目的もまったく謎に包まれた「神の門」と呼ばれる岩窟遺跡が南米ペルーにある。岩肌に刻まれたその不思議な窪みは、異世界へと通じるポータルなのか。
1996年、ペルー南部チチカカ湖の近くの岩壁で発見された約7メートル四方の大きな窪み「アラム・ムル(Aramu Muru)」は今も考古学者を困惑させ続けている。
窪みの下部中央には、高さ約2メートル、幅約1メートルのさらに深い窪みが刻まれており、まるで内部とつながる出入口のようにも見える。
考古学者のモハメド・フィロズ・カーン博士は、アラム・ムルについて「古代インカ以前に存在した文明によって作られたもの」「先住民の伝説によれば、神の門は英雄たちが神々と出会い、不死を得る入口」だと説明する。
考古学者たちは、アラム・ムルが作られた年代や目的について手がかりを探しているが、有力な説は紀元前200年から紀元後1000年頃に存在した「ティワナク文化」によって作られたという説である。
たしかにティワナク文化は石造建築で知られてるが、現場では有機物が発見されていないため、作成年代の測定が不可能であることに加え、アラム・ムルで使用されている彫刻のスタイルは、ティワナク文化のスタイルとは微妙に異なるという。
「具体的な証拠がなく、発掘も行われていないが、アラム・ムルはその神秘的な魅力と歴史的重要性で観光客やスピリチュアルな探求者を魅了しています」(カーン博士)
アラム・ムルが作られた意味も目的も依然として不明だが、中央の深い窪みの中にちょうど人が立つことができるため、考古学者らは儀式に使われたのではないかと推測している。
南米のアンデス地域に住む先住民族であるアイマラ族は、1150年から1477年までこの地域に居住しており、アラム・ムルの場所を「魔界の入口」または「精霊の場所」と呼んでいたという。
アイマラ族の言い伝えによれば、この場所に扉が魔法のように現れ、シャーマンや選ばれた人々が精霊と交信したり、ビジョンを求めたり、冥界や天界への旅に出るための入口として機能すると信じられていた。
アイマラ族はこの場所に無許可で立ち入れば魂が閉じ込められたり、精霊を怒らせたりする可能性があると信じ、基本的には近寄らなかったという。
伝承によれば、そもそも「アラム・ムル」とはインカの司祭の名前とされる。
インカ帝国時代、クスコに建てられた太陽神殿は黄金の板で装飾され、神像をはじめ数多くの黄金製品が納められていた。その中でも特に価値の高いものに“聖なる金の円盤”があったのだが、神殿の司祭のアラム・ムルは、スペインの征服者から逃げる際にこれを持ち出すと、古くから存在する「神の門」までやって来て、中央にある窪みに円盤をはめ込んだ。すると扉が開き、別の次元あるいは霊界へと逃げ、永遠に姿を消したというのである。
超常現象研究家のジョルジオ・ツォカロス氏は、この伝承について「金の円盤は、 地球外との何らかのつながりがあり、時空を旅行するための技術的な装置であった可能性があります」と解説する。実際、先住民族の伝説では古代の英雄たちがその扉を通って神々に会ったという話も語り伝えられているようだ。
また別の説では、アラム・ムルは地下寺院またはその下の複合施設への入口だったが、後に封印された可能性があるという。さらに、古代文明に先進的な地球外文明が関与したという古代宇宙飛行士説と結びつける理論もあるようだ。
アラム・ムルを訪れた観光客の中には、 窪みの中を歩いたときに「強い霊的エネルギー」を感じたと話す者もいる。また、窪みの中で壁を押すと振動を感じたり、幻覚を見たり、エネルギーの変化を体感できたとの報告もある。
ちなみに、今のところアラム・ムルでは異常な電磁場や放射線、または地質学的異常などは測定されていない。ともあれ今後、この謎多き遺跡で著しい超常現象が報告されることがあるのか、気に留めておきたい。
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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