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大分県宇佐市にある米神山。標高475メートルのこの山は、古代から「神の宿る山」として信仰を集めてきた。
それを裏づけるように、登山道の途中には「月ノ神谷」「日ノ神谷」などの環状列石、頂上には古代人が神々を崇めた祭祀場跡が今も残されている。
米神山を訪れたとき、最初に目をひくのは、登山口にある佐田の京石だ。マウンド状の土盛の中央に石柱を置き、さらに周りに半円形を描くように高さ2〜3メートルの複数の石柱を配置した環状列石で、手前には鳥居のような2本の石柱も立てられている。
この異様な風景の出迎えを受けて登山を始めれば、千岩滝巨石群、月の神巨石群などが急斜面上から次々と現れてくる。
そして山頂に辿りつけば、そこには開けた平地に巨大なストーンサークルが。残念ながら中央に置かれていた太陽石は失われているが、それ以外はほぼ、かつての姿を留めているようだ。
下山道には、日の神谷巨石群がある。当然、登りの月の神巨石群と対を成しているのだろう。こうした特徴を見る限り、米神山がピラミッドである可能性はきわめて高いといえる。
また、米神山の周辺に、巨石文明のネットワークが存在していることも興味深い。
たとえば宇佐神宮の奥宮である御許山には、御神体の三女神を祀る3つの巨石からなる磐座があり、禁足地となっている。
また、米神山から北東に約20キロ離れた猪群山の山頂にも、やはりストーンサークルが残されている。
高さ4.5メートル、直径2.5メートルの巨石が中央に置かれ、周囲には16個の石が東西33メートル、南北42メートルの楕円状に配置されているのだ。しかもその外側にも、直径70メートルの円の上に24個の石が置かれている。かなり巨大な施設といっていいだろう。
このように古代の宇佐地方には、超ピラミッド文明とでも呼ぶべき巨石文明圏があったことが推測される。それは今もなおほとんど破壊されることもなく、当時の姿のまま残されているのである。
(2024年 月刊ムー5月号)
中村友紀
「ムー」制作に35年以上かかわるベテラン編集記者。「地球の歩き方ムー」にもムー側のメインライターとして参加。
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