ふしぎなものはいかに描かれ、流布したか「怪異と妖怪のメディア史」/ムー民のためのブックガイド
「ムー」本誌の隠れ人気記事、ブックインフォメーションをウェブで公開。編集部が選定した新刊書籍情報をお届けします。
記事を読む
怖いのについ眺めてしまうのはなぜ…?
SNSでも人気の10人の画家・イラストレーターたちが描く「怪異」をまとめた画集が発売に。著者はギギギガガガ、キギノビル、子畑、怖いバーコード、ノInH、ほし、森とリスの遊園地 メルヘン村、やたら、fracoco、Toy(e)の各氏。名前をみて「おお!」と思う読者もいるだろうし、知らず知らずタイムラインに流れてきた絵をみている読者もいるのではないだろうか。
画集におさめられた恐怖は、現実離れしたスプラッターではなく、日々の生活のすぐ隣にある恐怖、日常にぬるりと侵入してくる不気味なナニか、という温度感。もしかしたら描かれた怪異が目の前にあらわれるかもしれない、明日その異形に遭遇してしまうかもしれない……そんな不安をかきたてられてしまう、不気味なのに見入ってしまう美しくもおぞましい画集だ。
『怪異 ANOMALY OMNIBUS ILLUSTRATION』
(ギギギガガガ、キギノビル、子畑、怖いバーコード、ノInH、ほし、森とリスの遊園地 メルヘン村、やたら、fracoco、Toy(e)共著、税込2,640円、KADOKAWA)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322306000290/
webムー編集部
関連記事
ふしぎなものはいかに描かれ、流布したか「怪異と妖怪のメディア史」/ムー民のためのブックガイド
「ムー」本誌の隠れ人気記事、ブックインフォメーションをウェブで公開。編集部が選定した新刊書籍情報をお届けします。
記事を読む
見えないけれども、おるんだよーー不可視の怪異の正体見たり!/黒史郎・妖怪補遺々々
ホラー小説家にして屈指の妖怪研究家・黒史郎が、記録には残されながらも人々から“忘れ去られた妖怪”を発掘する、それが「妖怪補遺々々(ようかいほいほい)」! 今回は、正体がバレてしまった妖怪たちを補遺々々
記事を読む
バラバラの怪異を並べ、つなげる……朝里樹が語った怪しいものの集め方・愛し方/「続・日本現代怪異事典」刊行記念
日本じゅうの怪談・都市伝説フリークを驚愕させた伝説的事典の続編が発売された。出版記念トークイベントの模様をレポート!
記事を読む
怖さの根源を多彩にひもとくアンソロジー「ホラーの扉 八つの恐怖の物語」
各ジャンルの怖がらせプロが参戦!
記事を読む
おすすめ記事