死なないための家でいかに暮らすか? 三鷹天命反転住宅を占い師・暮れの酉が風水鑑定!
「人間を死ななくする家」三鷹天命反転住宅。唯一無二のその間取りは、風水的にどうなのか? だれもやったことのない鑑定に、ベテラン人気占い師が挑む!
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「風水的には、2024年から九運がはじまる」——玄空飛星派の風水師にして日本占星術協会会長の田中要一郎氏に「九運」についてお話をうかがった。
「風水的には、2024年から九運がはじまる」——2023年の終わりに、そんな情報がwebムー編集部にもたらされた。九運とは何か。そして、九運がスタートする2024年は、どんな年になるのか。玄空飛星派の風水師にして日本占星術協会会長の田中要一郎氏にお話をうかがった。
——早速ですが、「九運」とは何でしょうか。
「風水では、三元九運(さんげんきゅううん)といいまして、180年を1周期とする時間の概念が使われます。この180年は、60年周期で上元(じょうげん)、中元(ちゅうげん)、下元(げげん)の3つに区分され、この3つがさらに20年ずつに区分されて、3×3で9つの運、すなわち一運から九運になっています。
上元・中元・下元の各60年は六十干支の周期と一致しますが、じつは60という数字は、土星の公転周期(約30年)と木星の公転周期(約12年)の最小公倍数でもあります。もともと六十干支は、土星と木星の公転周期をもとにつくられたものではないかと考えられます。そして一運から九運の各20年というのは、木星と土星が会合する周期と一致しています。
下の表を見ていただくとわかるとおり、2004〜2023年は八運でしたが、2024年の立春からは九運に入ります。ここで運が大きく変わっていくことになります。旧暦で見ますので、2024年の元日からでなく、節分から『九運に入る』というわけです」
——九運にはそれぞれ特徴があるのですね。
「そうです。たとえば現在の八運では、八卦の“艮”に象徴されるような出来事が起こりやすくなります。艮とは山のイメージで、五行では土のエネルギーを表します。また、子供という意味もあります。ですから2004〜2023年は地震が多かったし、子供の虐待や子供の貧困、少子化などが社会的にクローズアップされました。
ひとつ前の七運(1984年~2003年)は“兌”です。兌とは女性のイメージで、それにリンクして1985年には男女雇用機会均等法が施行され、女性の社会進出が本格化しはじめました。兌には口という意味もあるのですが、携帯電話が普及しはじめたのがちょうど七運の時期と重なります。
さらに前の六運(1964~1983年)は“乾”で、父親や集団のトップ、あるいは政府を意味します。六運のただなかに当たる1968〜1970年には全共闘による学生運動がピークで、政府と学生たちがぶつかりあいました。お隣の中国では1966年に文化大革命がはじまり、以降の10年間で旧来の権威がすべて崩れ去ったのです。
そして五運(1944~1963年)は、破壊と腐敗の星とされる五黄土星の影響が強い時期でした。第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争が次々と起こり、東南アジアの多くの国々が大変な目に遭いました」
——2024年から2043年の「九運」はどのような期間になるのでしょうか。
「九運は“離”で、中年女性という意味がありますから、人格的に成熟した女性の社会進出が目覚ましくなることが考えられます。女性の大統領や総理大臣が誕生する可能性も十分にあるでしょう。それ以外では目という意味があります。すでにその影響は出はじめていて、たとえばヴァーチャル・リアリティーやメタバースなど、視覚的な情報にウェイトを置いた技術が発展し、新しい世界が生まれつつあります。
離は五行でいうと“火”なので、温暖化がますます進むという懸念もありますし、火器の使用すなわち戦争や、エネルギー革命、さらには火山の噴火もあり得ると考えています。
また、離には文明という意味もあるので、テクノロジーの発展はこれまでよりさらに促進されます。180年前の離の時代には産業革命が起こり、文明のあり方が激変しました。今回の九運は2024〜2043年ですが、その間に産業革命に匹敵するような大きな変化が起きるかもしれません」
——三元九運と風水とはどのような関係がありますか。
「大きな目で見れば、離に象徴される九運の間は、南に山、北に水のある土地が発展するといえます。ですから、国でいえば、南にいくつもの山脈、北に北極海を有するロシアは、もしかしたら勢いが増すかもしれません。日本国内では日本海側、北九州、四国の瀬戸内海側が活性化する可能性があります。
お隣の中国はどうかといえば、北京を中心に見た場合、北東に山、南西に黄河や揚子江がありますから、艮に象徴される八運の時期には非常に力がありました。しかし、九運になるとガラリと運が変わりますから、2024年からの20年は、むしろ厳しい立場に追い込まれそうです。
また、2024年の傾向をいうなら、六十干支が甲辰(きのえたつ)です。甲は甲羅の甲で、この象意が悪く出ると状況や考え方が硬直します。ただ、甲は十干の最初で種の殻という意味もあるので、物事のはじまりを表します。そして辰に手偏をつけると振という字になり、振るう、動きだす、活発化することを示します。つまり、どちらも何かがはじまるという点では共通しているのです。
さらに、2024年は三碧木星の年で、八卦は震。情報の発達、動く、地震といった意味があります。方位は東で、太陽が昇るときのように何かが現れることを暗示します。ただ、三碧の年は景気がいいんです。36年前の三碧は、ちょうどバブルの入り口でした。あのときのような景気のよさが見られるかもしれません」
——そうした大きな流れを個人が生かす方法は?
「個人というレベルになるかどうかはわかりませんが、たとえば、重要なポストに女性を登用する、視覚に関係する技術開発に力を入れる、ヴィジュアルに訴えるといったことはできると思います。また、考え方を硬直させず、柔軟性をもって新しいことに取り組む姿勢も開運につながるでしょう」
webムー編集部
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