買う瞬間は「当てたい」という欲望を捨てよ! 秋山眞人の「宝くじ必勝法」/日常生活編

文=秋山眞人

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    今年もサマージャンボ宝くじの季節がやってきた。高額当選を願って宝くじ売り場へ向かう人は多いことだろう。今回は、これまで数々の超能力実験に成功し、自身も何度となく宝くじを当ててきたという秋山眞人氏に必勝のポイントを指南していただく!

    基本の心構え:「運」は刻々と変化する! 買う瞬間に焦点を合わせよ

    長年の研究成果を伝授する!

     これまでほとんど公開してこなかったのですが、私は年に数回、宝くじを当てて、まずまずの金額を手にしています。それは私自身が10代から今日にいたるまで、半世紀以上という時間を精神世界の探究に費やすなかで、多少なりとも「運」の扱い方を知ることができたからだと思っています。
     宝くじの大当たりを狙うというのは大きなエンターテインメントで、ワクワクする面白さがあります。だれもが当選するわけではなく、ごくわずかな人だけが勝者となる。そのゲートをくぐることに私たちは快感を覚えるわけです。
     当選を狙うにあたって重要なのは、いかにその快感を得るか、快感を得ることに向けて、いかに自分の感情を整えていくかということです。単純に、感情が明るく穏やかならば願望はかないやすくなり、その反対ならばかないにくくなります。
     今回は、そうしたノウハウのエッセンス的な部分を皆さんにお教えしましょう。実践可能なところからどんどん試して、運気を最高のレベルに上げてから宝くじを購入してください。

    買う瞬間だけは欲望を手放すべし

     当選に向けて最も重要なポイントを端的に申しあげるなら、自分自身を「ゴッド・レベル・ゾーン」に持っていき、その状態で宝くじを買うことです。ゴッド・レベル・ゾーンというのは私が考案した言葉で、さまざまな願望が現実化するような心身の状態を表します。
     宝くじを当てたい。これはだれもが思うことです。そのためにさまざまなことを実践して運気を高め、「当てるぞ!」という気持ちで売り場へ向かう。窓口で売り子さんに「連番で10枚」などと声をかけ、財布からお金を出して支払いをする。
     その瞬間だけでよいのです。当てたい、当てるぞ、というギラギラした思いを手放し、淡々とした気持ちになりましょう。「ゴメン、私が勝ってしまう」と、軽く穏やかに思えるようなコンディションが最上です。
     これは宝くじ当選に限ったことではありませんが、願望をずっと握りしめたままでは、かえって現実化が難しくなります。かといって完全に手を離すと、願望とのかかわりが切れてしまいます。離す直前くらいの状態が、最も大きなパワーを発揮するのです。私はこれを「握る・離すの法則」と呼んでいます。
    「私はもともと運が悪いから」
    「このところツイていないし」
    「これまで一度も当たったことがないから、どうせ今度も当たらないに決まっている」
     そういう心配は無用です。
     なぜなら、運というのは瞬間ごとに変化するので、過去や未来は関係がないからです。もともと運が悪い、どうせ今度もダメだろうというのは思い込みにすぎません。今という一瞬に集中できればそれでよいのです。
     ただ、長年の思い込みを解除するのは容易なことではないでしょう。次項からはその一助となり、確実にあなたの運気を上げる方法をご紹介します。
    宝くじを買う瞬間は、当てたいという願望をほぼ手放してニュートラルな気持ちで!

    ポイント1:宝くじが当たったら何に使う? 使途を明確にイメージする

    「お金さん」を招くための心得とは

     あなたは、なぜ宝くじ当選を狙うのでしょうか。当選したら何に使いますか?
     その点を明確にしておくことは非常に重要です。「どう使うかはわからないけれど、とにかくお金がほしい」という姿勢では「お金さん」はあなたのところにやってきません。なぜなら、そんな人のところに集まっても飼い殺しにされるか、ろくでもない使い方をされるのがオチだと、お金さんはわかっているからです。
     先述したように、モノには心が宿っています。さまざまな人の手に渡り、悪意や善意、欲望のエネルギーにさらされてきたお金ならば、なおのこと。自分を生かしてくれる人のところへ行きたいと思うのは自然なことでしょう。
     ですから、宝くじに当選したいなら、お金さんが喜んであなたのところへ来てくれるよう、あなた自身とあなたの願望をアピールする必要があります。
     あなた自身をいかにアピールするかについては次ページ以降に譲るとして、あなたの願望をアピールするのはさほど難しいことではありません。宝くじに当たったとき、そのお金を使ってやりたいことをクリアにイメージすればよいのです。漠然とイメージしても効果がありません。クリアに、ありありとイメージすることが大事です。

    入眠前は当選後の世界を存分に楽しむ

     クリアに、ありありとイメージするというのは、五感をフルに使って、願望が実現した世界を味わうということです。
     たとえば、宝くじの当選金で住まいを買いたいなら、そこで自分がどんなふうに過ごしているかをイメージしましょう。
     何を飲んでいるか。その飲み物はどんな味か。どんなBGMをどんなボリュームで流しているか。床はフローリングか、じゅうたんか。足の裏にどんな感触を伝えてくるか。そのときあなたはどんな服装で、布地はどんな肌触りか。花が飾られているなら、どんな香りがするか。
     イメージしてください、といわれると、視覚的な部分だけを意識する人がとても多いのですが、五感すべてを動員することが重要なポイントです。
     なお、このイメージ法はいつ行ってもよいのですが、最も大きな効果が得られるのは入眠の直前です。脳波がアルファ波になり、潜在意識とつながりやすくなるからです。
     ですから、床に就いて眠りに落ちる前のひとときは、宝くじが当たって夢をかなえた世界をイメージし、そこの住人になってください。どうせ当たらない、当たっても夢をかなえることはできない、といったネガティブな思いは脇に置いておきましょう。子供のような心で、夢がかなった世界を純粋に楽しむことが成就の秘訣です。
     それと合わせて、日中はすでに夢がかなったかのようにふるまうことも有効です。夢をかなえたあなたは、どんな食器を使い、どんな服装をして、どんな言葉を話しているでしょうか。できる範囲で先取りすると、引き寄せの力が高まります。
    眠る前のひとときは、夢がかなった世界をリアルにイメージするとよい。

    ポイント2:誉め言葉をストックして日常的に使うべし!

    人を誉めれば運気が上昇する

     宝くじを当てるには、「宝くじが当たる」という自己像を確立することが肝要です。もう少し踏み込んでいうなら、自分がお金を得たら、こんなに面白いことをする、こんなふうに周囲を笑顔にできる、自分は楽しくて有用な人間だというイメージを持つことが大切なのです。
     くり返しになりますが、そうしたイメージを日常的に持ちつづける必要はありません。宝くじを買う瞬間だけで十分です。
     とはいえ、自分に自信のない人が、唐突に自分のことを「楽しくて有用な人間だ」と思おうとしても、うまくいきません。
     そこでおすすめしたいのが人を誉めることです。
     成功哲学の世界では、普段から使っている言葉が運を左右するということや、「必ず成功する」と何度もくり返すことで運が上向いていくということがよくいわれます。
     しかし、「必ず成功する」という言葉がプレッシャーになり、かえって萎縮する人もいますし、その言葉を他人が聞いたら、反感を買うことがあるかもしれません。
     そこへいくと、人を誉めることは運気アップに大変効果的です。人を喜ばせ、ポジティブにして笑顔にすれば、あなた自身もポジティブになれます。
     ですから、大変な目に遭っている人や自信をなくしてしまった人を励ましたり、誉めたり、面白い言葉で盛りあげたりすることはとても大事です。

    相づちの「さしすせそ」を活用しよう

     あなたは、他人に対する誉め言葉をどれくらいストックしていますか? 100項目くらいストックしていれば立派なもの。ぜひ一度、紙に書きだしてみてください。多くの誉め言葉を知っているということは、すでに心が豊かである証拠です。
     あまり誉め言葉を知らない人や、他人を誉めるのが苦手だという人は、いわゆる「相づちのさしすせそ」を活用するとよいでしょう。
    「さすが!」
    「知らなかった」
    「すごい」「すばらしい」
    「センスがいいね」
    「そうなんだ」「そのとおり」
     こうした言葉を会話にはさむだけでも相手は相当、気分がよくなるはずです。そんな反応を見れば、あなた自身も気分がよくなりますし、当然、運気もアップします。

    年下の異性を誉めてから売り場へ

     そして、これは秘伝のひとつなのですが、宝くじを買いにいく直前に、年下の異性を笑顔にしてください。あなたが男性ならば年下の女性、女性ならば年下の男性です。職場などの後輩はもちろん、息子や娘、兄弟姉妹も対象になります。
     ちょっとした誉め言葉をかけてもいいし、会話に「さしすせそ」を入れてもいい。日ごろのサポートなどに感謝して、ささやかなギフトを渡すのでもいい。どんな方法でもかまいませんので、相手の笑顔を確認してから売り場へ向かいましょう。
    年下の異性を笑顔にしてから宝くじ売り場へGO。
    ※次回は吉方位の出し方や夢のサインの見きわめ方などを伝授する。

    秋山眞人

    国際気能法研究所所長。1974年に超能力少年としてメディアに登場。日本における精神世界、能力開発の第一人者。各国の王族、政治家、研究者と交流し、国際的なネットワークをもつ。企業のコンサルタント、個人のカウンセリングを行うほか、絵画や映画評論も手がける。「秋山眞人オフィシャルサイト」https://makiyama.jp

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