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巨大な氷河で埋め尽くされた光景で世界中の観光客を魅了するアルゼンチン南部、パタゴニア地方。手つかずの大自然が広がるこの地は、かつて黄金で満たされた都市が存在したという伝説や、マゼラン(1480~1521)が世界周航の途上で巨人を目撃したという逸話、南米版ネッシーこと「ナウエリート」や「イエミッシュ」といったUMAの目撃事例など、オカルト的な話題にも事欠かない。
そんなパタゴニアにまつわる数々の謎に、これからはUFOも加えることが順当かもしれない。同地で撮影されたという“あまりにも奇妙なUFO写真”が今、世界中のメディアから注目を集めている。
問題の写真は今月、地元のジャーナリストであるカラベリータ・マテオス氏のもとに匿名を希望する情報提供者から届けられたもの。それはパタゴニア・チュブ州の小さな街、エル・エスコリアル郊外に広がる大平原で撮影されたという。
誰が指摘するまでもなく、その異様さは一目瞭然だ。澄み渡る青空に、直線的でメカニックな黒いひし型のシルエットがはっきりと浮かんでいる。さらに奇妙なことに、別の写真ではひし型のUFOが大地に対して90度、垂直に向きを変えた姿勢でホバリングしているではないか。これだけ衝撃的な光景であるにもかかわらず、写真からはUFOの動きが伝わってこないばかりか、静かさすら感じられる。
マテオス氏がSNSで画像を共有すると瞬く間に拡散、ついに地元当局も専門家チームを集めて分析することを約束し、後日その結果は公表される予定だという。なお、マテオス氏によると、情報提供者はパタゴニアでフィールドワークを行っている堅実な研究者であることから、名前は絶対に伏せてほしいと要望しているとのこと。現在、画像は各国のメディアで報じられ、驚嘆の声やフェイクを疑う意見などさまざまな反応を巻き起こしている。
見れば見るほど奇妙な光景だが、実は今回の“はっきりとしたひし型”と極めてよく似たシルエットのUFO写真が過去にも話題になったことがある。英スコットランドで1990年に撮影され“史上最高のUFO写真”と騒がれたが、長らく行方不明となり、2022年になってようやく再発見されると英国防省(MOD)まで動き出したという「カルヴァインUFO」だ。この件については、異星人の宇宙船とする説のほか、UFOの近くに戦闘機が写り込んでいたことから、いわゆる“地球製UFO”のテスト飛行だったのではないかという意見もあるが、現在も真相は謎のままである。
パタゴニアのUFOについて現段階で多くを語ることはできないが、その奇妙な形状に加えて、地元当局が調査に乗り出すことを早々と発表するなど、騒動の早期収束を図ろうとしているようにも思える点など、すでに“怪しい”要素が見え隠れする。果たして今回のUFOは、「カルヴァインUFO」に匹敵する驚異的な目撃事例として歴史に刻まれることになるのだろうか? まずは今後登場するであろう当局の公式見解に注目だ。
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webムー編集部
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