マルタ島の異形頭蓋骨とキュクロプス伝説! アトランティス文明につながる謎/遠野そら
巨人伝説が語り伝えられるマルタ島で発見される長頭の頭蓋骨について研究が進んでいる。彼らは海に沈んだ古代文明に関連する集団だったのか?
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目次1 NASAも認めた「惑星X」の存在2 惑星Xの接近が古代の地球を激変させていた! NASAも認めた「惑星X」の存在 謎多き文明――シュメール。神殿(祭祀施設)を中心とした都市国家システムや建築や法律など、エジプト […]
謎多き文明――シュメール。神殿(祭祀施設)を中心とした都市国家システムや建築や法律など、エジプト文明や地中海文明、ひいては現代の文明にもつながる要素の多くがこのシュメールに端を発していることは広く知られている。だが、彼らがいかにして高度な知識を得たのかは今もまだ正確な答えにはたどり着いていない。
シュメール研究家のセガリア・シッチンによれば、彼らは惑星ニビルより飛来した宇宙神アヌンナキにより生み出された労働者であり、最高神エア(エンキ)によって知識をもたらされたと解釈できるという。もちろんだが、正統派考古学会からは完全に異端扱いである。
前回、世界各地で謎の天体が観測されている事実をお伝えした。これらの天体出現はシュメール神話から派生して語られる惑星ニビルの飛来である、という指摘もある。
CNNの元サイエンス・ニュースのプロデューサーのマーシャル・マスターは「シッチンの説を否定するつもりはない」と前置いた上で、近年の観測技術や宇宙科学の向上から、ニビル研究が新たな転換期を迎えたと主張。この「惑星X」がシュメール神話に登場する「ニビル」である可能性が高いと結論づけている。
「世界各地で目撃、撮影されている謎の惑星は明らかに本物ですね。惑星Xだと思います。これは何を意味するか、勘の良い方はすでにお気づきでしょう。地球にポールシフトが近づいている、いわば惑星Xからのメッセージです。
NASAは物体が地球に直接衝突した場合にのみの被害しか説明していません。ですが、地球の何倍もの質量を持つ惑星が接近するだけで地上は甚大な影響を受けることは間違いないでしょう。
聖書が示唆する過去の災害や黙示録の内容はすべてポールシフトで結論づけることができます。そして惑星Xこそ、シュメール碑文に登場するニビルそのものなのです」
「惑星X」とは、地球の5倍から20倍の質量を持ち、約1万から2万年周期で地球に接近するという超巨大な惑星である。その存在については幾度となく議論の対象となっていたが、NASAがついに「惑星X」は実在すると発表したというのだ。地球から見て海王星側、太陽の後ろに隠れていたとして、公式にその見解を示したことは宇宙科学のみならず各方面で大きな話題となったのは記憶に新しいだろう。
マーシャルは独自の分析の結果、この「惑星X」こそが長年、異端とされてきたニビルの正体で間違いない、と断言。指摘されているシッチン説の矛盾を解決する糸口になるとして、古い定義にとらわれない新たな新説を展開しているのである。
マーシャルの主張通りニビル=惑星Xとすれば、約2万年から1万年前に起きた最終氷期の要因の1つとされる自転軸や公転軌道の変化とも辻褄が合う。繰り返しになるが惑星Xは約1万〜2万年ごとに地球に接近するのだ。この奇妙な数字の一致はただの偶然とは断言できない。これを紐解いていけば、海の底へと沈んだ大陸「ムー」や「アトランティス」にまつわる大洪水伝説の他、ホピ族といった様々な部族に継承されている神話伝承にも繋がるかもしれない。
しかしながらシッチンが繰り返し主張してきた、旧約聖書史実説も無視することはできない。これは大洪水を始めとする天変地異は史実であり、いずれも惑星ニビルが接近したことによって発生した、という説なのだが、これらをニビルの周期に合致しているとする研究者は多い。
また災害以外にもニビルが最後に地球へ接近したとされる紀元前556年頃といえば、ソクラテス、孔子、釈迦が誕生し、「人間の思考の全てがこの時代に生まれた」と称される知の大爆発時代である。年代に多少誤差はあるものの、シュメール人に知識を与えた宇宙神が関与していた可能性があったとしてもおかしくはないのだ。
世界各地で撮影されている惑星が「X」なのかはあくまでも推測の域を出ないが、著者はここに人類史の重要な謎が含まれている気がしてならない。もし人間の創造主アヌンナキが惑星Xとともに地球へ帰還する時を図っているとしたら——。地球と人間の大激変期はそう遠くない。そう確信している。
遠野そら
UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。
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