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各ジャンルの怖がらせプロが参戦!
ホラーはなぜ怖いのか? 単純なようで根源的な問いに応えるべく、ホラーカンパニー株式会社闇の監修のもとに編まれた「最恐アンソロジー」が刊行された。YouTubeなどの動画コンテンツをはじめ、小説でも対面のイベントでも「恐怖」を求める人が爆増中の昨今、人間はなにを怖がり、怖さのどこに魅力を感じているのか、そのキモにせまるのが本書だ。
そのラインナップは
澤村伊智 × 心霊ホラー
芦花公園 × オカルトホラー
平山夢明 × モンスターホラー
雨穴 × サスペンスホラー
五味弘文 × シチュエーションホラー
瀬名秀明 × SFホラー
田中俊行 × 怪談(語りおろし音声付)
梨 × モキュメンタリ―ホラー
という、各ジャンルのトップランナーたちの作品を例にその読み解きが行われていく構成。読み終わったころには、怪談フリークはより恐怖のトリコに、ビギナーは開かれた恐怖の扉にずっぽりと足を踏み込むことになっているだろう。
また本書にはオカルトコレクター田中俊行の怪談も収録されているのだが、公式サイトからはその「語り」のデータをダウンロードすることもできる。読んで聞いて恐怖を楽しむ、ギミック満載の一冊。
『ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語』
( 株式会社闇編著、澤村伊智、芦花公園、平山夢明、雨穴、五味弘文、瀬名秀明、田中俊行、梨 著、1420円+税、河出書房新社)
webムー編集部
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