円空や王仁三郎が作った「超越的な何か」を見よ! 話題の展示会「顕神の夢」が四国に上陸

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    各地で話題の展示「顕神の夢」が愛媛県の美術館で開催中!

     SNSなどで「すごい展示」と話題の巡回展「顕神の夢―幻視の表現者― 村山槐多、関根正二から現代まで」が、愛媛県久万高原町の町立久万美術館で開催されている。この展示のなにが「すごい」のか、感じる部分は人それぞれだが、とりあげられた作家の名前を挙げてみればその一端が伝わるかもしれない。

     円空、出口なお、出口王仁三郎、萬鉄五郎、牧島如鳩、村山槐多、宮沢賢治、岡本天明、金井南龍、草間彌生、横尾忠則……これでもまだ一部でしかないが、その並びをみて「それは作家なの?」とやや違和感を覚える人もいるだろう。それが本展の特徴で、いわゆるアーティストではない属性の人たちが「超越的な何か」を感得してつくりあげたものが多数展示されているのだ。それは「アート」の枠に収まるものなのか、収めていいものなのか。展示を見て、そんな概念を揺さぶられるような感情を味わうこともあるかもしれない。

     表現者たちは、自己を超越した「何か」とどう出会い、どうかたちに残してきたのか。難解なテーマでもあるが、町立久万美術館では学芸員による解説や外部講師のギャラリートークなども開催。前期展示は11月26日(日)、後期展示は12月24日(日)まで。

    顕神の夢―幻視の表現者― 村山槐多、関根正二から現代まで
    会場:町立久万美術館(愛媛県久万高原町)
    会期:12月24日(日)まで(月曜、11月24日(金)休館)
    料金:一般800円、高大生500円、小中生400円

    詳細は美術館公式サイトで確認を。
    https://www.kumakogen.jp/site/muse/20125.html

    webムー編集部

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