魔術の準備と光のバリアーの張り方/LUAの「ブラックオニキス−開運と魔除けの呪術」(2)

文=LUA

    本誌11月号の特別付録「ブラックオニキス・クリスタル」を使った魔術をLUA氏が指南! 今回は、魔術の準備と自分を守る光のバリアーの張り方について。

    ブラックオニキスを聖別して自分専用の魔除けとする

     11月号の特別付録「ブラックオニキス・クリスタル」(以下「ブラックオニキス」)を使って呪術を行う前に、あなたのエネルギーを石に記憶させよう。魔術儀式でいうところの「聖別」だ。これによってブラックオニキスは、あなた専用の「魔除けの石」となる。
    【聖別の手順】
    (1) まずは、だれにも邪魔されない環境を確保しよう。携帯の電源などはオフにしておくのが望ましい。また、聖別を行う場所は、ざっと片づけて掃除をしておくこと。
    (2) ブラックオニキスを清潔な布で拭い、表面の汚れを落とす。あなた自身もシャワーを浴びて口をすすぎ、穢れを落としたうえで清潔な服に着替えよう。時間がなければ、手を洗い、口をすすぐだけでもよい。
    (3) 椅子に深く腰をかけるか、床に正座する。左手にブラックオニキスを乗せて、しばしじっくりと眺める。
    (4) ブラックオニキスを手の上で転がしたり、両手で包み込んだりしながら、石が手に触れる感触を味わい、石に意識を集中させていく。
    (5) 引きつづきブラックオニキスの感触を味わいながら、目を閉じて、石と自分が一体化するのをイメージする。
    (6) 左手にブラックオニキスを乗せた状態で、息を3回吹きかける。息はできるだけ細く長く吐き、吐き切ってから次のひと息をと、丁寧に時間をかけて行うのがポイントだ。
     これで聖別は終了である。
     できれば毎日1回、数分でもよいのでブラックオニキスを左手に乗せ、愛でる時間を設けてほしい。
    【携帯と保管について】
     携帯する際には、付録の巾着に入れて持ち歩けばよい。室内に置いておくときは、清浄な場所を選ぼう。
     また、聖別を終えたブラックオニキスは、あなただけのお守なので、むやみに他人に触れさせたり、見せびらかしたりするのは、やめておくほうがよい。
    【浄化の方法】
     ブラックオニキスが、なんとなく濁っていると感じたときや、ネガティブな感情などに長時間さらされてしまったときは、浄化を施そう。
     部屋に鉢植えの植物がある人や、プランターなどで植物を育てている人は、ブラックオニキスを土の上にひと晩置いて、月光浴をさせるのがおすすめだ。できれば満月の夜が望ましい。
     鉢植えなどがない人は、月光浴をさせるだけでも十分だ。
    【留意事項】
     ブラックオニキスが悪しきものを遠ざけることは、先に述べたとおりである。
     その魔除けの力が発揮されると、たとえば、これまでつきあいのあった人が疎遠になる、執着していたものにあまり興味が湧かなくなるなど、人間関係や自分の生活態度に思わぬ変化が起こることがある。
     そのような変化はおおむね、物事がよい方向に動いた証拠なので、あわてずに受け入れていただきたい。
    目を閉じて、ブラックオニキスと自分が一体化するのをイメージする。手順(5)参照。

    ブラックオニキスの力を利用して光のバリアーを張る

     ブラックオニキスを使った、悪しきものを遠ざける呪術を紹介しよう。
     悪しきものの正体は、生身の人間の場合もあれば、目には見えないエネルギーの場合もあることだろう。
     いずれの場合でも重要なのは、あなた自身が「強くある」ことだ。ネガティブな感情に押し流されず、確固たる自分を意識すれば、さまざまな悪しきものを撃退できる。
    
    【呪術の手順】
    (1) この呪術は、夜10時以降に行っていただきたい。また、携帯の呼びだし音に邪魔されたり、同居人からの横槍が入ったりしないよう、ひとりになれる時間と場所を確保しよう。
    (2) ブラックオニキスを左手で握り、その上から右手をかぶせ、その手を胸の前へ持っていく。
    (3) 目を閉じて、手にしたブラックオニキスから、自分がすっぽりと入るくらいの卵形の光のバリアーが広がり、自身が包み込まれることをイメージする。少なくとも数分程度の時間をかけて、やや厚みのある強固なバリアーが自分の周囲に張られることをイメージしてほしい。
    (4) バリアーが張れたと感じたら、翌日に備えて就寝する。疲れをためず、しっかりと体を休めることは、自らの運気と免疫を上げるのに役立つ。
    (5) 翌日は、ブラックオニキスを鞄などに忍ばせて出かけよう。万が一、持参できなくても、バリアーの効果は維持できるので心配は不要だが、持参していれば、必要に応じてトイレの個室などでバリアーを張り直せるというメリットがある。
    (6) 夜10時以降に張ったバリアーは、翌日いっぱい効力を維持する。だから心を安らかに、胸を張って堂々と行動しよう。
     そして、自分の周囲に卵形のバリアーがあることをたまにイメージし、すっぽりと包まれて守られている自分を意識してみよう。バリアーの威力がいっそう強まり、心地よい環境を引き寄せることができる。よからぬものは自然と遠のき、清々しい一日を過ごせるだろう。
    自分の周囲に卵形のバリアーが張られることをイメージする。手順(3)参照。
    【留意事項】
     この呪術を成就させるポイントは、真摯な態度で行うことと、効果を信じることだ。あなたの周囲に光り輝くバリアーが張られ、それがあなたを守っていることを疑わないでほしい。
     また、自分を守るためのバリアーを張ることに、専心することも重要だ。表現を換えると、「○○さんが自分に近寄らないように」とか「○○さんの恨みから守られるように」といった、余計な念を入れてはいけない。ましてや、イヤな相手の失脚や左遷を願うなどは論外だ。多少なりとも呪術めいたことをするなら、「人を呪わば穴ふたつ」という戒めを忘れてはならない。
     蛇足ながら、「潜在意識には主語がない」という言葉もある。つまり、相手を攻撃するような思いや言葉は、そのまま自分を攻撃する思いや言葉になり、自身を傷つける。そのような事態を招かないよう、ブラックオニキスの力を借りてポジティブな意識状態を保ってほしい。

    LUA

    占い、呪い、開運と、ジャンルを超えて活動するユニークな占術家。2017年に上梓した『78枚で占う、いちばんていねいなタロット』(日本文芸社)が大ヒット。近著は『オリジナルカード78枚ではじめる いちばんたのしい、タロット占い』(日本文芸社)。蜘蛛好き。ホラー好き。東京都出身。大阪府在住。水瓶座、AB型。

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