青森キリスト墓を発掘調査! 小説「遺跡発掘師は笑わない キリストの土偶」
あの青森県新郷村を舞台にしたムー的トレジャーハント小説!
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『スタートレック』でカーク船長を演じたウィリアム・シャトナー氏が製作総指揮兼アンカーとして参加する番組『W・シャトナーの世界の怪奇現象』が日本で放送される。 シャトナー氏の番組に賭ける意見と、怪奇現象に関する個人的な見解をZOOMで聞き出すことができた。
「W・シャトナーの世界の怪奇現象」は、いわゆる心霊現象から吸血鬼伝説、カルト集団の内部事情、日本の青木ヶ原樹海など、幅広い分野でリサーチを続ける人気番組。その「シーズン1 後編」が2020年9月23日(水)から日本で放送開始となる。
番組アンカーを務めるW・シャトナー氏に取材する機会を得たのだが……「不思議なこと」全般を聞く時間はなかったーー。
そこで選んだのが、ふたつのエピソード、『不可思議な気象現象』と『恐るべき予言』についてだ。
まずは、HAARPが中核となる『不可思議な気象現象』で紹介されているミズーリ州セントルイスのランドマーク「セントルイス・アーチ」について尋ねてみた。
ーーこの巨大建造物はHAARPプロジェクトと何らかの関わりがあって、結局は軍部による天候の兵器化につながっていくということなのでしょうか?
「アーチの材質が天候に何らかの影響を与える可能性をはじめ、さまざまな仮説があるが、結論から言えばどれも可能性がある仮説だと思う。ただ、究極の目的である天候の兵器化を考えているのは決してアメリカだけではない。世界のどの国も考えることだろう」
ーーHAARPプロジェクトと天候コントロールの関係性について、どう思われますか?
「森羅万象の一部である地球には、われわれ人間にはおぼろげにしかわかっていない力が宿っているはずだ。細かなメカニズムまでがすべて解き明かされているとはとても言えないし、私たちがまだ知らない力が存在するかもしれない。すべての要素を考え合わせると、大小さまざまな種類のエネルギーを駆使して天候を自由に操るというテクノロジーの構造はあまりにも複雑になるだろう。今必要なのは、天候をコントロールするのではなく、地球規模での天候に悪影響を与えるものを減らしていくという方向性の考え方だと思う。それを通して、かつての時代の地球を包んでいた平穏さが戻ることだろう。そうした上で地球と手を携えていくことが大切だ」
ーーセントルイス・アーチがテスラコイルのような働きをしていたとは考えられませんか?
「どんなことにも可能性はある。アーチがエネルギーの伝導体として機能していた可能性も否定できない。ただ、巨大なエネルギーがどこに伝わってどのような影響を与えるのか、それについて詳しくはわかっていない。それに、テスラコイルの構造が細部まで明らかになっているわけではない。科学には、理論に偏りがちで、事実が後回しになってしまう面があると思う」
ーーHAARPプロジェクトについて、指摘したいポイントはありますか?
「地球を包む網のような構造の概念に対する議論が高まったことがある。微弱なエネルギーが網状になって地球を包んでいるという言い方もできるだろう。この網は電気インパルスを伝導する性質があって、樹木から樹木へと伝わっていくことがわかっている。樹木は、低エネルギーの電気インパルスを介してお互いにコミュニケーションを取っている。地球全体を覆うネットワークがある。直接目で見ることはできないとしても、確実に存在している。森羅万象を貫くネットワークのようなものも存在するだろう」
ーーHAARPプロジェクトに関する陰謀論が存在しますが……いわゆる陰謀論は信じますか?
「陰謀論が生まれて広く知られるプロセスには、多くの人間が関与しなければならない。関与する人たちすべてが同じ方向性の思考を共有していなければならない。私は、こうしたことが可能だとは思わない。陰謀論の存在が正当化されるのは、タブロイド新聞の記事だけだ。まことしやかにささやかれる陰謀論があったとしても、いつの間にか誰も話さなくなる」
もうひとつの気になるエピソード『恐るべき予言』に関しては、アメリカの有名サイキックであるシルビア・ブラウンが2008年に書いた本で触れていたコロナウイルスに関する予言について尋ねないわけにはいかない。
ーーシルビア・ブラウンの予言についてご存知ですか?
「本当に不思議なのは、彼女が残した言葉ではないのかもしれない。私が思うに、不思議な現象は予言も含めたプリコグニション=予知だ。現象として存在するもの、あるいはするであろうものについての感覚と言ったらいいだろうか。私は、時間と空間というものを完全に理解できていない。人間は、森羅万象の中で自分たちが置かれる点を時間という言葉で表現しているのではないだろうか」
ーー現象全体を俯瞰して、予言を捉えているんですね。
「フォトン・エクスペリメントという実験が行われたことがある。この実験の結果、フォトン=光子が自らの意思を持つかのように進むことがわかった。フォトンの流れが波になって進み、それが時間の概念の元となるのではないかという説がある。これは、われわれ人間という存在の本質にもかかわってくるはずだ」
「プリコグニションという現象は、私が最も不思議であると思うもののひとつにほかならない。ノストラダムスも同じものを感じ取っていたと思う。第二次世界大戦中では、いわゆるサイキック=超能力者たちが作戦行動に協力した。そして、水晶の破片はどんなに離れた別の場所に置かれていても同調するという事実がある。現時点でこの現象に関して私が言えるのは、謎が謎を呼ぶということだけだ。プリコグニションという現象を考える上で、量子物理学の概念は大切だと思う。ものを存在させる力とは何か。突き詰めて言うなら、私たちが存在する意味とは何なのか。話はそこまで行かざるを得ないだろう」
このあたりで持ち時間がなくなってきた。最後に『W・シャトナーの世界の怪奇現象』の放送を楽しみに待っている人たちに向けてのメッセージをいただいた。
「この番組は、説明不可能なミステリーの数々で日本の視聴者の皆さんを驚かせることになると思う。人間にとって最大のミステリーはわれわれがなぜここにいるのかということだ。この疑問に答えが出されたことはない。われわれは、さまざまな現象の答え追い続ける。人間は好奇心に満ちた存在だ。その好奇心は遺伝子レベルで刷り込まれている。心奪われるミステリーを数多くお届けするこの番組は、きっと日本の皆さんにも気に入っていただけるだろう」
シャトナー氏がカーク船長を演じた『スタートレック』のキャッチフレーズは、「前人未踏の世界に勇敢に旅立つ」だった。シャトナー氏は、リアルライフでもこれを実現しようとしているにちがいない。
宇佐和通
翻訳家、作家、都市伝説研究家。海外情報に通じ、並木伸一郎氏のバディとしてロズウェルをはじめ現地取材にも参加している。
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