エドガー・ケイシー予言の最新解釈を研究者が発表! 2036年「おうし座流星群」地球直撃が100年越しの危機になる?

文=仲田しんじ

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    ニューエイジの思想に大きな影響を与えた超能力者エドガー・ケイシーの予言は、実は100年ズレていた!? 修正された「ケイシー予言」では2036年に地球に大きな変化が訪れるという――。

    “ケイシー予言”は100年ズレていた!?

     20世紀で最も有名なリモートビューワーの一人、アメリカの「眠れる予言者」ことエドガー・ケイシー(1877~1945)は、独特なスタイルでトランス状態に入ってリーディングを行い、助けを求めてやって来た人々の肉体的および精神的な病気を診断、驚くほど効果的な治療法を指示して多くの患者を救ったとされる。

     こうしたヒーラーとしての活動の一方、彼は未来のリーディングも数多く行っている。しかし、予言については見事に的中するものもあれば、まったく的外れなものもあり、専門家の間でも評価が分かれている。マンガにもなった有名な「1998年日本地没」の予言も外れた。

    エドガー・ケイシー 画像は「Wikimedia Commons」より

     しかし、古代文明の謎に関する研究者でライターのビブ・デヴ・ミスラ氏は、豪サイト「Mysterious Universe」に寄稿した記事の中で、エドガー・ケイシーが「1998年」に着目したのは正しかったと指摘している。

    「1998年には、徐々に起こりつつある変化がもたらす多くの活動が見られるかもしれません。太陽活動の周期、または太陽がさまざまな活動領域を通過する年で、魚座時代と水瓶座時代の変化にとって最も重要な時期です。これは徐々に起こるものであり、激変するものではありません」(エドガー・ケイシーの『リーディング』より)

     1998年には地球の平均表面温度が急上昇し、過去最も暖かい年となった。これは「エルニーニョ現象」による影響も大きかったが、(日本は沈没しなかったものの)ケイシーはこの気候の変化を予言していたと言うこともできるというのだ。

     さらに気になるケイシーの予言は、1936年についての言及である。

    「1936年、地球外部からもたらされる大惨事は、宇宙における地球自体の均衡の変化によって生じ、その結果、国や世界のさまざまな地域に影響を及ぼすでしょう」(『リーディング』より)

     1936年に起こる地球の壊滅的なカタストロフィーと救世主の再臨について、ケイシーはこのように1934年の段階で予言していたのだが、第二次世界大戦の勃発は1939年のことであり、2年の開きがあるため的中と判断するのは無理がありそうだ。

     しかしミスラ氏は、ケイシーが察知したのは1936年ではなく、ちょうど100年後の2036年である可能性を指摘している。地球の緩やかな変化が1998年の「エルニーニョ現象」からはじまるとすれば、ケイシーが 2036年を画期的な変化の時として言及していたと考えるのが最も辻褄が合うというのである。つまり、ケイシー予言は100年ズレていたというのだ。

    画像は「Wikimedia Commons」より

    1万2800年前の「ヤンガードリアス衝突」の再来か

     では、2036年に何が起こるというのか? ミスラ氏によれば、2036年に「外部からもたらされる大惨事」とは、彗星や流星、小惑星の地球衝突によって引き起こされるものであることは明らかだという。

     ケイシーは2036年の地球の変化について、「外部の力」によって「宇宙における地球自体の均衡」が乱され、その結果「太陽は暗くなり、地球が分裂」し、さらに「彼の星」が出現すると述べた。つまり、外部の力=彗星の衝突によって生じた塵が太陽を遮り、衝突が大陸棚を粉砕する。天空に出現する「彼の星」とは、特別に輝く彗星を意味しており、それは救世主の「使者」または「象徴」であるということだ。

     2036年に衝突する彗星とは、ミスラ氏によれば、「おうし座流星群」に含まれる天体であるという。

     毎年10~11月にかけてピークを迎える「おうし座流星群」は何事もなく過ぎ去っているのだが、2007年に発表された研究では、このおうし座流星群が約1万2800年前、地球に壊滅的な被害を引き起こしたことが示唆されている。

     この時、おうし座流星群は南北アメリカ大陸からユーラシア大陸西部にかけての広大なエリアに無数の隕石となって降り注ぎ、地表に壊滅的なダメージを与えて多くの生物を死滅させた後、1000年近く続く氷河期「ヤンガードリアス期」を引き起こした可能性がある。このプロセスは「ヤンガードリアス衝突仮説」と呼ばれている。

    画像は「Pixabay」より

     おうし座流星群の母天体(母彗星)は「エンケ彗星」と考えられており、この彗星から生まれた無数のデブリには密集度に濃淡があるという。最も密集しているエリアは「おうし座共鳴群」と呼ばれ、このエリアが地球に正面衝突したケースこそ、約1万2800年前の「ヤンガードリアス衝突」なのである。

     天文学者のビクター・クラブとデイビッド・アッシャーが1993年に学術誌「Quarterly Journal of the Royal Astronomical Society」で発表した研究では、地球は2032年と2036年におうし座共鳴群の中心を直接通過することが言及されている。

     ミスラ氏によれば、この2回のおうし座共鳴群との正面衝突は、一連の地球規模の大災害を引き起こし、人類の文明崩壊につながる可能性もあるという。1万2800年の歳月を経て、再び地球は破局的な「ヤンガードリアス衝突」に見舞われる恐れがあるのだ。

     はたして、エドガー・ケイシーは2036年の小惑星の地球衝突を予言していたことになるのか。そもそもなぜ100年のズレがあるのか、ここまでで紹介した「予言」は、2036年に寄せた解釈を提示しているミスラ氏の主張という要素が強いことも否めない。
     まずは8年後、2032年のおうし座流星群がどのような現象を引き起こすことになるのか頭の片隅に入れておくべきだろう。

    【参考】
    https://mysteriousuniverse.org/2024/05/Edgar-Cayce-s-Prophecy-about-a-Cometary-Apocalypse-in-2036/

    仲田しんじ

    場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
    ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji

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